ccで届いたメールに正しく返信するやり方について解説する記事。
就活やビジネスシーンにおいて、
ccメール返信によくある以下の質問に対応しています。
・ccで届いたメールへの返信マナーは?
・ccで届いたメールにどう返信する?例文は?
・そもそもccで届いたメールに返信すべき?すべきじゃない?
・ccで届いたメールに返信するのは失礼?
・就活メールがccで届いたときは返信する?返信しない?
それでは具体的に
ccで届いたメールに返信するときのマナーについて、順をおってみていきましょう。
【例文】ccメールに対する返信の書き方
まずはシンプルに、
ccで届いたメールに返信するときの例文から。
最初のメールで
部長 → 課長(CC: あなた 他)に質問している社内のビジネスメールを想定しています。メインの宛名は課長ですが、あなたが「cc」メールにはいっている、として返信していきます。
‐‐ccメール返信例文‐‐
メール件名: Re: 三井化学むけ値上進捗の確認
To: ○○部長
cc: ××課長
○○部長
(CC:××課長)
お疲れさまです。
××課長が不在のため、小職より返信いたします。
さて三井化学むけ値上げ進捗状況の件につき、
以下のとおりに報告いたします。
1.状況
・7月1日出荷分+100円/kgにて交渉中
・上記、おおむね合意するも先方からの最終回答まち
2.今後のアクション
・6月1日に再度訪問(××課長同行)
・回答をプッシュする
ご査収のほど、
何卒よろしくお願いいたします。
営業部
就活
【マナー】ccで届いたメールに返信する方法
つづいて、
先ほどのccメール返信例文をもとに、押さえるべきポイント・マナーを解説していきます。
cc:返信メール件名の書き方
メール件名: Re: 三井化学むけ値上進捗の確認
とくに注意すべき点はなく、履歴つき返信を使う。
cc返信メール件名:
①全員に履歴つき返信
②個人に履歴つき返信
の2パターンあるが、代理でメール返信するときは「①全員に履歴つき返信」をつかう。
cc:返信メール宛先の書き方
To: ○○部長
cc: ××課長
宛先To: に返信したい相手をいれ、 cc返信メール宛先:
cc:には最初のメールで宛名になっていたひとを入れる。
ここでは部長 → 課長(CC: あなた 他)に質問していることを想定したため、「cc: 課長」となる。
役職つきの相手であれば「○○部長」などとする。「○○部長 様」はマナー違反。役職者に「様」はつけない。「部長 ○○様」はOK。
cc:返信メール宛名の書き方
○○部長
(CC:××課長)
ここでは部長にたいして返信するため、 cc返信メール宛名:
宛名は○○部長となる。
課長の代わりにccメール返信したことが伝わるように、必ず「CC:××課長」とする。他の課員がcc:に入っていても、それは無視してよい。
cc:返信メール本文の書き方
お疲れさまです。
××課長が不在のため、小職より返信いたします。
社内メールでは「お疲れさまです」をつかい、取引先など社外メールには「お世話になっております」を使う。 cc返信メール本文:
本来、課長が返信するべきメールなので「××課長が不在のため、小職より返信いたします」などと、代理で返信していることがわかるように書く。
——–
以降のメール本文は通常のビジネスメールとかわりないので、省略します。
他にも使えるフレーズ7選
ccで届いたメールに返信するとき、
本来あなたが返信すべきメールじゃないときがあります。
そんなときには、
「××課長が不在のため、小職より返信いたします」といった表現をメール冒頭に使うとよいのですが、ほかにも使えるビジネスフレーズをまとめておきます。
-に代わって返信いたします
-が不在のため代わって返信いたします
-が不在のため小職より返信いたします
ccで届いたメールに対して、
誰かの代わりに返信するときに使うフレーズ。
たとえば、
宛名のひとが不在であったり、ほんらい返信すべきじゃない間違ったひとが宛名になっていたときに使えます。
-途中から失礼します
-議論の途中に申し訳ありません
-議論の途中に失礼いたいます
-横から失礼します
ccで届いたメールの議論に
途中から入りたいときに使うフレーズ。
たとえば、メールでの議論があらぬ方向にいってしまったときなど。
「議論の途中に申し訳ありません。この件は一度、関係者のみで会議をしたほうがよろしいかと存じますが、いかがでしょうか?」
「横から失礼します。―以下同文―」
「途中から失礼します。―以下同文―」
▶︎ 「横から失礼します」の言い換え例文6つ:クソリプと言われないために
そもそもccで届いたメールに返信すべきか?
よくある質問として、
・そもそもccで届いたメールに返信すべきか?
・ccで届いたメールに返信するのは失礼?
というのがあります。
これに対する答えは、
「返信すべき・すべきじゃない」「返信すると失礼かそうじゃないか」という考えではなく
「返信してもよいし・返信しなくてもよい」
と考えるべき、ということになります。つまり、宛名にあなたの名前が入っていなければ「返信しなくてもよい」のです。
ccメールに「返信すべきじゃない」「返信すると失礼」というのは言いすぎで、状況によりますので空気を読みましょう。ここはあなたの判断力が試されるところ。
私ならこうする、ccメール返信マナー
たとえば私なら、
・宛名が自分でなければ基本、ccメールには返信しない
・でも宛名になっている人が24時間以内に返事していなければ、代わりに返信しましょうか?と相談する
・議論が間違った方向にすすんでいたら、まとめるために返信する
こんな感じで対応します。
ccに入っているひとがメール返信するのを良しとしない、失礼だと感じる頭の固いひともいます。ですから返信するときには、ひとこと伝えておくのが優しさです。
【注意】誰かの代わりに返信するときは、ひとこと伝えておく
たとえば先の、
部長 → 課長(CC: あなた 他)に質問している社内メールであれば、ccで届いたメールに返信するまえにやることがひとつ。
課長に「私からメール返信しておきましょうか?」と相談しましょう。
なぜなら、
宛名になっていないあなたがメール返信をすべきじゃないからです。相手に失礼だと思われる可能性あります。
受け手となる部長にとっては質問にたいする答えさえ分かればいいのですが…。課長からすると、本来すべき仕事をあなたが奪ったことになり、ひとによっては怒ってしまうでしょう。
したがって、
あとあとのトラブルを回避するため、ひとこと伝えておく必要があります。
就活メールがccで届いたときは返信しない
最後に、
就活メールがccで届いたときの返信について。
結論としては
「就活メールがccで届いても返信しない・返信しなくてよい」です。
なぜなら、ccで届く就活メールはお知らせ的なメールがおおいから。情報共有しておくことを目的に送られたメールは、イチイチ返信しているとキリがありません。
宛名にあなたの名前が入っていたときだけ、返信すればよいです。
それでも返信しなければ気が済まない!
というマジメな就活生は
「ご連絡ありがとうございます。メールを拝受いたしました」
とだけ簡単にメールしておきましょう。
ほかにも使えるcc返信メールの例文
メール件名: Re: 新規プロジェクト応募のお願い
To: ○○部長、××課長、ほかたくさん
cc: なし
各位
お疲れさまです。
議論の途中にて大変失礼いたします。
さて本件、
皆さまのメールを拝見しておりましたが、
たくさんの新規プロジェクトが乱立している状況ですので一度、関係者全員で会議を開催してはいかがでしょうか。
新規プロジェクトを整理し、
優先順位をきめ、ランク付けするのがよろしいかと存じます。
ご検討のほど、
何卒よろしくお願いいたします。
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