三井住友信託銀行の年収『総合職 vs 一般職』

三井住友信託銀行（SMBC信託銀行）の年収に関する、以下の疑問を解消するための記事。

三井住友信託銀行の総合職(Gコース全国転勤型)って年収高い？低い？
三井住友信託銀行の一般職(Aコース地域限定型)って年収高い？
三井住友信託銀行の総合職と一般職って年収にどれだけ違いある？
三井住友信託銀行の福利厚生は？

それでは総合職(Gコース全国転勤型)と一般職(Aコース地域限定型)の年収について、

初任給(学部卒/院卒)〜20歳代・30歳・35歳・40歳・50歳での目安年収と、各役職ごとの目安年収、残業代こみ年収、福利厚生をまとめていきます。転職・就活のご参考にどうぞ。

三井住友信託銀行の『平均年収・平均年齢・平均勤続年数』

三井住友信託銀行の平均年収・平均年齢・平均勤続年数のデータは以下のとおり（2016年3月期の有価証券報告書を参照）。

平均年収『722万円』
平均年齢『42.5歳』
平均勤続年数『13.1年』
過去の平均年収
2015年『年収720万円』
2014年『年収724万円』
2013年『年収740万円』
2012年『年収757万円』※注1)
2011年『年収741万円』
2010年『年収710万円』
2009年『年収718万円』
2008年『年収744万円』

※注1) 2012年3月期以前のデータは合併前の「住友信託銀行」のものです。旧：中央三井信託銀行と旧：住友信託銀行により「三井住友信託銀行」が誕生しました。

三井住友信託銀行『総合職の年収まとめ』

三井住友信託銀行・総合職(Gコース全国転勤型)の年収を見ていきます。まずはシンプルにまとめから。

役職定年が50歳前後であること、メガバンクと比べて出世競争がヌルいことを考えると、年収期待値は同じか少し上です。

※住宅補助（所帯持ちMax年間78万円）は含めていません。

学卒/院卒の初任給『年収315~353万円』
・学卒の初任給『21.0万円/月』、大学院卒の初任給『23.5万円/月』
・残業代、各種手当は別途だがいずれにせよゴミのような年収である。
学卒3年目25歳『年収405~432万円』
・総合職であればほぼ全員が『主務』に昇格しこれくらいの年収となる。昇格要件とされる資格を取っていることが前提。
・『基本給27万円+ボーナス3~4ヶ月+残業代』が目安
・残業代、各種手当は別途だがいずれにせよゴミのような年収である。
学卒6年目28歳『年収555~592万円』
・総合職であればほぼ全員が『主任』に昇格しこれくらいの年収となる。昇格要件とされる資格を取っていることが前提(資格要件15個くらい)。
・『基本給37万円+ボーナス3~4ヶ月+残業代』が目安、残業代と各種手当は別途。
・残業時間30H/月とすると残業代こみ年収650~687万円くらい。実際にはもっと残業多いのでご注意を。
学卒10年目32歳『年収705~752万円』
・最速出世組で「役付き（部長代理、支店長代理、調査役クラス）」に昇格した場合の年収。残業代、各種手当は別途あり。
・『基本給47万円+ボーナス3~4ヶ月+残業代』が目安
・残業代40時間/月をつければ年収900万円前後。ただ「役付き」のほとんどは裁量労働制であり、残業代が無い代わりに月18万円の裁量労働手当がつく。そうすると年収921~968万円くらい。
・残業代も含めると35歳までには年収1000万円前後となる。
・同期入社の60%くらいがストレート昇格するものと推測、数年ほど遅れて昇格する人も含めると最終的に同期入社80%くらいはこのポジションになるだろう。普通にやっていれば問題なく昇格する。
・役付きになれなかった場合、それなりに毎年の昇給あるが基本給47万円は超えない。主任だと『年収700万円+残業代』が限界値。
学卒15年目37歳『年収1000~1200万円』
・最速出世組で「管理職（主任調査役クラス）」に昇格した場合の年収。残業代はゼロ。管理するチームの規模、部下のあるなし、個人やチームの成績に応じて年収1000~1200万円くらいの幅あり。
・部下なしの『名ばかり管理職』で年収1000万円程度。
・同期入社の昇格率は不明。調査役と主任調査役はどっちが得かわからないため、昇格しなくても問題ない。
・昇格できなかった人は『役付き：年収705~752万円』からじわじわと昇給するが、年収1000万円くらいで頭打ちとなる。
学卒18年目40歳『年収1200万円』
・ライン長(課長＝課の責任者)になっていると仮定した時の年収。
・課長職の中にもいろいろな役職と階級があり、責任の大きさによって年収に幅あり。
学卒23年目45歳『年収1300~1500万円』
・最速出世組で「次長」に昇格した場合の年収。支社長/支店長などもこのくらい。規模の大きい支店だと部長くらいの年収。
・同期入社の10%くらいが昇格するものと推測。
・昇格できなかった人は…以下同文
学卒28年目50歳『年収1800万円~』
・最速出世組で「部長」に昇格した場合の年収。
・同期入社の5%くらいが昇格するものと推測。
・昇格できなかった人は…以下同文
学卒33年目55歳『年収2500万円~』
・最速出世組で「執行役員」に昇格した場合の年収。
・同期入社1人~マックス3人が昇格するものと推測。
・昇格できなかった人は…以下同文

