つづいて外資系コンサルファームそれぞれの企業について、日本法人の目安年収をまとめます。
個人差が大きすぎて年収ランキングは作成不能。
なのですが、なんとな〜く上に位置する企業ほど年収期待値は高くなります。
第1位:マッキンゼーの年収
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.1は「マッキンゼー(McKinsey)」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース 年棒 (万円) |
インセンティブ 賞与 |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
ビジネス アナリスト 見習い |
550-825万円 | 550 | ゼロ~ 年棒x50% |
初任給 院卒 |
ビジネス アナリスト 見習い |
550-825万円 | 550 | ゼロ~ 年棒x50% |
新卒2-4年目 24-26歳 |
ビジネス アナリスト 見習い |
600-1200万 | 600-800 | ゼロ~ 年棒x50% |
新卒3-7年目 25-29歳 |
ジュニア アソシエイト 係長 |
800-1500万 | 800-1000 | ゼロ~ 年棒x50% |
新卒5-8年目 27-30歳 |
アソシエイト 課長代理 |
1100-2100万 | 1100-1400 | ゼロ~ 年棒x50% |
新卒8-12年目 30-34歳 |
マネージャー 課長 |
1500-2850万 | 1500-1900 | ゼロ~ 年棒x50% |
新卒13-18年目 35-40歳 |
アソシエイト プリンシパル 部長 |
2000-9000万 | 2000-3000 | ゼロ~ 年棒x200% |
目安なし | パートナー 役員 |
5000万円~ 2億円 |
5000 | ゼロ~ 年棒x300% |
※ アソシエイト以降の年収はボーナス額によって大きくかわる。
※ アソシエイトプリンシパルとパートナーは成果連動分がとてつもなくおおきい。
このクラスで普通に成果を出し続ければ、ストックオプションなどのインセンティブで年収1億円も余裕で超える。
※ どのポジションでも年棒制であり、残業代は年棒にふくまれる
※ 同じポジションでも毎年のベース昇給あり
(ただし最低ランク評価だと昇給しない、前年の評価次第で上下あり)
※ 退職金積み立て別途: 年収x15%くらい
(外資系は退職金のない企業も多く、このベネフィットはおおきい)
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ Up or Out
▼ インセンティブの考え方
「ゼロ」:平均より下の評価
「年棒x10%」: 凡人~平均よりやや上の評価
「年棒x20%」:トップ層の評価
「年棒x50%」:スーパーマン
「青 天 井」:プリンシパル、パートナー ※ストックオプションもインセンティブの一部に含めると青天井になります。
第2位:ボストンコンサルティング・グループ(BCG)年収
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.2は「ボストンコンサルティング・グループ(BCG)」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース 年棒 (万円) |
ボーナス 賞与 (万円) |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
アソシエイト 見習い |
700万円 | 600 | 100 |
初任給 院卒 |
アソシエイト 見習い |
700万円 | 600 | 100 |
新卒2-4年目 24-26歳 |
アソシエイト 見習い |
700-800万円 | 600 | 100-200 |
新卒3-7年目 25-29歳 |
シニア アソシエイト 係長 |
900-1000万円 | 800 | 100-200 |
新卒6-8年目 28-30歳 |
コンサルタント 課長代理 |
1320-1800万 | 1200 | 年棒 x10~50% |
新卒8-12年目 30-34歳 |
プロジェクトリーダー 課長 |
1870-2550万 | 1700 | 年棒 x10~50% |
新卒13-18年目 35-40歳 |
プリンシパル 部長 |
2420-6600万 | 2200 | 年棒 x10~200% |
目安なし | パートナー 役員 |
4400万円 ~1.6億円 |
4000 | 年棒 x10~300% |
※ コンサルタント以降の年収はボーナス額によって大きくかわる。
※ プリンシパルとパートナーは成果連動分がとてつもなくおおきい。
このクラスで普通に成果を出し続ければボーナス含めて年収1億円超。
※ どのポジションでも年棒制であり、残業代は年棒にふくまれる
※ 個人の評価・会社業績におうじてボーナスあり。
※ 同じポジションだとベース年棒は変わらない。完全に役職連動の年棒制。
※ 退職金なし
