【2016年】独立行政法人の年収ランキング

『2016年版』独立行政法人の年収ランキングをご紹介。

まずは独立行政法人161の企業・職種について平均年収から(出所:総務省の平成27年度調査)。

①独立行政法人の職種ごとの平均年収は・・・

  1. 看護師の平均年収『492万円』
  2. 事務・技術職員の平均年収『677万円』
  3. 研究職員の平均年収『906万円』
  4. 医師の平均年収『1,386万円』

となっており、サラリーマン男性の平均年収511万円(2016年)に比べると看護師だけが低く、他は高いという結果に。

②独立行政法人の年収を国家公務員とくらべると、年齢・地域・学歴の差を考慮にいれて計算した場合・・・

  1. 看護師『0.6%低い』
  2. 事務・技術職員『0.8%高い』
  3. 研究職員『5.1%高い』
  4. 医師『11.1%高い』

看護師だけが国家公務員よりも年収が低く、他の職種は高いという結果になりました。

これはあくまでも平均値の話ですので、それぞれの独立行政法人・職種ごとに平均年収ランキングをみていきましょう。

「平均年収~500万円」独立行政法人ワースト5

独立行政法人の平均年収ランキング、まずは平均年収500万円以下だった不名誉な企業・職種から。ご参考までにサラリーマン男性の平均年収は511万円(2016年)でしたので、独立行政法人といえども年収の低い企業・職種もあるということですね…。

年収のもっとも低い独立行政法人は『平均年収479万円』の国立循環器病研究センター/看護師。平均年齢が32歳であることを考えるともう少し上のランキングとは思われますが…いずれにせよ、ほかも含めて看護師の年収は低いことがわかります。

順位 独立行政法人 年収 (万円) 年齢 (歳) 職種
NA 国立女性教育会館 研究職員
160 国立循環器病研究センター 479 32 看護師
159 国立病院機構 484 37 看護師
158 地域医療機能推進機構 489 39 看護師
157 酒類総合研究所 491 38 職員
156 日本司法支援センター 495 40 職員
155 国立長寿医療研究センター 497 39 看護師

※職員=事務職・技術職員
※小数点以下はすべて四捨五入

「平均年収500~600万円」の独立行政法人

独立行政法人の平均年収ランキング、つづいて『平均年収500~600万円』のそれなりに生活できる給与水準の企業・職種をご紹介。ご参考までにサラリーマン男性の平均年収は511万円(2016年)、公務員の平均年収は600万円超(推定値)ですので、まぁ平均的な給与水準であると言えます。

ここでもランキング下位を独占したのは『看護師』です。看護師はどんなところに勤めても給料低い運命にあります。

順位 独立行政法人 年収 (万円) 年齢 (歳) 職種
154 国立国際医療研究センター 512 34 看護師
153 国立精神・神経医療研究センター 514 39 看護師
152 国立成育医療研究センター 520 34 看護師
151 国立がん研究センター 522 35 看護師
150 労働者健康福祉機構 524 38 看護師
149 国立高等専門学校機構 531 42 職員
148 大学評価・学位授与機構 535 36 職員
147 地域医療機能推進機構 537 43 職員
146 国立女性教育会館 540 44 職員
145 自動車検査独立行政法人 547 37 職員
144 国立大学財務・経営センター 562 35 職員
143 駐留軍等労働者労務管理機構 563 41 職員
142 電子航法研究所 577 38 職員
141 海上技術安全研究所 583 40 職員
140 交通安全環境研究所 584 39 職員
139 空港周辺整備機構 591 39 職員
138 大学入試センター 596 39 職員
137 国立美術館 597 40 職員

※職員=事務職・技術職員
※小数点以下はすべて四捨五入

「平均年収600~700万円」の独立行政法人

独立行政法人の平均年収ランキング、つづいて『平均年収600~700万円』の給与水準の企業・職種をご紹介。ご参考までにサラリーマン男性の平均年収は511万円(2016年)、公務員の平均年収は600万円超(推定値)ですので、平均値は上回ります。平均年齢の高い・低いがあるので何ともいえませんが、この給与水準だと将来にわたり安心できます。

※平均年齢の高い企業は『1才につき平均年収±10~15万円』として見てください。たとえば平均年齢40歳・年収700万円と平均年齢45歳・年収750~775万円はだいたい同じ給与水準です。

