【会社を休むときのメール例文5選】当日・事前などシーン別

1.上司や同僚にいちじるしく迷惑をかけるときは、電話連絡

会社を休む連絡をメールか電話、どっちでするの?

迷うケースがあります。

これは「何が答え」というのはありません。迷惑をかける度合いによって使い分けするのがもっともスマートです。

たとえば、
「今日はめっちゃ重要な会議あるじゃん!?」
「めっちゃ重要なアポあるじゃん!?」
「繁忙期なのに、休むの!?」

みたいなときには、
ちゃんと電話連絡もいれておくとよいでしょう。ただし、電話する時間帯が早すぎると逆に迷惑となりますので、ちゃんと定時内か、定時30分前くらいに電話しましょう。

会社の人にあまり迷惑かからないようでしたら、メール連絡だけで構いません。

私など営業マンはどちらにせよ会社にほとんどいないので、誰の迷惑にもなりません。したがって、メール連絡を使います。

2.休むときの「仕事サポート」は自分でお願いする

会社を休むときに必要となる、仕事のバックアップ(サポート)。

これは通常、
「このひとが休んだら、このひとがバックアップする」

というようにルール決まっていますが、ちゃんとバックアップしてくれる人にもメール連絡しておきましょう。上司だけに欠勤連絡するのでは、あとあと反感を買うおそれがあります。

3.あらかじめ休む連絡をするときは、気をつかいすぎない

バカ丁寧なひとは、嫌われます。

当日欠勤じゃなくて
あらかじめ会社を休む連絡するのでしたら、そこまで気をつかう必要はありません。繰り返しになりますが、有給休暇をつかって休むことはあなたの自由だからです。

とくに私は、
部下の休みを承認する立場にいるのでよくわかりますが、「休ませて頂きます」みたいなバカ丁寧な敬語を使うひとは気持ち悪くて仕方ないですね…。

ただしこれは上司によります。

恐れ入った感じでメールしなきゃダメなのか、私のように適当でいいのか、上司の性格を考えた上で「丁寧レベル」を考えましょう。

4.「会社を休む理由」は4つだけを使う

会社を休むのに、理由など本当は必要ありません。休みをとることはあなたの権利でもあるハズです。

ですから会社を休む理由は、以下の4つだけを使ってください。

  1. 体調不良
    (風邪・生理・頭痛、など)
  2. 家族
    (子供の行事・家族の体調不良・ダンナの何か)
  3. 冠婚葬祭
    (結婚・葬式・祭り、など)
  4. そのほかはすべて
    「所用により」「諸事情により」

こんなメールはダメ!NGフレーズと正しい敬語

【間違い】お休みさせていただきます/させてもらいます

会社を休む連絡をメールでするときの、
よくある間違い敬語。

まずは、
「お休みさせていただきます」
「お休みさせてもらいます」

なぜ「休み」に尊敬語なのか謙譲語なのかわからない「お・ご」をつけるのか、意味不明。「部長は今日、お休みです」などと、目上のひとに尊敬をこめて使うのが尊敬語です。

ここで、
「お休み」するのはあなたのハズです。「(あなたが)お休み」という言葉をあなたの行為に使うのは、自身の行為を敬っていることになり、完全にNG。

となると
この「お」は謙譲語という解釈になりますが…

謙譲語としての「お・ご」は、「ご挨拶申し上げます」「お詫び申し上げます」などのような表現でしか使いません。結果として「(あなたが)お休み」は間違い敬語ということになります。

会社を休むことで迷惑をかけるのですから、せめてちゃんとした敬語を使ってメールしましょう。よく間違った解説をしたウェブサイトを見かけるので、キレそうになります(苦笑)。

もうひとつ。

「させていただきます」は、
「もらう」の敬語(謙譲語)「いただく」を使っているので、敬語として正しいです。

また、「させていただく」は相手に許しをもらうときに使えます。したがって正しい使い方。でも「休みさせていただく」というのは間違い。

休みは「する」ものではなく、「休みをもらう」「休む」という表現しか使いません。

したがって、
「欠勤させていただきます」
「欠勤させてもらいます」
「休みます」
「休ませていただきます」

というフレーズが正しい言葉の使い方となります。

【間違い】お休みをいただきます

会社を休む連絡をメールでするときの、
よくある間違い敬語。

つづいては、
「お休みをいただきます」

これも先ほどと同じく、
「会社を休む」のは自分であるはずなのに、自身の行為に尊敬語「お」を使っているのが間違い。

正しい敬語は、
「休みをいただきます」となります。

「欠勤します・休みます」は間違いじゃないけど…

会社を休む連絡をメールでするときの、
よくある間違い敬語。

つづいては、
「欠勤します」「休みます」

誤解のないように、これは敬語としては合っています。丁寧語「です・ます」を使って敬語にしてますね。

ただし問題は、
ビジネスパーソンとして、ふさわしい敬語フレーズじゃないところ。

たとえば、
「欠勤します!」
「すみません、休みます!」

などはNGとなりますので、ご注意を。これらの敬語がNGである理由は、謙譲語を使っていないから。

アルバイトや部活を休むのでしたらこの程度の軽い敬語(丁寧語)でよいでしょう。ただ、会社員として働いているときに丁寧語では、申し訳なくおもう気持ちが上司に伝わりません。

ちゃんと謙譲語を使いましょう。

そうすると、
「欠勤いたします」
「申し訳ありません、休みをいただきます」

などの謙譲語が、会社を休むときにふさわしい表現となります。

『【会社を休むときのメール例文5選】当日・事前などシーン別』へのコメント

  1. 名前:ひさ 投稿日:2018/11/11(日) 00:13:02 ID:3b198db4e 返信

    >「お休み」するのはあなたのハズです。「お休み」という言葉をあなたの行為に使うのは、自身の行為を敬っていることになり、完全にNG。

    「お休みをいただきます」の「お」はただの美化語なので誰かへの敬意を表すものではありません。「お茶」「お菓子」の「お」と同じです。つけてもつけなくてもいいです。

  2. 名前:永遠の日本語初心者 投稿日:2018/11/16(金) 10:26:55 ID:66679153a 返信

    ひさ様

    お~には尊敬語や謙譲語としての意味もあります。
    (参考:東京外語大学言語モジュール 4 名詞や形容詞を用いた尊敬の形式もあります, 2018/11/16アクセス)

    なので、本文中で指摘されている通り、「お休み」という言葉は使わないほうがベターかとは思います。
    かくいう私も最近これを知ったクチです。
    資格試験の都合で敬語の勉強をした際、私も「美化語だけじゃなくて、尊敬語や謙譲語としてのそれがあるのか!」と驚きました…。