「お引き立てくださいますよう vs 頂きますよう」敬語と意味・使い分け

つづいて「お引き立てくださいますよう vs お引き立ていただきますよう」の使い方をビジネスメール例文で紹介します。

目上・上司にはもちろんのこと、社外取引先にもつかえる丁寧な敬語フレーズにしています。ご参考にどうぞ。

例文①サービス終了のお知らせビジネス文書

平成29年8月28日

株式会社ビジネス
ビジネス文書部 ビジネス太郎 様

〒123‐4567
東京都渋谷区○○1-1-1 渋谷ビル13F
株式会社レター文書
営業部
担当:転職 一郎
TEL/FAX:xxx-xxxx-xxxx/oooo
e-mail:shukatsu@shukatsu

●●サービス終了のお知らせ

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、平成29年12月31日をもちまして下記のとおり●●のサービスを終了とさせて頂きます。お客様には大変ご不便をお掛け致しますが、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
より一層のサービス向上を目指しスタッフ一同、尽力して参ります。今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう何卒お願い申し上げます。

敬具

・終了サービス      : iPhone 5サポート(平成29年12月31日にて終了)
・代替サービス      : iPhone 6以降のバージョンへ移行をお願いいたします

以上

 “お引き立て”のいろいろな使い方・例文

あとはいろいろ使える「お引き立て」の例文を紹介しておきます。

どの例文も上司や目上・取引先などのビジネスメールに使える丁寧な敬語フレーズにしています。ご参考にどうぞ。

すでに登場した例文もありますが、いちおう全てをまとめておきます。

ビジネスメール結びに使う”お引き立て”

ビジネスにおける「お引き立て」のいろいろな使い方

何かしら目上や上司・取引先に「ひいきにしてほしい!!」としてビジネスメールの結びをつくるときは…

たとえば、

  • 例文「お引き立てくださいますようお願い申し上げます」
    意味は「ひいきにしてくれるようお願いします」
  • 例文「お引き立てをお願い致します」
    意味は「ひいきにしてほしい、お願いします」
  • 例文「お引き立ていただきますようお願い申し上げます」
    意味は「ひいきにしてもらうようお願いします」
  • 例文「お引き立て賜りますようお願い申し上げます」
    意味は「ひいきにしてもらうようお願いします」
  • 例文「お引き立ての程お願い申し上げます」
    意味は「ひいきにしてくれるよう、お願いします」
  • 例文「お引き立ていただければ幸いです」
    意味は「ひいきにしてもらえたら嬉しいです」
  • 例文「お引き立ていただきたく存じます。何卒よろしくお願い致します」
    意味は「ひいきにしてもらいたいと思います」
  • 例文「お引き立ていただければと存じます。何卒よろしくお願い致します」
    意味は「ひいきにしてもらえたらと思います」

のようにお願いすると丁寧です。

「お引き立ていただければ幸いです」「お引き立て賜りますようお願い申し上げます」がもっとも丁寧な敬語であり、あとはほぼ等しいレベル。

それぞれ意味や敬語の違いはありますが、結局はおなじことを述べています。

ようするにすべて「ひいきにしてね!よろしく」という意味なのです。

お礼メールに使う”お引き立て”

ビジネスにおける「お引き立て」のいろいろな使い方

あとはビジネスシーンで相手に何かしらひいきにしてもらったときの、お礼ビジネスメールにも使えます。

たとえば、

  • 例文「お引き立てありがとうございます」
    例文「お引き立ていただきありがとうございます」
    例文「お引き立ていただきましてありがとうございました」
    例文「お引き立て賜りましてありがとうございました」
    例文「お引き立てくださいましてありがとうございました」

のようにビジネスメール書き出しの挨拶にお礼として使うと丁寧です。

それぞれ意味や敬語の違いはありますが、結局はおなじことを述べています。

ようするに「ひいきにしてくれてありがとう!」という意味なのです。

どれも丁寧な敬語ではありますが、もっともかしこまった敬語は「~賜りましてありがとう」です。あとはどれも似たような丁寧レベル。

ほかにも色々ある”お引き立て”の例文

敬語の種類というのは本当にいろいろあります。

ほんの一例ですが他にもある使い方を例文にまとめておきます。

  • 例文「お引き立ていただければと存じます」
    ※意味は「ひいきにしてもらえたら嬉しいです」希望
  • 例文「お引き立ていただけましたら幸いです」
    ※意味は「ひいきにしてもらえたら嬉しいです」仮定
  • 例文「お引き立ていただけましたら幸甚に存じます」
    ※意味は「ひいきにしてもらえれば嬉しく思います」仮定
  • 例文「お引き立ていただければ幸甚に存じます」
    ※意味は「ひいきにしてもらえれば嬉しく思います」仮定
・「存じる」は「思う」の謙譲語
・「いただきたく」は謙譲語「いただく」+希望「~したい」
・「いただければ」は謙譲語「いただく」+可能形+仮定「たら・れば」
・「いただけましたら」は謙譲語「いただく」+丁寧語「ます」+仮定「たら・れば」

“お願い申し上げます=お願い致します”

ところでビジネスシーンでは、

「お引き立てくださいますようお願い申し上げます」としても丁寧ではありますが…

「お引き立てくださいますようお願いいたします」「お引き立てくださいますようお願い致します」と言い換えすることもできます。

また「どうか」という意味の「何卒(なにとぞ)」をつかい、

「お引き立てくださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます」

頭の片隅にいれておきましょう。