化学素材メーカーのエントリーシートで志望動機を書くときに、総合職文系・理系を問わずやってはいけない書き方とその理由を解説します。
一般的な就職・転職活動サイトで推奨されている方法でやると、間違いなくこのNG集にひっかかるので、ご一読ください。
受けたい会社の具体的な製品名を書くのはNG!
貴社製品の◯◯のような素材を開発したいです。
この程度であればOKです。ですがこれ以上に企業の製品名を書く理由は存在しません。製品名を入れたい場合は、上記のように絶対に一文だけにしてください。
このように指摘する理由は、人事採用担当が自社のビジネスについて勉強不足で何も知らないからです。人事担当者の自社ビジネスに対する知識は、企業研究を実施したあなたと同じレベルだと考えてください。
採用担当者のビジネスレベルの低さについては、こちらの記事で指摘をしています。
結局ビジネスについて何も知らない人事採用担当者に、いくら製品の魅力を自分なりに説明したところで、良く調べましたね、それで?となって終わりです。
製品にスポットを当てるのではなく、もっと全体的な各社の戦略をちゃんと見極めましょう。企業の一部である製品にスポットを当てることには全く意味がありません。
全社的な戦略の中には、たとえば「グローバルニッチ」「売上◯兆円」「海外売上比率◯%」「ダウンストリーム戦略」などのキーワードがあります。
ESは突っ込みどころを残しておいて、この人と話がしてみたいと思わせることがポイントです!!
- 人事採用担当のビジネスレベルは極めて低い
- ESには具体的なことを書かない
- ESは面接官に突っ込んで欲しいところを敢えて書かない
その会社でなければならない理由を書くことはNG!
これもまた、もの凄く無意味なので止めましょう。三菱化学に入社しなければならない理由など存在しないのですから…
就職活動アドバイザーの言うとおりに無理やり三菱化学でなければならない理由を書くと、必ず無理やりな理由になります。せいぜい「お会いした社員の方々の人柄に魅力を感じました」というような当たり障りのない内容にしておきましょう。
エントリーシートの目的は面接に進むことだけです。
エントリーシートの段階でその化学メーカーでなければならない理由をしっかり書いてしまうと、必ず意味不明な内容になって無用なツッコミを受けることになります。
少し考えれば分かりますが、その会社の中身も知らない学生に三菱化学でなければならない理由など書ける訳がないのです。内情をよく知る面接官には勝ち目なし。
もし仮にあなたがその企業でなければならない理由を完璧に書けたとしても、今度は面接で話すことがなくなってしまいます。
面接に進んだあとのためにESでは突っ込みどころを残しておいて、面接でしっかりとその企業でなければならない理由を説明すればよいのです。
就活や転職における「面接官からのツッコミ」とは受け身の行動ではなく、あなたが突っ込んで欲しいところを敢えて書かずに自分で突っ込まれるように仕掛けるのですよ。
先ほどの製品名と同じく具体的なことは書かずに、その企業の全社的な戦略やビジョンだけを使うようにします。
または「お会いした社員に魅力を感じた」といった、どの企業にも当てはまるような適当な内容がGOODです。
- ESには無理やりその企業でなければならない理由は書かない
- ESはどの化学メーカーにも当てはまる適当な内容がGOOD
- ESは面接官に突っ込んで欲しいところを敢えて書かない
- 化学素材メーカー業界を志望する理由だけをしっかりと深堀りしておくこと
では何をESに書いたらよいの?
こんなことを言われると、書くことが無くなってしまうというあなた、ご安心を!
ちゃんとこちらの記事に必須アイテムを用意していますので、ご確認くださいね。