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ Up or Out
▼ ボーナスの考え方
・年棒x10%:凡人~平均よりやや上の評価
・年棒x20%:平均より上かつトップ層未満
・年棒x30%:トップ層の評価
・年棒x50%:スーパーマン
・青 天 井:プリンシパル、パートナー
第3位:ベイン・アンド・カンパニー年収
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.3は「ベイン・アンド・カンパニー(Bain & Company)」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース 年棒 (万円) |
ボーナス 賞与 (万円) |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
アソシエイト コンサルタント 見習い |
650-750万円 | 500 | 年棒 x30~50% |
初任給 院卒 |
アソシエイト コンサルタント 見習い |
650-750万円 | 500 | 年棒 x30~50% |
新卒2-4年目 24-26歳 |
アソシエイト コンサルタント 見習い |
715-825万円 | 550 | 年棒 x30~50% |
新卒3-7年目 25-29歳 |
シニア アソシエイト コンサルタント 係長 |
910-1050万円 | 700 | 年棒 x30~50% |
新卒6-8年目 28-30歳 |
コンサルタント 課長代理 |
1300-1700万 | 1000 | 年棒 x30~70% |
新卒8-12年目 30-34歳 |
ケースチームリーダー 課長 |
1820-2800万 | 1400 | 年棒 x30~100% |
新卒13-18年目 35-40歳 |
プリンシパル 部長 |
2340-5400万 | 1800 | 年棒 x30~200% |
目安なし | パートナー 役員 |
3250万円 ~1億円 |
2500 | 年棒 x30~300% |
※ コンサルタント以降の年収はボーナス額によって大きくかわる。
※ プリンシパルとパートナーは成果連動分がとてつもなくおおきい。
※ どのポジションでも年棒制であり、残業代は年棒にふくまれる
※ 会社業績+個人評価におうじて毎年ボーナスあり。
※ 同じポジションでも毎年のベース昇給あり
(ただし最低ランク評価だと昇給しない、前年の評価次第で上下あり)
※ 退職金なし
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ Up or Out
▼ ボーナスの考え方
・年棒x30%:平均以下の評価
・年棒x40%:凡人〜平均よりやや上の評価
・年棒x50%:平均より上、トップ層未満
・年棒x60%:トップ層の評価
・年棒x70%以上:スーパーマン
・青 天 井:プリンシパル、パートナー ※ストックオプションなどのベネフィットも考慮
第4位:A.T.カーニー年収
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.4は「ATカーニー(A.T. Kearney)」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース 年棒 (万円) |
ボーナス 賞与 (万円) |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
ビジネスアナリスト 見習い |
600-660万 | 600 | 年棒 x0~10% |
初任給 院卒 |
ビジネスアナリスト 見習い |
600-660万 | 600 | 年棒 x0~10% |
新卒2-4年目 24-26歳 |
ビジネスアナリスト 見習い |
650-825万 | 650-750 | 年棒 x0~10% |
新卒3-7年目 25-29歳 |
シニア ビジネスアナリスト 係長 |
750-1020万 | 750-850 | 年棒 x0~20% |
新卒6-8年目 28-30歳 |
アソシエイト 課長代理 |
1200-1500万 | 1200 | 年棒 x0~25% |
新卒8-12年目 30-34歳 |
マネージャー 課長 |
1600-2400万 | 1600 | 年棒 x0~50% |
新卒13-18年目 35-40歳 |
プリンシパル 部長 |
2000-4000万 | 2000 | 年棒 x0~100% |
目安なし | パートナー 役員 |
4000万円 ~1.2億円 |
4000 | 年棒 x0~200% |
※ アソシエイト以降の年収はボーナス額によって大きくかわる。
※ プリンシパルとパートナーは成果連動分がとてつもなくおおきい。
※ どのポジションでも年棒制であり、残業代は年棒にふくまれる
※ 会社業績+個人評価におうじて毎年ボーナスあり。会社の業績によるところがおおきい。成果にはボーナスというより昇進で報いる仕組み。
※ 同じポジションでも毎年のベース昇給あり
