「化学素材メーカーでやりたい仕事は何でしょうか?」こんな設問をES(エントリーシート)にする企業があります。
志望動機の設問がない会社の採用においては志望動機と同じと考えられますが、中には両方の設問が存在する会社もあります。
そこで「化学素材メーカー営業職でやりたい仕事」の例文を考えてみました。就職活動や転職活動のご参考になりましたら嬉しい限りです。
この記事の目次
ESに「やりたい仕事」の設問がある化学素材メーカー
各社のESでの設問は年によって異なりますが、現時点で知っている会社のものから引っ張ってきました。表現は違いますがこれだけの企業で「やりたい仕事」をきかれるのですから例えES設問になくても、面接で質問される可能性は十分にあるでしょう。
ということで対策をしておいて損は無いと思います。
- 三菱化学【2016年卒】:三菱化学で成し遂げたい夢*200字前後
- 三井化学【2016年卒】:入社後のキャリアイメージを教えてください*200字以内
- 東レ【2016年卒】:あなたが当社で挑戦したいこと、実現したいことを教えてください*300字以内
- 積水化学工業【2016年卒】:あなたは積水化学でどのようなことに挑戦したいですか?*230字以内
- 信越化学工業【2016年卒】:あなたが考えるあるべき社会人像*約500字
- 旭硝子【2016年卒】:旭硝子で興味のある仕事はありますか?自由にお書き下さい*30文字以下
なぜ「やりたい仕事」を聞くのか?
「やりたい仕事・夢」のない人は、入社してからも作業的に働くだけで仕事をしない社員になってしまうからです。
ヒトは「やりたいこと」があれば、どんな苦労があってもやり遂げるものです。たとえばあなたにも「趣味に打ち込む」「スポーツに打ち込む」といった、誰から強制されるでもなくやっていることってありますよね!?←無いって言わないでね…
従ってこの設問では
- 入社後にちゃんと働いてくれるか?
- この学生はやる気があるのか?
というポテンシャルを見られているのです。質問の意図はこういうことなので、やる気さえみせれば内容は問われません。でも、化学メーカーなのに「宇宙旅行を企画したいです!」といった内容ではもちろんダメ。
それなりに化学メーカーの仕事内容を把握し、あなたの自己PRと志望動機に沿った内容でやる気を見せる必要があります。そういう私は仕事に対して全くアツい想いはありませんでしたが、その場しのぎで色々と考えたのを覚えています。
それでは考え方を学んだところで、例文と書き方を解説しますね。
化学メーカー営業の「やりたい仕事」例文
こちらも志望動機と同じく、ESに書くとしたら肝心なことは本番(面接)にとっておき、当たり障りのない内容にすべきです。ツッコミどころ、突っ込んで欲しいところは敢えて書かずにおくこと。
それでは例文です。
私は新規開拓営業として世界各地を飛び回り、世界中で新規ビジネスを拡大していく仕事がやりたいです。素人から○○部レギュラー獲得に挑んできた中で、難しい課題にこそチャレンジしていくのが私の人生だからです。従ってビジネスの最前線である営業現場、さらにはその中でも厳しいと考えられるアフリカやインドといった世界の途上国での新規開拓営業の現場に立ち、貴社と自身の成長を実現したいです。*187文字
やりたい仕事の書き方と抑えるポイント
以下の3ステップでの流れがスムーズです。
①やりたい仕事の職種と内容
まずは簡潔にやりたい仕事の職種と内容を書きます。化学メーカー事務系では営業以外に特徴の出しようがないため「営業で新規開拓営業がしたい」としておきました。
①私は新規開拓営業として世界各地を飛び回り、世界中で新規ビジネスを拡大していく仕事がやりたいです。
②なぜその仕事がしたいか?
次にその仕事がやりたい理由を簡潔に書きます。
例文では「これまでの経験に基づき、困難にチャレンジしていきたいから」というようにしています。
②素人から○○部レギュラー獲得に挑んできた中で、難しい課題にこそチャレンジしていくのが私の人生だからです。
③何を実現したいか・夢?
最後に実現したいことで〆ます。ここでは「自身と企業の成長」を目標・夢に掲げています。
企業の成長に貢献したい、人の役に立ちたいといった社畜精神・ボランティア精神だけではダメ。仕事は自分のためでもあります。
「自身と企業、両方の成長」と言うほうが聞こえが良いでしょう。
③従ってビジネスの最前線である営業現場、さらにはその中でも厳しいと考えられるアフリカやインドといった世界の途上国での新規開拓営業の現場に立ち、貴社と自身の成長を実現したいです。
まとめ
おそらく化学素材メーカーを志望している学生のほとんどが「仕事が楽な割りに給料が良いから」という理由でしょう。
でも採用担当者や面接官はそういった、よこしまな学生を見破るためにこの質問を設けているのでしょうね。
ここでしっかりと語れる学生はポイントが高いと言えます。ぜひ適当な「やりたい仕事」を考えてみてくださいね。