「なるほど」の敬語フレーズ7つ、ビジネス・目上にふさわしい使い方

「なるほど」をビジネスシーンや目上のヒトに使うと失礼?

とご心配のあなたへ。

「なるほど」の代わりにビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)でつかえる言い換え敬語を紹介する記事。

まずは要点のまとめから。

なるほど は目上のヒトに失礼となる!

なるほど は「確かに」という意味の言葉で相づちとして使われるのですが…

そもそも敬語ではなく文章としては不完全な言葉です。

したがって目上のヒトに使うと失礼に当たります。

「よいお年を!」「お大事に!」などが目上のヒトに失礼になる理由と同じですね。正しくは「よいお年をお迎えください」「お大事になさってください」とします。

ということなので、

ビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)で使うときには、もっと適切な敬語に言い換えをしましょう。

それでは具体的にみていきましょう。

なるほど の意味と使い方

本題に入る前にまず、「なるほど」ってそもそもどんな意味?使い方は?という点につきザックリと復習しておきましょう。

なるほど(成る程) の意味

  1. 他人の言葉を受け入れて、自分も同意見であることを示す。たしかに。まことに。
    例文「なるほど、それはいいアイディアですね」
  2. 相手の言葉に対して、その通りであると同意する気持ちを表す
    例文「なるほど。おっしゃる通りですね」

なるほど の使い方

なるほど の使い方は…

相手の話にたいして「確かに!」「その通りですね!」といった感じで相づちを打つときに使うフレーズです。

ただし、ビジネスシーンで上司など目上のヒトや取引先に使うにはふさわしくない言葉。繰り返しにはなりますが、「なるほど!」は動詞がぬけた不完全な文章であるためです。

なるほどですね! は失礼とかいう前に言葉としてオカシイ

ここでひとつ注意点を。

なるほど は不完全な文章のため失礼にあたるとしましたが、じゃあ「なるほどですね!」というように完全な文章にしたらいいのかという問題が出てきます。

まずは結論ですが、

「なるほどですね!」は目上に失礼とかうんぬんの前に言葉としてオカシイので使いません。ビジネスシーンで使ってしまうと恥ずかしいのでご注意を。

なるほど は副詞であるため動詞が必要なのですが…

「なるほどですね」としてしまうと「確かにですね」となり、なにが「なるほど=確かに」なのかヤッパリ意味不明なのです。

「なるほどその通りですね」であれば正しい日本語の使い方ということになります。したがって、このように使えば目上のヒトに失礼にあたることもありません。

ただ一般的に、

「なるほど」をつかったフレーズはビジネスシーンでふさわしくないとされているため、「なるほどおっしゃる通りですね」なども使わないほうが無難と言えます。

敬語は正しい正しくないということ以上に、
受けとった相手がどう感じるかを重視するためです。

長くなりましたが基本事項の復習はここまで。

ここからは、

「なるほど」のビジネスにふさわしい言い換え敬語について詳しくみていきましょう。

なるほど の言い換え敬語

なるほど の代わりにビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)に使える言い換え敬語。

まずは、相づちのビジネスシーンで使うのにふさわしい言い換え敬語から。

例文①そうですね!

なるほど の代わりにビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)に使える言い換え敬語。

  • 例文「そうですね!」

意味は
その通りですね!と相手に同意する相づちとして使います。

ビジネスシーンでの使い方はたとえば、何かしらの話を聞いたときの相づちとして使うとよいでしょう。これを敬語というのかは怪しいですが…とにかく丁寧な相づちではあります。

【ビジネスシーンでの例文】

上司・目上のヒト
「最近、景気悪いなぁ~どこも売上が落ちてるよ」

あなた
「そうですね…深刻な状況です…」

例文②ごもっともです!

なるほど の代わりにビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)に使える言い換え敬語。

  • 例文「ごもっともです!」
  • 例文「ごもっともでございます」

意味は
「なるほどその通りだ」というのを敬って言う語。「ごもっともな質問です」「お説ごもっとも」などとして使います。

なるほど の意味にもっとも近い言い換え敬語になります。ビジネスシーンで使われる事はめったに無く「おっしゃる通りですね」のほうが一般的です。

【ビジネスシーンでの例文】

上司・目上のヒト
「最近、景気悪いなぁ~どこも売上が落ちてるよ」

あなた
「ごもっともですね…深刻な状況です…」

例文③そうでしたか!