(ただし最低ランク評価だと昇給しない、前年の評価次第で上下あり)
※ 退職金の有無は不明
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ Up or Out
▼ ボーナスの考え方
・年棒x 0%:会社業績が赤字x平均の個人評価
・年棒x 5%:会社業績が黒字x平均の個人評価
・年棒x10%:会社業績が好調x平均の個人評価
・年棒x15%:平均より上、トップ層未満
・年棒x20%:トップ層の評価
・年棒x25%以上:スーパーマン
・青 天 井:プリンシパル、パートナー ※ストックオプションなどのベネフィットも考慮
第5~6位:オリバーワイマン、L.E.Kコンサルティング
準備中
第7位:デロイトトーマツの年収
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.7は「デロイト・トーマツ(Deloitte Tohmatsu)」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース年棒 +残業代 (万円) |
インセンティブ 賞与 |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
ビジネス アナリスト 見習い |
530-795万円 | 530 | 年棒 ×0~50% |
初任給 院卒 |
ビジネス アナリスト 見習い |
540-810万円 | 540 | 年棒 ×0~50% |
入社2-4年目 24-26歳 |
コンサルタント 主任 |
620-1080万 | 620-720 | 年棒 ×0~50% |
入社5-7年目 27-29歳 |
シニア コンサルタント 係長 |
780-1350万 | 780-900 | 年棒 ×0~50% |
入社8-12年目 30-34歳 |
マネージャー 課長 |
1100-1800万 | 1100-1200 | 年棒 ×0~50% |
入社13-18年目 35-40歳 |
シニア マネージャー 次長 |
1300-2100万 | 1300-1400 | 年棒 ×0~50% |
入社18-28年目 40-50歳 |
ディレクター 部長 |
2000万円~? | ? | NA |
目安なし | パートナー ディレクター 役員 |
4000万円? | ? | NA |
※ コンサルタント以降は裁量労働制となり残業代ふくむ
月100時間超の残業・深夜残業22時~・土日出勤は別で申請できるが…
※成果に応じてインセンティブあり: +年棒の0~50%だが平均的には+10%くらいか。
※ マネージャー以上は昇格がきびしい
※ どのポジションでも年棒制
※ 成果&上司の評価に応じて出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ 年収に加算するべき福利厚生は特にない。日系企業と年収を比較するときには▲200万円して考えるのが妥当。
第8位:アクセンチュアの年収
準備中
第9位:EYアドバイザリーの年収
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.9は「EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース年棒 (万円) |
ボーナス 賞与 |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
アナリスト 見習い |
490万円 | 450 +残業代 |
40 |
初任給 院卒 |
アナリスト 見習い |
490万円 | 450 +残業代 |
40 |
入社2-3年目 24-26歳 |
コンサルタント 見習い |
550-640万円 | 470-550 +残業代 |
80-90 |
入社3-5年目 27-29歳 |
シニア コンサルタント 係長 |
640-750万円 | 550-650 | 90-100 |
入社5-8年目 27-30歳 |
マネージャー 課長 |
810-920万円 | 700-800 | 110-120 |
入社8-13年目 30-35歳 |
シニア マネージャー 次長 |
1050-1260万円 | 900-1100 | 150-160 |
入社13-18年目 35-40歳 |
ディレクター 部長 |
1400-1620万円 | 1200-1400 | 200-220 |
目安なし | パートナー 役員 |
3000万円? | 不明 |
※ どのポジションでも年棒制
※ シニアコンサルタントまでは残業代別途あり
(違法残業で労基署に書類送検されたためルール改正)
※ 住宅手当・退職金なし
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ UP or STAY or DOWN
※ ボーナスは会社の業績連動であり個人の成果は関係ない。おおむね月給x2ヶ月分/年の支給
※ このほかにも個人の成果におうじてインセンティブあり
