「お尋ねください」の意味と使い方・より丁寧な言い換え敬語

「お尋ねください」は上司・目上に失礼?

ビジネスメールに使えるもっと丁寧な敬語ってなに?

とご心配のあなたへ。

「お尋ねください」は目上や上司・取引先へのビジネスメールに使っても失礼ということでは無いのですが…

時と場合によっては上から目線に感じられてしまうことがあります。

会話や電話対応であれば問題ないものの、ビジネスメールなど顔の見えないコミュニケーションではより丁寧な敬語に言い換えすると好感度UP。

より丁寧な言い換えにはたとえば、

  • 例文①お尋ねくださいませ
  • 例文②お尋ねいただきたく存じます
  • 例文③お尋ねいただければと存じます
  • 例文④お尋ねいただけますか?お尋ねいただけますでしょうか?
  • 例文⑤お尋ねいただきますようお願い申し上げます
  • 例文⑥お尋ねくださいますようお願い申し上げます
  • 例文⑦お尋ねいただければ幸いです
  • 例文⑧お尋ねいただけましたら幸甚に存じます

などあり。

これらの言い換えの丁寧レベルとしては「お尋ねくださいませ」がもっとも低く、例文⑦⑧がもっとも丁寧。

あとはどれも似たようなレベルです。

また、

「お尋ねください」はつまり「聞いてください・質問してください」という意味なので、「お聞きください」に言い換えもできます。

あるいはビジネスメールだと、

「ご不明な点等ございましたら、何なりとお申し付けください」

「ご不明な点等ございましたら、お気軽にご連絡ください」

といった言い換えも丁寧です。

くわしくは本文にて。

※長文になりますので「見出し」より目的部分へどうぞ

この記事の目次

意味・敬語の解説

「お尋ねください」は「尋ねてほしい」という意味。

なぜこのような意味になるのか?

そもそもの意味と敬語について順をおって解説していきます。

尋ねるの意味は”聞くこと、質問すること”

尋ねる(読み:たずねる)のそもそもの意味は…

  1. 所在のわからないものなどをさがし求める
  2. 物事のおおもとなどを明らかにしようと調べたり考えたりする
  3. わからないことを人に聞く。質問する

たとえば、

【例文】母を尋ねて旅に出る →「探す」の意味

【例文】北斗神拳の起源を尋ねる →「明らかにする」の意味

【例文】東京駅までの行き方を尋ねる →「聞く、質問する」の意味

のようにして使います。

ちなみに敬語は「尋ねる」に尊敬語or謙譲語「お(ご)」で「お尋ね」というようになります。

「自分がお尋ねする」のであれば謙譲語としての使い方。

上司・目上・取引先などの「相手がお尋ねくださる」のであれば尊敬語としての使い方。

というように2パターンあります。

“お尋ねください”の意味は「尋ねてくれ」

「お尋ねください」のそもそもの意味は…

「尋ねてほしい」
「尋ねてくれ」

尋ねるは「①探す」「②明らかにする」「③聞く」のどれかの意味であるためシンプルに要約すると、

①探してほしい

②明らかにしてほしい

③聞いてほしい

のどれかの意味に解釈できます。

ここで「お尋ね」の”お(ご)”は尊敬語。

使い方は文字どおり上司や目上・取引先になにかしら尋ねてほしいときのビジネスシーンで使われます。

なお「お尋ねしてください」は間違い敬語であるためご注意を。

“お尋ねください”の敬語の種類

「お尋ねください」を敬語としてみていくと…以下のようになりたちます。

  • もとになる単語「尋ねる」に尊敬語”お(ご)”で「お尋ね」
  • さらに「くれる」の尊敬語”くださる”で「お尋ねくださる」
  • さらに命令形にして「お尋ねください」

※ 漢字表記「下さい」vs ひらがな表記「ください」はどちらもOK

このようにして元になる語「尋ねる」を敬語にしています。つまり敬語としては何もおかしいところはありません。間違いではなく正しい敬語です。

ちなみに敬語「お(ご)」は…

「自分がお尋ねする」のであれば謙譲語としての使い方。

上司・目上・取引先などの「相手がお尋ねくださる」のであれば尊敬語としての使い方。

というように2パターンあります。

強い口調となる敬語”お尋ねください”

