化粧品メーカー営業って何してる?仕事内容と男女問わず就職OKの理由

現役営業マンによる仕事内容の解説記事。化粧品メーカー営業職の仕事内容について就活生・転職者のよくある質問に

「営業職って何してるの?仕事内容は?」

「男だけど化粧品メーカーに就職できるの?」

「男性と女性の仕事内容って同じ?違う?」

というのがあります。

まずは結論として、男性でも化粧品メーカーに就職できます。実際に働いている人もいます。その理由や化粧品メーカーの仕事内容について、詳しくは記事中で解説していきます。

※美容部員(ビューティーコンサルタント)ではなく、大卒・総合職入社の営業の仕事内容です。

まずは化粧品メーカーの流通を学ぼう!

「流通」とは「あなたの手元に商品が届くまでにどのような経路をたどるか」のこと。実は営業職の仕事内容って、流通の仕組みを学べばすべてわかります。※コンサル用語で「バリューチェーン」といいます。

これは化粧品メーカーだけでなく、すべての業界に通用することですので、営業志望の就活生はまず各業界の流通(バリューチェーン)について把握しておきましょう。

化粧品メーカーの顧客は「小売店」

まずは化粧品の流通をシンプルに図式化すると以下の通り。

  • 化粧品メーカー
    ↓営業
  • お客さんの購買本部(意思決定)
    ↓指示
  • 各店舗
    ↓営業
  • 消費者

化粧品メーカーは誰にモノを売るか?

というと、専門店、ドラッグストア、コンビニ…などの小売店です。消費者には直接販売しません。したがって営業マンの商談先は主に小売店となり、そこで商品の提案、価格交渉などなどをして、最終的に店舗に並ぶことになります。

したがって、店頭に立って化粧品を販売するのは小売店やメーカー美容部員(BC)の仕事であり、メーカー営業マンの仕事は店頭に商品を置いてもらえるようにすること、ですね。

※美容部員とは「店頭販売員=売り子」のことです

デパート(百貨店)の流通は別

ただし百貨店・デパート営業だけは特殊。自社の美容部員(BC)を使い、デパートに自社のお金で売り場を持っています。この場合、流通はメーカー直販ということになりますね。

※専門店やドラッグストア・量販店にもメーカー美容部員がいる場合もあり、各社の販売戦略によります。

化粧品メーカー営業職の仕事内容(男女共通)

流通経路ごとに営業の仕事内容は若干ですが異なります。それぞれ見ていきましょう。

①ドラッグストア・量販店・コンビニ相手の営業

まず商談は「ドラッグストアの本部」でします。ここで営業マンは価格交渉や商品の提案などをすることになります。マツモトキヨシ、コスモス、セブンイレブンなどの全国型の小売店は、本部で全ての決め事をしているためですね。

次に化粧品が置かれるのは本部ではなく店舗になりますので、こちらも訪問する必要あり。ここでは価格の話などは一切せず、単に売り場をチェックしたり、よりよい商品の見せ方を店長と打ち合わせすることになります。

※小さい店舗は行く必要なく売上の大きい重要な先だけ。

②デパート売り場の営業

デパート(百貨店)にある化粧品売り場はたいてい、メーカーがお金を出して自社の製品を販売しています。まぁ、メーカー専門店みたいなやつ限定ですが…。

この場合、営業マンは美容部員を店舗に配置し、売り場の全体を管理します(実際に売るのは美容部員)。男性にとっては素晴らしい職場環境ですね、美容部員と一緒に仕事ができるなんて、うらやましい限りです。

③特約店(化粧品専門店)への営業

特約店は大小いろいろですが基本的には個人商店的な位置づけなので、実際の店舗または本社にいって商談をすることになります。

④その他、細かい小売店へのホールセール(卸売)

①のパターンと同じですね。

⑤美容部員(BC)の管理

もうひとつ、営業マンには重要な役割があります。それが、美容部員(ビューティーコンサルタント)の管理。売上目標の管理などなど。保険会社の営業が「保険のおばちゃん」を管理するのと同じことですね。

※美容部員とは「店頭販売員=売り子」のことです

化粧品メーカー営業マンの仕事例

上の説明だけではイメージできない就活・転職者のために具体的な仕事例も挙げておきます。

商談例①

営業マン:マキアージュの新商品企画できました!ターゲットは40代・独身女性、コンセプトはアンチエイジングです。これまでの商品と違って○○の有効成分を配合して、より効果Upしています。こちらのデモ動画をご覧ください!

顧客:素晴らしい商品ですね。で、小売価格はいくらにしてくれるの?

商談例②

営業マン:最近、御社への販売金額が減っていまして…。何か私にお手伝いできることはないでしょうか?

顧客:う~~ん、オタクの商品は値段が高くて…。ちょっと大々的にPRしにくいんですよ。

営業マン:そうでしたか…。お求め易い商品ですと、こちらはいかがでしょうか?価格は従来より10%おさえており性能も若干劣りますが、汎用タイプの製品として若年層にPRできるかと存じます。

化粧品メーカー営業職の激務度は?

化粧品メーカー営業の激務度は会社の規模とブランド力で決まります。

たとえば国内大手の花王・資生堂・コーセーといった化粧品メーカーはブランドが確立されているため、大した苦労もせずに売れるでしょう。

一方で無名ブランドの化粧品メーカーは激務(どことは言いませんが)。

まず、お客さんにアポイントをとることが難しい。「御社の製品は扱いません」と門前払いされてしまう可能性すらあります。

したがって化粧品メーカー営業職に就職・転職するとしたら、会社のブランド力を一番に優先させるべきです。

メーカー営業ってどこも同じですが、商品ブランドが弱ければ結構ツライ仕事になります。自分の努力ではどうにもできないのですから。

男でも化粧品メーカーに就職できる?

はい、男性が化粧品メーカーに就職しても、問題ありません。実際に営業マンは男性の比率も高いです。

なぜなら先ほど示したように、化粧品メーカー営業というのは、デパートやドラッグストアの売り場で実際に販売する仕事ではないから。消費者への販売はドラッグストアや小売店、化粧品専門店の仕事であって、化粧品メーカーの仕事ではありません。

価格交渉などの商談、商品の提案といった仕事は男性、女性関係なくできます。

営業職にはどんなスキルが必要?

実は営業にはスキルも資格も必要ありません(苦笑)。

必要なのは「相手にあった商品や企画を提案する力」です。相手の状況を把握し、それにあった商品を提案するだけの仕事だから、まぁ簡単で誰にでもできます。

ただ実際にはこのシンプルなことが難しいのですけど(笑)。仕事を始めないとわからないので詳しくは説明しませんが。

とにかく「営業って嫌だなぁ、人が嫌いだし、人見知りだし、気の利いた会話もできないし…」という就活生・転職者でも心配ありません。←これ私のこと

モノを売るのに人が嫌いだとか、会話のスキルがないとか、実はどうでもいいことです。

営業って超簡単な職種なのですよ。