(年収例には含まれない)
第10位:PwCコンサルティングの年収
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.10は「PwCコンサルティング」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース年棒 +残業代 (万円) |
ボーナス 賞与 |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
アソシエイト 見習い |
460-550万円 | 420 | 年棒 ×10-30% |
初任給 院卒 |
アソシエイト 見習い |
460-550万円 | 420 | 年棒 ×10-30% |
入社2-4年目 24-26歳 |
アソシエイト 見習い |
500-650万円 | 450-500 | 年棒 ×10-30% |
入社5-7年目 27-29歳 |
シニア アソシエイト 係長 |
600-780万円 | 550-600 | 年棒 ×10-30% |
入社8-12年目 30-34歳 |
マネージャー 課長 |
990-1170万 | 900 | 年棒 ×10-30% |
入社13-18年目 35-40歳 |
シニア マネージャー 部長 |
1320-1560万 | 1200 | 年棒 ×10-30% |
入社13-18年目 35-40歳 |
ディレクター 部長 |
2000万円~? | 2000 | NA |
目安なし | パートナー 役員 |
3000万円? | 不明 | NA |
※ どのポジションでも年棒制
※ 残業代50時間/月を年棒にふくむ、裁量労働制。
(超過分は申請できるが実際には…)
※ ボーナスは年棒x10-30%。平凡な評価だと+10%となる。
※ 住宅手当・退職金なし
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ 評価が低いと退職せざるを得ない状況に陥る
第11位:KPMGコンサルティング
外資系コンサルティングファームの年収ランキング。
No.11は「KPMGコンサルティング」
年 齢 | 役 職 | 年 収 | ベース給 +残業代(万円) |
ボーナス 賞与 |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
アナリスト 見習い |
468-560万円 | 468 | 年棒 ×0-20% |
初任給 院卒 |
アナリスト 見習い |
468-560万円 | 468 | 年棒 ×0-20% |
入社2-3年目 24-26歳 |
アナリスト 主任 |
470-600万円 | 470-500 | 年棒 ×0-20% |
入社4-7年目 26-29歳 |
コンサルタント 主任 |
500-720万円 | 500-600 | 年棒 ×0-20% |
入社8-13年目 30-35歳 |
シニア コンサルタント 係長 |
600-960万円 | 600-800 | 年棒 ×0-20% |
入社11-15年目 33-38歳 |
マネージャー 課長 |
800-1200万円 | 800-1000 | 年棒 ×0-20% |
入社15-18年目 38-40歳 |
シニア マネージャー 部長 |
1200-1680万 | 1200-1400 | 年棒 ×0-20% |
入社18-28年目 40-50歳 |
ディレクター 部長 |
1500-2200万 | 1500-2000 | 年棒 ×0-20% |
目安なし | パートナー 役員 |
2000万円~? | 不明 | NA |
※ どのポジションでも年棒制
※ 残業代25時間/月を年棒にふくむ、裁量労働制。
(超過分は申請できるが実際には…)
※ ボーナスは年棒x0-20%。会社が黒字でかつ個人評価が平凡だと+5%くらいになる。
※ 住宅手当・退職金なし
※ 成果&上司評価で出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ 評価が低いと退職せざるを得ない状況に陥る
結局は役職とインセンティブ次第…
外資系コンサルティングファームの年収をムリやりランキングしてきましたが…
ここまで見てきたように、デロイトなどBIG4とマッキンゼーなどMBBにはものすごい差があります。
ただ同格の企業であれば給料体系はそう大きく差はありません。
じゃあ何で年収が決まるか?
というとすべては
役職とインセンティブ報酬(or賞与)です。
インセンティブや賞与は
会社の業績に連動していたり、個人の評価に連動していたり、その両方だったり、いろいろな決め方があります。
上記の年収目安で幅をもたせているためおおむね合っているかと。
一般的な考え方としては
稼いでない会社ほどインセンティブ報酬もしょぼいものになりがち。賞与とかインセンティブって、会社の利益から業績に貢献した人におおく報酬を与えようというコンセプトだからです。
したがって
会社が赤字であればインセンティブを支払う余力はありません。
で、
なぜ似たような業界のベース給は同じになるのか?
