就活インターンシップ参加後のお礼状を完璧にするための、例文と書き方を紹介する記事。
たて書き手紙・よこ書きメールの2パターンについて解説します。
まずは基本として、
インターンシップのお礼状は以下のような構成になっていると、すばらしい手紙となります。
▼インターンシップお礼状の構成(手紙・縦書きVer)
- お礼状は「拝啓 (挨拶)」で書き始める
・挨拶の部分は定型文でよい
・長くなるためくわしくは本文にて
・ほかには「謹啓 (挨拶)」でもよい
↓ - 時候の挨拶
「○○の候 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」などを使う
↓ - インターンのお礼をシンプルに
「お礼申し上げます」など
↓ - インターンで学んだこと・感想
・ここがもっとも重要!
・あなた自身が学んだことや感想を述べる
↓ - 入社意欲を伝える
・定型文でよい
↓ - お礼状の結びは相手を気づかうフレーズ
・定型文でよい
↓ - 「敬具」などでお礼状を締める
・拝啓(文章)敬具
・謹啓(文章)謹白
でひとつのセットとなる
↓ - 日付+署名
↓ - 完成!
こんな感じで書くと好感度UPすること間違いなし。
それでは具体的に、
例文をみながら「インターンシップお礼状の書き方」を学んでいきましょう。
就活のご参考にどうぞ。
※ こんなメールってあり?というご質問がありましたら、添削しますのでコメント欄にお願いします。
この記事の目次
【縦書き・手紙】インターンシップお礼状の書き方
まずはインターンシップのお礼状を「たて書き・手紙」で送るシーン。
この場合は以下のように書くと好感が持てます。
【手紙の例文】インターンシップお礼状
【手紙の書き方・注意点】インターンお礼状
インターンシップお礼状の書き方について。
たて書きにする時の注意点をまとめます。
「拝啓ー敬具」「謹啓ー謹白」でひとつのセット
「拝啓ー謹白」のような使い方はしない
「敬具」の位置は下ぞろえ
改行あり・なし、どちらでも可
空白を適切につかうと読みやすくなる
「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」だけでOK
かた苦しい敬語じゃなくて大丈夫
でも正直なところどちらでもよい
【メール】インターンシップ・お礼状の書き方
わたしのオススメは手紙ではなく、お礼状をメールで送ること。
理由はのちほど解説しますが、
まずはお礼状をメールで書くときの構成について。
以下のような構成になっているとすばらしいお礼メールとなります。
▼ インターンシップお礼メールの構成
- メール件名は
「インターンシップのお礼(大学・氏名または名字)」
・お礼メールするときの件名は「○○のお礼」
・就活メールでは( )内に大学名+氏名または名字をいれると親切
↓ - メール宛名は大きく2パターン
①宛名が多すぎるとき
責任者
(CC:社員の皆さま)
②宛名が5名くらいでおさまる
加藤部長 佐藤課長 伊藤様
↓ - 冒頭の挨拶
「お世話になっております」
↓ - インターンのお礼をシンプルに
「ありがとうございました」
↓ - インターンで学んだこと・感想
・ここがもっとも重要!
・あなた自身が学んだことや感想を述べる
↓ - 入社意欲を伝える
・定型文でよい
↓ - メール結びは「今後もよろしく」的なフレーズ
・定型文でよい
↓ - メール署名を忘れずに!
↓ - 完成!
こんな感じで書くと好感度UPすること間違いなし。
それでは具体的に、
例文をみながら「インターンシップお礼メールの書き方」を解説します。
【メール例文】インターンお礼状
件名:インターンシップのお礼(東京大学・伊藤)
◯◯株式会社
加藤部長、佐藤課長、斉藤様
お世話になっております。
東京大学・工学部の伊藤です。
この度は貴社インターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。
他では得られない、貴重な体験をすることができました。
特に、研究開発の仕事を体験したことで、大学の研究室にはない“成果を求めること”の厳しさを初めて知ることができました。
研究開発職の“プロとしての厳しさ”を知ることができ、私も厳しい仕事環境に身を置くことで、成果を求めながら自身の成長を達成していきたい、と強く感じました。
また、社員の皆様の温かいご指導と、仕事に対する思いに触れることで、ますます貴社への入社意欲が高まりました。
インターンシップで学んだことを糧に、これからの就職活動に励んでいきたいと思っております。
今後ともご指導のほど、何卒宜しくお願いいたします。
*******************
東京大学
工学部
伊藤 太郎
住所
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
*******************
【書き方】インターンお礼状
件名:インターンシップのお礼(東京大学・伊藤)
お礼メールの件名は「~~のお礼」とする。
これはどんなお礼メールであっても普遍のマナー。
誰からのメールか分かるように( )書きで大学名と名字を入れると親切。
◯◯株式会社
加藤部長、佐藤課長、斉藤様
お礼メールの宛先はインターンでお世話になった社員が複数いれば複数名を記入する(最大5名)。
宛名が6名以上になる場合、インターンシップの責任者のみを宛先にし改行して(CC:社員の皆様)とする。
役職者は「○○部長」だけでよく「加藤部長 様」だとNGとなるためご注意を。
連名にするときは役職の高いヒトから順番に書いていくのが基本。
「加藤課長 佐藤部長 小林役員」みたいな書き方はNGとなるためご注意を。
お世話になっております。
東京大学・工学部の伊藤です。
面識のある相手なので「いつもお世話になっております」か、
「お世話になっております」のどちらかを使ってもよい。
初対面の相手には「(これから)お世話になります」を使う。
この度は貴社インターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。
他では得られない、貴重な体験をすることができました。
まずインターンシップに参加させてもらった“お礼”を簡潔に述べる。
ここは決まり文句なので独自性は必要なし。
“させていただく”は何度も使うと耳につくのでマックス1回にする。
特に、研究開発の仕事を体験したことで、大学の研究室にはない“成果を求めること”の厳しさを初めて知ることができました。
研究開発職の“プロとしての厳しさ”を知ることができ、私も厳しい仕事環境に身を置くことで、成果を求めながら自身の成長を達成していきたい、と強く感じました。
インターンシップで学んだことを“自分の言葉”で語る。敬語が多少、おかしくなっても構わない。「インターンで感動したことを素直に伝え、今後の人生に活かしたい」という流れが最も使える。もっと長々と書いてもよい。
また、社員の皆様の温かいご指導と、仕事に対する思いに触れることで、ますます貴社への入社意欲が高まりました。
インターンシップで学んだことを糧に、これからの就職活動に励んでいきたいと思っております。
お決まりのお礼繰り返しとこれからの抱負を語る。
ここは独自性を出す部分ではないため変えなくてよい。
今後ともご指導のほど、何卒宜しくお願いいたします。
たとえ今後、関わることがないとしても社交辞令として結びに入れておくと文章のまとまり感がでる。
おまけ的な部分になるため長々と書く必要はない。
*******************
東京大学
工学部
伊藤 太郎
住所
電話:xxx-xxxx-xxxx
Eメール:xxxx@xxxx
*******************
最後はお決まりの署名。
同じ苗字の人と混同してしまうことを防ぐため名前はフルネームで記載しておくこと。
最初の名乗る部分では苗字だけでも良い。
一般的に「大学名+学部名+学科名+氏名+住所+電話+Eメール」で構成されているとよい。