順位 独立行政法人 年収 (万円) 年齢 (歳) 職種
136 国立青少年教育振興機構 611 43 職員
135 国立病院機構 611 41 職員
134 労働安全衛生総合研究所 613 37 職員
133 国立科学博物館 615 41 職員
132 奄美群島振興開発基金 616 43 職員
131 国立文化財機構 617 42 職員
130 国立がん研究センター 622 42 職員
129 放射線医学総合研究所 623 48 看護師
128 国立循環器病研究センター 625 45 職員
127 統計センター 628 41 職員
126 水産総合研究センター 628 43 職員
125 国立特別支援教育総合研究所 629 43 職員
124 国立印刷局 629 46 職員
123 海技教育機構 631 45 職員
122 航空大学校 634 40 職員
121 水産大学校 636 44 職員
120 放射線医学総合研究所 639 42 職員
119 家畜改良センター 640 45 職員
118 自動車事故対策機構 641 42 職員
117 労働者健康福祉機構 642 43 職員
116 新エネルギー・産業技術総合開発機構 645 42 職員
115 物質・材料研究機構 645 42 職員
114 種苗管理センター 654 45 職員
113 国立国際医療研究センター 656 43 職員
112 日本学術振興会 658 40 職員
111 高齢・障害・求職者雇用支援機構 665 43 職員
110 土木研究所 665 47 職員
109 国立長寿医療研究センター 669 44 職員
108 国立成育医療研究センター 670 42 職員
107 国立環境研究所 674 41 職員
106 国立精神・神経医療研究センター 675 45 職員
105 農林水産消費安全技術センター 677 45 職員
104 日本貿易振興機構 679 41 職員
103 農業・食品産業技術総合研究機構 687 47 職員
102 国立印刷局 688 46 研究職員
101 日本学生支援機構 689 45 職員
100 日本高速道路保有・債務返済機構 690 41 職員
99 郵便貯金・簡易生命保険管理機構 694 44 職員
98 経済産業研究所 694 46 職員
97 医薬品医療機器総合機構 696 38 職員
96 造幣局 696 47 職員
95 造幣局 699 45 研究職員

※職員=事務職・技術職員
※小数点以下はすべて四捨五入

「平均年収700~800万円」の独立行政法人

独立行政法人の平均年収ランキング、つづいて『平均年収700~800万円』の給与水準の企業・職種をご紹介。ここまでの年収であれば平均値は大きく上回り、東証一部上場企業の平均年収くらいになります(推定値)。

また独立行政法人の年収は同クラスの民間企業も参考にしているため、公務員と同じ年収か?というと、そうでもありません。もともと年収の高い業界(金融・石油・電力インフラ業界など)は独立行政法人の年収も高くなります。逆に、もともと年収の低い業界(教育・看護師など)では独立行政法人の年収も低くなりますね。また、職種(研究職・事務職・看護師など)も年収を決めるうえで重要となっていますので、併せてご留意ください。

順位 独立行政法人 年収 (万円) 年齢 (歳) 職種
94 環境再生保全機構 705 41 職員
93 森林総合研究所 706 46 職員
92 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園 706 49 職員
91 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 707 43 職員
90 勤労者退職金共済機構 707 41 職員
89 日本芸術文化振興会 708 47 職員
88 産業技術総合研究所 709 45 職員
87 防災科学技術研究所 709 43 職員
86 医薬基盤・健康・栄養研究所 712 43 職員
85 水資源機構 715 46 職員
84 日本原子力研究開発機構 715 43 職員
83 日本スポーツ振興センター 716 44 職員
82 農業生物資源研究所 717 47 職員
81 国民生活センター 723 43 職員
80 海洋研究開発機構 726 42 職員
79 港湾空港技術研究所 728 48 職員
78 教員研修センター 729 47 職員
77 農業環境技術研究所 730 47 職員
76 航海訓練所 734 46 職員
75 情報処理推進機構 734 44 職員
74 情報通信研究機構 737 47 職員
73 建築研究所 739 47 職員
72 国立公文書館 741 45 職員
71 農業者年金基金 742 44 職員
70 福祉医療機構 742 42 職員
69 農林漁業信用基金 748 44 職員
68 農畜産業振興機構 748 42 職員
67 製品評価技術基盤機構 751 45 職員
66 北方領土問題対策協会 760 50 職員
65 中小企業基盤整備機構 765 45 職員
64 国際観光振興機構 768 44 職員
63 宇宙航空研究開発機構 772 43 職員
62 国際農林水産業研究センター 774 50 職員
61 科学技術振興機構 777 44 職員
60 国際交流基金 782 43 職員
59 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 788 45 職員
58 国際協力機構 799 45 職員

※職員=事務職・技術職員
※平均年齢の高い企業は『1才につき平均年収±10~15万円』として見てください。たとえば平均年齢40歳・年収700万円と平均年齢45歳・年収750~775万円はだいたい同じ給与水準です。

「平均年収800~900万円」独立行政法人の年収ランキング上位50社~

『【2016年】独立行政法人の年収ランキング』へのコメント

  1. 名前:文系就活生 投稿日:2017/06/01(木) 17:14:29 ID:2e4a92ae9 返信

    以前一次面接が通らないと相談させてもらった者です。
    アドバイスされたことを意識して面接に挑んだ結果、このブログの偏差値59の化学メーカーから内定をいただくことができました。
    本当にありがとうございました。

    • 名前:のまどサラリーマン 投稿日:2017/06/01(木) 18:27:03 ID:73e93b81a 返信

      内定おめでとうございます!
      お役に立てて何よりです。

      管理人