ということですが…
労働組合のない外資系企業であれば、ライバル企業に人材が流出するのを防ぐため。
業界で似たようなクラスの年収水準にしようとしてたら、みんな同じようなベース給になっちゃったというパターン。
外資系コンサルは実力主義というけど、ホントは違う
よく外資系企業というか
外資系コンサルタント業界で勘違いされていること。
「完全に成果主義・実力主義であり、実績をあげれば上にいける」
これは
半分は合ってるけど半分は間違い。なぜなら、あなたの実績を評価してインセンティブを決めるのが上司だから。
ノルマの2倍も売ったのに…
極端なたとえですが
「ノルマ x 2倍の売上を記録した!」
というとき。
普通なら最高評価がつけられるべきなのですが…
上司から変なイチャモン、たとえば
「それって運よくマーケットが伸びただけで偶然だよね?」
「何もガンバってないよね?」
こんなのを食らったら平均的な評価になってしまいます(経験あり)。
これは実際にあった話なのですが、
わたしはイチイチ上司に反論するのがメンドくさいので
「ホントに運が良かっただけです。ハハハ」といって受け入れます(これがダメなのかも?)。
なんか
さも自分の成果だったかのようにアピールするのがめんどくさいのですよね…
まぁ
逆にノルマ達成できなかったのにトップクラスの評価だったこともあり、生涯で見るとなんとな〜くバランスしているのかもしれませんが…
なんちゃって成果主義で重要なこと3つ
つまり成果主義といっても重要なのは
① 上司と仲よくする能力
② クライアントのためじゃなく上司のために働く能力
③ 上から認められるようにアピールし続ける能力
ということなのです。
「結果さえ出していれば給料も上がるし役職も上がる」ということには絶対になりません。ご注意ください。
とくに外資系企業だと
理不尽な人事評価はおおくあります。上司の権限がつよすぎることが問題。
そうなると
・如何に上司に嫌われないようにするか
・どう高い評価を得るか
ということばかりに気を遣うようになります。
成果に集中したい人は嫌気がさして、
より良い上司を求めて転職を繰り返すことになるでしょう。
ということで
上司とソリが合わなければムリして続けず転職先を探しましょう。
※ちなみに日系はたとえ理不尽な評価がついてもクビにはならないから、上司に逆らって好き勝手できる。
「日系vs. 外資系」どっちが年収高い?
見ため年収は高い外資系コンサルタント。
でも
「福利厚生をすべて現金化しているから年収高くなる」という見方もできます。
そこで
日系企業と比較するときにポイントとなる手当や福利厚生について少し…
退職金のない企業は年収-100万円/年
まずは退職金の話。
おおくの外資系企業には退職金がありません。
いっぽうで日系企業だと
一般的な大企業の退職金は生涯賃金の10%くらい。
生涯賃金を3.2億円とすると3200万円が退職金となり
3.2+0.32=3.52億円くらいが平均的な大企業の生涯賃金です。
退職金3200万円を勤続年数38年でわると…
だいたい年間100万円ぐらいのインパクトがあります。
したがって退職金のある日系大企業と外資系企業を比較するときには、退職金インパクト年収100万円を差し引いて考えるのが妥当。
住宅手当のない企業は年収-80万円/年
つづいて住宅手当の話。
おおくの外資系企業には住宅手当がありません。
一般的な日系大企業だと
独身寮・社宅・住宅手当のいずれかが標準的についてます。
そうすると年収へのインパクトは
東京でだいたい80-100万円/年ほどになります(企業が負担している金額)。
その他の福利厚生で年収-20万円/年
そのほかには
地域手当・役職手当・扶養手当・子供手当・持ち家手当などなど。
外資系企業にはなくて日系企業にある福利厚生にはこれらの手当があります。
そうすると外資と日系では
少なく見積もっても年収20万円分くらいのインパクト。
MBBクラスは日系大手よりも完全に上、でもBIG4クラスは言うほど給料高くない
先ほどの福利厚生も年収にカウントすると…
「外資系 vs 日系」で年収を比較するときには200万円/年ほどを考える必要あり。
これを差し引いても
MBBクラス(マッキンゼー・BCG・ベイン・ATカーニー・オリバーワイマン・LEKコンサルティング)は完全に日系より年収高い。
ところが
BIG4クラス(EY、デロイトトーマツ、KPMG、PwC、アクセンチュア、IBMビジネスサービシズ、FTIコンサルティング)は正直なところ微妙…
日系大手と比べると年収はむしろ低いかもしれない。