ここでひとつ注意点を。

「お尋ねください」だけでなく「お(ご)~ください」という敬語は、つよい口調に感じられることがあります。

なぜなら「ください」は敬語ではあるものの結局のところ命令形であるから。

極端なたとえですが、よく母親が子供に

「はやく片付けなさい!!」
「静かにしなさい!!」

といっているのを耳にします。

「~なさい」は”する”の尊敬語”なさる”の命令形。

尊敬語”くださる”の命令形「お(ご)~ください」と似たような成り立ちです。

どちらかというと「お(ご)~ください」のほうが丁寧ではありますが…どちらも結局のところ命令形であり、上から目線に感じられることがあります。

もちろん人それぞれ、感じ方はことなります。

私のようにまったく気にしない人もいれば気分を損ねる上司・目上もいます。

だからといって敬語は丁寧であればよいというわけでもなく、バカ丁寧だとそれはそれで問題あり(”慇懃無礼”-“いんぎんぶれい”といいます)。

で、

シンプルな敬語をつかいすぎると失礼だと言われたり…

本当にむずかしいのですよね。

したがってどんな敬語を使うかは状況や相手を考えてあなたの判断にゆだねられます。

いろんな敬語を知っておくことが重要

もっとも重要なことは、

いろんな敬語フレーズを知っておくこと。

そうすればビジネスシーンに応じてふさわしい敬語を使うことができるようになります。

社内の上司にメールするときは「お尋ねください」をつかい、取引先にメールするときは「お尋ねいただければ幸いです」をつかい…

というような感じ。

引き出しを多くもっておくと臨機応変に使い分けすることができます。

そういう意味でこれから紹介する言い換え敬語はどれも本当によくつかいます。

覚えておくと必ず役に立つことでしょう。

【使い方】丁寧な言い換え敬語

ここまでの解説で「お尋ねください」が敬語として正しいこと、時と場合によってはイマイチになるということが分かりました。

ここからは、

じゃあどういう風に言い換えすればより丁寧な敬語になるの?