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まとめると三井住友信託銀行・総合職(Gコース全国転勤型)の年収は出世レースに勝ち残るかどうかで、まったく違います。

総合職で『32-35歳・役付き・年収705-752万円+残業代+各種手当』は普通にやっていれば到達するライン。この時点で残業代(or 裁量労働手当)も含めると年収900~1000万円くらい。役付きに昇格後、数年経てば年収1000万円超が見える。

役付きに到達できない20%（推定値）の総合職でもまぁ、そこまで待遇は悪くない。

そして「役付き」からの出世競争はそれなりに厳しい。学歴とこれまでの実績、減点の過多、上司への取り込み度合いなど、すべての要素が必要です。

総括すると「役付き」まで出世できれば年収は高いため、そのまま50歳・役職定年を迎えてもいいラインです。

三井住友信託銀行『一般職/事務職の年収』

三井住友信託銀行の一般職(Aコース地域限定型)における年収は以下の通り。銀行業界は総じて一般職の仕事量が多いです。それを考えると、決してお得感のある就職先ではありません。また若いうちは年収の絶対額が低いため、総合職とそこまで大きな差は感じられないでしょう。当たり前ですが、年齢を重ねるほどに年収の差は開いていきます。

※転勤なしであるため、住宅補助なし。

学卒・初任給『年収315~353万円』
・広域コースは学卒で『基本給21万円+ボーナス3ヶ月分』
・院卒は『基本給23.5万円+ボーナス3ヶ月分』
・残業時間を20H/月とすると年収351~393万円くらい。
・いずれにせよゴミのような年収である。
学卒3年目25歳『年収360~380万円』
・基本給24万円+ボーナス3~4ヶ月分。
・残業時間20H/月とすると年収401~425万円くらい。実際にはもっと残業多いため、年収も高くなる。
・残業代・各種手当は別途だが、いずれにせよゴミのような年収である。
・一般職は基本給の上がり方が遅いため、総合職にコース変更しないと生涯を通して年収は低いままである。
学卒6年目28歳『年収420~448万円』
・基本給28万円+ボーナス3~4ヶ月、残業代・各種手当は別途。
・「主務」に昇格したときの年収。昇格しなければ年収は低空飛行を続ける。
・残業時間20H/月とすると年収468~496万円くらい。
・一般職は基本給の上がり方が遅いため…以下同文。
学卒8年目30歳『年収435~464万円』
・基本給29万円+ボーナス3~4ヶ月、残業代・各種手当は別途。
・主務に昇格していると仮定した年収。
・残業時間20H/月とすると年収484~513万円くらい。
学卒13年目35歳『年収480~512万円』
・基本給32万円+ボーナス3~4ヶ月、残業代・各種手当は別途。
・残業時間を20H/月と仮定すると年収535~567万円くらい。
・主務に昇格していると仮定した年収。一般職では主任クラス以上に昇格することは稀である。
・年収アップを目指すなら上司推薦で総合職にコース転換し「主任」以上のポジションになる必要あり。そうでなければ永久に年収は低空飛行のまま。
学卒18年目40歳『年収495~528万円』
・基本給33万円+ボーナス3~4ヶ月、残業代・各種手当は別途。
・残業時間20H/月とすると年収551~584万円くらい。
・以下同文
学卒28年目50歳『年収555~592万円』
・基本給37.0万円+ボーナス3~4ヶ月、残業代・各種手当は別途。
・残業時間20H/月とすると年収618~655万円くらい。
・以下同文