なるほど の代わりにビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)に使える言い換え敬語。

  • 例文「そうでしたか!」
  • 例文「そうなんですか!」

意味は
そうだったの!と何かの気づきを得たときに相づちとして使います。

使い方はたとえば、上司から何かしらのウンチクを聞かされたときの相づちとして使うとよいでしょう。

例文①そうですね!との違いは…「そうですね」は同意に使い、「そうでしたか」は何かしらの発見があったときに使います。

【ビジネスシーンでの例文】

取引先・上司
「当社は今でこそ売上1兆円のグローバル企業だけど昔は田舎の町工場だったんだ」

あなた
「そうでしたか!勉強になります」

例文④おっしゃる通りですね!

なるほど の代わりにビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)に使える言い換え敬語。

  • 例文「おっしゃる通りですね」

意味は
(あなたが)言うとおりですね!
「言う」の尊敬語「おっしゃる」をつかって敬語にしています。

使い方はたとえば、目上のヒトの意見にたいして激しく同意するときに相づちとして使います。ちなみに、ビジネスメールで使うとしたら「おっしゃる通りでございます」「ご指摘の通りでございます」などのようにかしこまった敬語フレーズにするとよいでしょう。

また「ごもっとも」でもおなじような意味になりますが、ビジネスシーンでは「おっしゃる通りです」のほうが一般的です。

【ビジネスシーンでの例文】

上司・目上など
「○○君って仕事はできるけど付き合いが悪いと思わないか?」

あなた
「おっしゃる通りですね。私も何度か誘いましたがすべて断られました」

例文⑤はい/ええ

なるほど の代わりにビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)に使える言い換え敬語。

  • 例文「はい」
  • 例文「ええ」

意味は
相手の話を肯定するとき、相づちを打つときに使う語。

もっともシンプルな相づちでありビジネスシーンでよく使います。

「はい」相手の話「ええ」相手の話「はい」相手の話「ええ」…のようにエンドレスで相づちを打つことができるすばらしい表現です。

これを敬語というのかは別として…丁寧な相づちではあります。

また注意点としては、あまりに「はい・ええ」ばっかりだと話を聞いてないように感じてしまうため、適宜「そうでしたか!」「それは凄いですね!」などのような相づちを含めましょう。

くわえて、

「ええ」という相づちを目上のヒトに使うのは失礼だ、としているウェブサイトもありますが、まったく失礼ではありません。ビジネスシーンでは目上・目下を関係なくフツーに使われます。

その他

わたしの思いつく限りで他には…

  • 例文⑥いかにもその通りです!
  • 例文⑦承知いたしました(場合によっては使える)

などであれば使えそうですね。

他にも使えるビジネスシーンでの相づち

以上で「なるほど」の言い換え敬語については終了。

ここからは、ビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)に使える相づちのフレーズを紹介します。

といっても、相づちは人それぞれイロイロな表現をするのでコレが正解というのではないのですけど…。

肯定・同意の相づち

ビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)で使える相づちのフレーズ。

「はい」「ええ」「おっしゃる通りです」

「その通りです」「そうですね」「すばらしいですね」

「それは良かったですね」「おめでとうございます」

「ごもっともです」「私もそのように考えます・思います」

「なるほど」は使わない

否定の相づち

ビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)で使える相づちのフレーズ。

「いえ、とんでもないです」「とんでもございません」

「滅相もございません」「いいえ~」

「いえ、それほどでも」は使わない

驚きの相づち

ビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)で使える相づちのフレーズ。

「本当ですか?」「そうなんですか?」「凄いですね!」

「ホントに驚きました」「その後いかがなさいました?」

会話をスムーズにする相づち

ビジネスシーン(メール・手紙・文書・社内上司・社外・目上・就活・転職)で使える相づちのフレーズ。

「おもしろいですね」「それは凄いですね」

「とんでもないですね!」「すばらしいですね」

ちゃんとした敬語を使えるビジネスマンはゼロ(苦笑)

ちょっとココだけの話というか、
あまり敬語の使い方にきびしくしばられるのは良くないという話。

じつは、

ビジネスパーソンでちゃんとした敬語を使えているヒトは極めてマレです。ほとんどゼロといっても差し支えありません。

なぜなら学校でもベーシックな部分しか習わないことにくわえ、社会人になったら先輩や上司・取引先のBroken敬語から学ぶから。

結果として間違った敬語をつかう上司がいると、部下も間違えるという罪深い状況に…それがどんどん連鎖して、しまいには誰も正しい敬語を使わなくなるという悲劇。

まぁ、わたしもそのループの中にいるのですけど…

たとえば、

「伺います」「伺いたいです」「お伺いしたいです」「お伺いいたします」どれが正しい敬語ですか?

ときかれてもたぶん多くのビジネスパーソンは間違うことでしょう。

敬語って結局、その程度なのですよね…

→ 「お伺いしたい」「伺いたい」「伺いたく存じます」正しい敬語は?

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