という点についてみていきます。

①お尋ねくださいませ

目上・ビジネスメールにもつかえる丁寧な「お尋ねください」の言い換え敬語

  • 例文「お尋ねくださいませ」

意味は『尋ねてください』

※ 漢字表記「下さい」vs ひらがな表記「ください」はどちらもOK

※ 尋ねるは「①探す」「②明らかにする」「③聞く」の意味

尊敬語「お尋ねくださる」に丁寧語”ます”の命令形「ませ」をつかい丁寧な敬語フレーズにしています。

命令形である点において「お尋ねください」とたいして違いはありませんが、丁寧語「ませ」を添えることで、よりやわらかい印象となりますね。

「〜くださいませ」は女性がよくつかうフレーズであるため、女性敬語だと言われることもあります。

ただ実際には男性であろうと女性であろうと違和感なくつかえます。

②お尋ねいただければと存じます

目上・ビジネスメールにもつかえる丁寧な「お尋ねください」の言い換え敬語

  • 例文「お尋ねいただければと存じます」

意味は『尋ねてもらえたらと思います』

※ 尋ねるは「①探す」「②明らかにする」「③聞く」の意味

「~してもらえたらと思う」としているため相手に強制しない、とてもやわらか~いお願いの敬語フレーズになります。

目上・上司にはもちろんのこと社外取引先にもつかえる丁寧な敬語フレーズですね。

「いただければ」は「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」+仮定の「れば」

「存じます」は「思う」の謙譲語「存じる」+丁寧語「ます」

③お尋ねいただきたく存じます

目上・ビジネスメールにもつかえる丁寧な「お尋ねください」の言い換え敬語

  • 例文「お尋ねいただきたく存じます」

意味は『尋ねてもらいたいと思います』

※ 尋ねるは「①探す」「②明らかにする」「③聞く」の意味

「~してもらいたいと思う」としているため相手に強制しない、とてもやわらか~いお願いの敬語フレーズになります。

「いただきたく」は「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」+願望の「~たい」

「存じます」は「思う」の謙譲語「存じる」+丁寧語「ます」

というように敬語にしており、目上のひとや上司・社外取引先につかえるとても丁寧なビジネスフレーズです。

④お尋ねいただければ幸いです

目上・ビジネスメールにもつかえる丁寧な「お尋ねください」の言い換え敬語

  • 例文「お尋ねいただければ幸いです」

意味は『尋ねてもらえたら嬉しいなぁ、幸せだなぁ』

つまり『尋ねてもらえたら嬉しいです』

相手に強制しない、とてもやわらか~いお願いの敬語フレーズですね。

「いただければ」は「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」+仮定の「~れば」

「幸いです」は「幸い」+丁寧語「です」

というように敬語にしており、目上のひとや上司・社外取引先につかえるとても丁寧なビジネスフレーズです。

「~いただければ幸いです」という敬語フレーズはお願い・依頼のビジネスメールでよく使います。以下の例文もご参考にどうぞ。

ほかにも似たような敬語には以下のようなフレーズもあります。

  • 例文「お尋ねいただけましたら幸いです」
  • 例文「お尋ねいただけましたら幸甚に存じます」
  • 例文「お尋ねいただければ幸甚に存じます」
  • 例文「お尋ねいただけますと幸いです」
  • 例文「お尋ねいただけますと幸甚に存じます」

補)幸甚(こうじん)の意味は「この上もない幸せ。大変ありがたいこと。また、そのさま」

⑤お尋ねくださいますようお願い申し上げます

目上・ビジネスメールにもつかえる丁寧な「お尋ねください」の言い換え敬語

  • 例文「お尋ねくださいますようお願い申し上げます」
  • 例文「お尋ねくださいますようお願い致します」

意味は『尋ねてくれるようお願いします』

※「お願い申し上げます」は「お願い致します」に言い換えOK

「ください」単体としての意味は「〜してくれ」「〜して欲しい」の丁寧な言いまわしと考えることができます。

が、

「ください」は敬語ではあるものの、結局のところ命令形であるために強い口調となります。

そこで「ますようにお願い」と続けることで「お願い」とすり替え、やんわ〜りとした表現にしています。とても丁寧な敬語フレーズと言えますね。

たとえば、

  1. ご査収くださいますようお願い申し上げます
    意味「よく中身を確認して受け取ってくれるようお願い!」
  2. ご検討くださいますようお願い申し上げます
    意味「検討してくれるようお願い!」
  3. ご確認くださいますようお願い申し上げます
    意味「確認してくれるようお願い!」
  4. ご了承くださいますようお願い申し上げます
    意味「納得してくれるようお願い!」

などのようにして使います。

これらはもともと「●●してください」という命令形なのですが、「●●くださいますようお願い〜」を使うことによって相手に強制しないやんわ〜りとした表現となっています。

ビジネスでは下手(したて)に出ることが基本ですので、強い口調を避けるためにこのような使い方をするようになったのだと推測します。

⑥お尋ねいただきますようお願い申し上げます

目上・ビジネスメールにもつかえる丁寧な「お尋ねください」の言い換え敬語

  • 例文「お尋ねいただきますようお願い申し上げます」
  • 例文「お尋ねいただけますようお願い申し上げます」

意味はどれも『尋ねてもらうようお願いします』

※「お願い申し上げます」は「お願い致します」に言い換えOK

「いただきますよう」は”〜してもらう”の謙譲語「お(ご)〜いただく」+丁寧語”ます”+”ように”

「いただけますよう」は”〜してもらう”の謙譲語「お(ご)〜いただく」+可能形+丁寧語”ます”+”ように”

⑦~その他いろいろな言い換え敬語

敬語の種類というのは本当にいろいろあります。

ほんの一例ですが他にもある使い方を例文にまとめておきます。

  • 例文「お尋ねいただきたく、お願い致します
    意味は「尋ねてほしい、お願いします」
  • 例文「お尋ねいただけましたら幸いです
    ※意味は「尋ねてもらえたら嬉しいです」
  • 例文「お尋ねいただけましたら幸甚に存じます
    ※意味は「尋ねてもらえれば嬉しく思います」
  • 例文「お尋ねいただければ幸甚に存じます
    ※意味は「尋ねてもらえれば嬉しく思います」
  • 例文「お尋ねいただけますと幸いです
    ※意味は「尋ねてもらえれば嬉しく思います」
  • 例文「お尋ねいただけますと幸甚に存じます
    ※意味は「尋ねてもらえれば嬉しく思います」
  • 例文「お尋ねいただけますか?
    ※意味は「尋ねてもらえるか?」でとくに会話シーンで使われるフレーズ
  • 例文「お尋ねいただけますでしょうか?
    ※意味は「尋ねてもらえるだろうか?」でとくに会話シーンで使われるフレーズ
・「存じる」は「思う」の謙譲語
・「いただきたく」は謙譲語「いただく」+願望「~たい」
・「いただければ」は謙譲語「いただく」+可能形+仮定「たら・れば」

ビジネス会話・電話対応では”お尋ねいただけますか?”

