せっかくの機会ですので、ビジネスメールにおける断り方の基本についても少しだけ。
断りの敬語フレーズ基本構成
ビジネスメールにおける丁寧な断り方には一定のルールがあります。
具体的には…
断りの敬語フレーズの基本構成は以下のようになっていると素晴らしいです。
【例文】
前置き① せっかくのお誘いではございますが、
理 由② あいにく先約があり、
断 り③ 今回は遠慮させて頂きます。
【例文】
お詫び④ お心遣いを無にするような返事となりましたこと、深くお詫び申し上げます
こんな感じ。
すると…
-断りのビジネスメール例文-
(前略)
せっかくのお誘いではございますが、あいにく先約があり今回は遠慮させて頂きます。
お心遣いを無にするような返事となりましたこと深くお詫び申し上げます。
(後略)
というような素晴らしい断りの文章となります。
で、あとは応用。
この組み合わせに、
- 前置き①には何を使う?
- 理 由②には何を使う?
- 断 り③どんな断り敬語を使う?
- お詫び④どんなお詫び敬語を使う?
で色々な誘いに対する断りフレーズを作ることができます。
この基本さえマスターしておけば、
あなたの語彙が広がるほどに断るときの敬語の幅も増えていきます。
語り始めるとこれだけでひとつの記事ができてしまうため、代表的なものだけをこれから紹介します。
「仕事の依頼を断る」ときの敬語フレーズ
- 【例文】せっかくご依頼を頂いておきながら心苦しい限りではございますが、ご希望納期での対応が非常に難しく、お受けいたしかねます
- 【例文】せっかくの機会ではございますが、より魅力的なお仕事のオファーを受けたため辞退させて頂きます
- 【例文】弊社内のリソースが不足しており誠に不本意ではございますが、本件お見送りさせて頂きます
- 【例文】ご要望の予算内でお応えすることが非常に困難であるため、お受けいたしかねます
- 【例文】せっかくの機会を頂いておきながら非礼この上ないことと存じますが、より魅力的な仕事の紹介があったため、辞退いたします
「申し出・購入・提案を断る」ときの敬語フレーズ
※「申し出」は謙譲表現であるため「ご提案」「お誘い」「お気遣い」などとシーンごとにふさわしい語に言い換える。
- 【例文】せっかくのご提案にも関わらず心苦しい限りではございますが、プロジェクト予算を超過してしまい、今回はお見送りいたしたく存じます
- 【例文】素晴らしいご提案を頂いておきながら誠に遺憾でございますが、より魅力的なオファーがあったため見送らせて頂きます
- 【例文】せっかくのご提案ではございますが、弊社内で精査いたしました結果、現時点では不要であるとの判断が下され、今回はお見送りいたします
- 【例文】価格が想定予算を超過しており誠に不本意ではございますが、見送りとさせて頂きます
- 【例文】せっかくのご提案を頂いておきながら非礼この上ないことと存じますが、より魅力的なオファーがあったため、今回は見送らせて頂きます
「誘いを断る」ときの敬語フレーズ
※「都合が悪い」とは言わず、別の表現に言い換える
- 【例文】せっかくのお誘いにも関わらず心苦しい限りではございますが、あいにく先約があり、今回は遠慮させて頂きます
- 【例文】せっかくのお誘いなのですが、あいにく出張で不在にしておりお気持ちだけ頂戴いたします
- 【例文】お誘いを頂き至極光栄に存じますが、あいにく外出で不在にしており辞退させて頂きます
- 【例文】お誘いを頂きとても嬉しく存じますが、どうしても外せないプライベートの都合があり今回はお気持ちだけ頂戴いたします
- 【例文】せっかくお誘いを頂いておきながら非礼この上ないことと存じますが、急な出張が決まったため見送らせて頂きます
➡︎【完全版】断りの丁寧な敬語フレーズ100選(誘い・都合が悪いetc)