旭化成の年収事例まとめ。総合職文系&理系の事例を紹介します。就職活動・転職のご参考になりましたら嬉しい限りです。
旭化成の平均年収(全従業員ベース)
有価証券報告書に公表されている平均年収(全従業員ベース)は以下の通り。
【2015年度の平均年収:921万円】
【平均年齢:43.5歳】
【平均勤続年数:15.9年】
【年収=給与+残業代+賞与+基準外賃金】基準外賃金とは通勤手当、家族手当、住宅手当などのことを指す。
この平均年収というのは圧倒的に母数の多い工場の一般職勤務も含んでいるので、総合職には全く当てはまらない。そこで総合職文系&理系の年収事例を出しておこう。
旭化成(総合職)の年収事例まとめ
標準給与体系(ボーナス額により変動)
【23歳学卒/25歳院卒入社】公表の年収+ボーナス+残業代
【27歳】年収500万円(残業代別)
【30歳】年収600万円(残業代別)
【32歳・係長】年収800万円(残業代別、ほぼ全員)
【36-40歳・管理職ぺいぺい】年収1,000万円超(手当別、ほぼ全員)
【41-45歳・管理職中級(課長)】年収1200万円(手当別、3人に1人くらい)
【管理職上級(部長)】年収1,400万円(10人に1人くらい)
【役員】報酬6,000万円~1億円超(同期エース)
これはベース+ボーナス額であり実際にはこのような給料にはならない(実際にはもっと高い)。ここからは手当込み年収を考える。
給与制度の特徴と各種手当
- 独身寮:独身寮あり
- 住宅手当:妻帯者は借上げ社宅、勤務地によっては社宅あり。家賃基準額の7割会社負担。東京だと上限9万円/月程度の補助。独身者は基準家賃の5割会社負担。
- 世帯手当:MAX3.5万円/月(扶養家族3人)
- 住宅購入手当:金額は住宅購入時の年齢・役職による。1~2.5万円/月、20年間
- 勤務地手当:首都圏限定。東京・大阪2万円/月
- ボーナスは組合員ボーナスは5-6ヶ月/年。近年の業績好調を反映しボーナス多し
- 残業代は(部署によるが)つけやすい、上限45時間/月。
- 管理職は裁量労働。残業代なし
これらの手当てや残業代も含めて年収をまとめると以下のとおり。
各種手当て込み年収(既婚・子供1人・首都圏勤務)
【30歳】年収670万円(月30時間残業で年収720万円)
【32歳・係長】年収970万円(月30時間残業で年収1000万円越える)
【36-40歳・管理職ぺいぺい】年収1,000万円~
【41-45歳・管理職中級(課長)】年収1,200万円~(3人に1人くらい)
【管理職上級(部長)】年収1,400万円(10-20人に1人くらい)
【役員】報酬6,000万円~1億円超(同期エース)
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旭化成は最近の業績好調を反映して年収が高い。
20代は厳しいが、32歳~の係長クラスになれば誰も不満を言わなくなる。
そして速くて36歳、遅くても40歳でぺいぺい管理職にあがり年収1000万円超が確定。2015年度はぺいぺい管理職でも年収1,100万円程度と推測。
この業績を維持し続けられるかがポイントだが…まぁ、しばらくは問題ないでしょう。
他企業では福利厚生カットが進む中、旭化成は昔ながらの充実度合いを維持している点も素晴らしい。
まとめ
あくまで2016年時点の状況ですが製造業全体を見ても、旭化成の年収期待値を超える企業を探すのは難しく、トヨタクラスくらいかなぁ…
もちろんキーエンス、ファナックとか激務企業は別格。また、外資系の中でも高年収のP&Gジャパンには劣っている。
(部署と人によりますが)激務じゃないことを加味すると、お得感のある企業ですね。
私なら旭化成に内定した瞬間に就職活動を終えます。
旭化成や帝人はMR職があるため平均年収が高くなるのではないでしょうか??