ビジネスメールではなく会話や電話対応シーンであれば…

「お尋ねくださいますようお願い申し上げます」などは絶対につかいません。

長いうえに丁寧すぎて気持ち悪いですからね。

そこでビジネス会話・電話対応では…

  • 【例文】お尋ねいただけますか?
  • 【例文】お尋ねいただけますでしょうか?
  • 【例文】お尋ね願えますでしょうか?

※もちろん「お尋ねください」としてもOK

といった質問フレーズをつかいましょう。

意味としては「尋ねてもらえますか?」であり、敬語をつかって丁寧な表現にしています。

「〜いただけますか?」サラッと言えるためビジネスシーンで重宝するフレーズです。

敬語の解説

お尋ねいただけますか?」「お尋ねいただけますでしょうか?

の敬語の成り立ちとしては…

  • “尋ねる”に「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」で「お尋ねいただく」
  • 可能形にして「お尋ねいただける」
  • さらに丁寧語”ます”で「お尋ねいただけます」
  • 疑問形にして「お尋ねいただけますか?」

“〜だろうか”の丁寧語「〜でしょうか」を使うと「お尋ねいただけますでしょうか?」

どちらの表現も謙譲語をうまくつかい、このうえなく丁寧な敬語フレーズとなっていることがわかります。

したがって上司・目上・社外取引先につかえる素晴らしい敬語、と言えるでしょう。

どちらかというと「〜いただけますでしょうか?」のほうが丁寧なのですが…バカ丁寧だという意見もあるため「〜いただけますか?」を使うのをオススメします。

シーンに応じて”お申し付け”としても丁寧

ここでひとつ追記。

「尋ねてください=質問してください」という意味でつかうのであれば、「お申し付けください」をつかった敬語に言い換えることもできます。

「自分に尋ねてください」とはつまり、自分に「命令してください・言いつけてください」ということなので、どちらも結局のところおなじことを言っている訳です。

申し付けるの意味は”言い付ける”の謙譲語

申し付ける(読み:もうしつける)は「言い付ける」の謙譲語。

意味は…

  1. 命令する
  2. 告げ口する
  3. しかる。厳しく言い聞かせる

たとえば、

【例文】用事を申し付ける →「命令する」の意味

【例文】あなたの不正を上司に申し付けます! →「告げ口する」の意味

【例文】部下の至らない点を申し付けてください →「叱る」の意味

のようにして使います。

ちなみに敬語は「申し付ける」に尊敬語or謙譲語「お(ご)」で「お申し付け」というようになります。

「自分がお申し付けする」のであれば謙譲語としての使い方。

上司・目上・取引先などの「相手がお申し付けくださる」のであれば尊敬語としての使い方。

というように2パターンあります。

“お申し付けください”だと意味は?

「お申し付けください」としたときの意味は…

「言い付けてほしい」
「言い付けてくれ」

申し付けるは「言い付ける」の謙譲語であり、「①命令する」「②告げ口する」「③叱る」のどれかの意味であるためシンプルに要約すると、

①命令してほしい・言いつけてほしい

②告げ口してほしい

③叱ってほしい

のどれかの意味に解釈できます。

なお「お申し付けしてください」は間違い敬語であるためご注意を。

“お申し付け”をつかった言い換え例文

下にいくほど丁寧なフレーズになります。

  • 例文「お申し付けください」
  • 例文「お申し付けくださいませ」
  • 例文「お申し付けいただきたく、お願い致します」
  • 例文「お申し付けいただきたく存じます」
  • 例文「お申し付けいただければと存じます」
  • 例文「お申し付けくださいますようお願い申し上げます」
  • 例文「お申し付けいただきますようお願い申し上げます」
  • 例文「お申し付けいただければ幸いです」
  • 例文「お申し付け賜りますようお願い申し上げます」
  • 例文「お申し付けいただけましたら幸甚に存じます」
  • 例文「お申し付け賜れますと幸甚に存じます」
  • 例文「お申し付け賜れましたら幸甚に存じます」

補)幸甚(こうじん)の意味は「この上もない幸せ。大変ありがたいこと。また、そのさま」

補)敬語の解説はこれまでと重複するため省きます

使い方・ビジネスメール例文【全文】

こうして長々と読んでいてもイメージがつかみにくいかと思いますので、より実践的に使い方を。

ここでは「お尋ねください」の丁寧な言い換えをつかったビジネスメール例文を紹介します。どれも目上・上司・取引先にふさわしい丁寧な敬語にしていますので、ご参考にどうぞ。

ビジネスメール例文①指示するようにお願い・依頼

メール件名:○○さん送別会準備・進捗のご報告

●●部長(上司)

お疲れ様です。

さて○○さん送別会の件、下記のとおりに準備を進めておりますのでご報告いたします。

①会場:東京グール
②予約:30名で個室を予約済み
③プラン:5000円/人、ドリンク別途
④送別の品:
・佐藤さん用:ネクタイ購入(ご本人の要望により購入しました)
⑤その他

その他必要事項がございましたら、何なりとお申し付けください。

お忙しいところお手数ではございますが、ご確認のほどお願い申し上げます。

*********
メール署名
*********

ビジネスメール例文②見積もり送付

メール件名①返信Re:見積もり送付のお願い
メール件名②新規: 見積もり送付の件(ビジネス企業・ノマド)

ケミカル株式会社
資材部 三菱 様

お世話になります。
(株)ビジネス企業にて営業を担当しております、ノマドと申します。

このたびはお引き合いをいただき誠にありがとうございます。

さてご依頼の件、製品●●の見積書につき添付ファイルにてお送りいたします。ご検討いただければ幸いです。

ご質問等ございましたら遠慮なくお申し付けください。

何卒よろしくお願いいたします。

***********
メール署名
***********

ビジネスメール例文③懇親会の案内

メール件名:【国内営業チーム】懇親会開催のご案内

皆さま (社内各位)

お疲れ様です。

さて首記の件、日頃のご慰労をかねて下記のとおりに懇親会を開催いたします。

なお、本メールはご参加いただく方のみに送付しております。

もし急用などでご欠席される際は、事前に幹事(ノマド:内線1234)までご連絡いただければと存じます。

ご質問等ございましたらお気軽にお申し付けください。

よろしくお願いいたします。

①日時:1月20日(木)18:30~
※本社1階に18:00集合 → 移動
②場所:●●●
※地図を別途添付いたします
③会費:目安5000円/人(後日精算)
④緊急連絡先:
・xxx(幹事・ノマド)
・xxx(副幹事・野間子)

以上

***********
メール署名
***********

ビジネスメール例文④会食・接待の案内

メール件名:【4月28日】会食のご案内(転職・ノマド)

株式会社ビジネス
営業部 ●● 様

いつもお世話になっております。
転職・ノマドでございます。

さて、先日ご相談させて頂きました会食につき、日時・場所など確定いたしましたので、下記のとおりご案内申し上げます。

ご不明な点等ございましたら何なりとお申し付けください。

どうぞよろしくお願いいたします。

①日時:4月28日(木)18:30~
・貴社へ伺いご挨拶後、タクシーにて移動

②場所:●●●
・URL:xxx
・食品アレルギー等ございましたら事前にお申し付けください

③貴社よりご出席
・●●様、▲▲様

④弊社より出席
・xx(上司)、zz(上司)、ノマド

以上

***********
メール署名
***********

ビジネスメール結びをより丁寧にするコツ

あまり関係ないのかもしれませんが重要なので念のため。

ビジネスメールの文末・結び・締めとして使うことのおおい「お尋ね」

ここでは、

ビジネスメール結びをより丁寧にするためのコツをご紹介します。

+前置きに添えるフレーズを!

ビジネスメールの文末・結び・締めをより丁寧にするためのコツ。

「お尋ね」の前置きに添える丁寧なお願いフレーズ「どうか」「何卒(なにとぞ)」を使うとより丁寧な印象のメールとなります。

たとえば以下のようなフレーズがあります。

  • どうか
    例文「どうかお尋ねくださいますようお願い申し上げます」
    例文「どうかお尋ねくださいますようお願い致します」
    例文「どうかお尋ねいただければ幸いです」
    例文「どうかお尋ねいただければと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます」
  • 何卒=どうか
    例文「何卒お尋ねくださいますようお願い申し上げます」
    例文「何卒お尋ねくださいますようお願い致します」
    例文「何卒お尋ねいただければ幸いです」
    例文「何卒お尋ねいただければと存じます。よろしくお願い申し上げます」

+気づかいの敬語フレーズもGood

ビジネスメールの文末・結び・締めをより丁寧にするためのコツ。

「お尋ね」の前置きには強調するフレーズ「どうか」「何卒(なにとぞ)」だけでなく、申し訳なく思う気持ちや、相手を気づかうフレーズをもってきても丁寧です。

たとえば「誠に勝手を申し上げますが」などと組み合わせ、以下例文のようにすると好感がもてますね。上司や目上にはもちろんのこと、取引先のメールにも使える丁寧な例文にしています。

  • 恐縮=申し訳なく思うこと
    「お忙しいところ恐縮ではございますがお尋ね〜」
    「お忙しいところ大変恐縮ではございますがお尋ね〜」
    「たびたび恐縮ではございますがお尋ね〜」
  • 恐れ入る=申し訳なく思う
    「お忙しいところ恐れ入りますがお尋ね〜」
    「お忙しいところ大変恐れ入りますがお尋ね〜」
    「たびたび恐れ入りますがお尋ね〜」
  • お手数=お手間
    「お忙しいところお手数お掛けしますがお尋ね〜」
    「お忙しいところ大変お手数ではございますがお尋ね〜」
  • 勝手を申し上げる=自分勝手を言う
    「誠に勝手を申し上げますがお尋ね〜」
  • ご無理申し上げる = 無理を言う
    「ご無理申し上げますが、何卒お尋ねくださいますようお願い申し上げます」
  • ご多忙とは存じますが=忙しいとは思うけど
    「ご多忙とは存じますがお尋ね〜」

結局どれがもっとも丁寧?

あまりにも言い換え敬語フレーズがおおいので、どれを使うべきか迷ってしまうというあなたのために。

ここまで紹介した言い換え例文の丁寧レベルを整理しておきます。

※ あくまでも目安としてお考えください。

①会話・電話対応につかえる丁寧レベル

下になればなるほど丁寧な敬語になります。また、おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お尋ねください
  2. お尋ねくださいませ
  3. お尋ねいただけますか?
  4. お尋ねいただけますでしょうか?

②ビジネスメール対上司・対社内につかえる丁寧レベル

おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お尋ねください
  2. お尋ねくださいませ
  3. お尋ねいただけますか
  4. お尋ねいただけますでしょうか
  5. お尋ねいただきたく、お願い致します
  6. お尋ねいただきたく存じます
  7. お尋ねいただければと存じます
  8. お尋ねくださいますようお願い申し上げます
  9. お尋ねいただきますようお願い申し上げます
  10. お尋ねいただけますようお願い申し上げます

注)上下関係に厳しい上司や、社内でも相当のポジションにいる人にたいしては例文⑤以降あるいは次項のフレーズをつかいましょう。

補)「お願い申し上げます=お願い致します」に言い換えOK

③ビジネスメール対取引先・対顧客につかえる丁寧レベル

おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お尋ねくださいませ
  2. お尋ねいただきたく、お願い致します
  3. お尋ねいただきたく存じます
  4. お尋ねいただければと存じます
  5. お尋ねいただきますようお願い申し上げます
  6. お尋ねいただけますようお願い申し上げます
  7. お尋ねくださいますようお願い申し上げます
  8. お尋ねいただければ幸いです
  9. お尋ねいただければ幸甚に存じます
  10. お尋ねいただけましたら幸いです
  11. お尋ねいただけましたら幸甚でございます
  12. お尋ねいただけましたら幸甚に存じます

補)「お願い申し上げます=お願い致します」に言い換えOK

補)幸甚(こうじん)の意味は「この上もない幸せ。大変ありがたいこと。また、そのさま」

④最上級の丁寧レベル

おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お尋ねいただければ幸いです
  2. お尋ねいただければ幸甚に存じます
  3. お尋ねいただけましたら幸いです
  4. お尋ねいただけましたら幸甚でございます
  5. お尋ねいただけましたら幸甚に存じます

・「お願い申し上げます=お願い致します」に言い換えOK

・幸甚(こうじん)の意味は「この上もない幸せ。大変ありがたいこと。また、そのさま」

・賜る(たまわる)は公式なビジネス文書や手紙によくつかう

【まとめ】お尋ねの使い方

いろいろと散らかってきたので「お尋ねください」の言い換えと、ほかにもビジネスシーンで使える「お尋ね」の使い方をまとめます。