アクセンチュアの年収って高い?低い?
年収ランキングからは見れない真の年収について。
この記事では
アクセンチュアの年収に関する以下の疑問を解消していきます。
・経営コンサルタント/ITコンサルタント・デジタルコンサルタント/SE職って年収高い?低い?
・新卒/アナリスト/コンサルタント/マネージャー/シニアマネージャーの年収は?
・20代/30歳/35歳/40歳/50歳…の年収は
・給料体系は?
・福利厚生は?
それではアクセンチュアの年収について、
初任給(学部卒/院卒)〜20歳代・30歳・35歳・40歳・50歳での目安年収と、各役職ごとの目安年収、残業代こみ年収、福利厚生をまとめていきます。転職・就活のご参考にどうぞ。
※アクセンチュアは外資系企業であり平均年収データなし。
※また年収制度はころころ変わる点にご注意を。
アクセンチュア『コンサルタントの年収』
アクセンチュア・ITコンサルタント/経営戦略コンサルタント・デジタルコンサルタントの年収について、まずはシンプルにまとめから。
SE職は違う給与体系であるため次項にて解説します。
※ どのポジションでも年棒制
※ 住宅手当は別途あり: 首都圏max 3万円/月
※ 修士卒は手当あり: +2.5万円/月
(年収例では含まれていない)
※ 成果を上げれば出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ 3~4年おなじ役職にいて出世できないと異動させられる。up or eleswhere の文化。
- 学卒/院卒の初任給『年収430/460万円』
・見習い
・大学院卒は+2.5万円/月の手当ありだけど誤差の範囲
・残業代は別途でる
・インセンティブで+0~15%加算あり
・残業を月45時間とすると残業代込み年収は570万円※単価の高い深夜残業、土日出勤は加味してない - 大卒2-3年目23-25歳『年収450-500万円』
・アナリスト
・残業代は別途。月45時間まではOK、残りはサービス残業?←上司とプロジェクト予算による。電通の過労死問題をうけて改善中。
・インセンティブで+0~15%加算あり
・残業を月45時間とすると残業代込み年収600-660万円 - 大卒4-7年目26-29歳『年収500-600万円』
・コンサルタント
・それなりの成果をだせば新卒入社4年目くらいで昇格。ただし完全に目安であり年齢関係なく上がるひとは上がる。
・昇格できなければ、あきらめて20代のウチに転職したほうがいい
・残業を月45時間とすると残業代込み年収660-800万円 - 大卒8-12年目30-34歳『年収1000万円+インセンティブ』
・マネージャー(課長クラス)
・残業代ゼロになる
・インセンティブボーナスあり(年棒の0~30%??)
・通常は早くて30歳で昇格、永遠に昇格しないひともいる - 大卒13-17年目35-39歳『年収1200万円+インセンティブ』
・シニア マネージャー(部長クラス)
・ほとんどの人が昇格できずに転職する
・インセンティブボーナスあり(年棒の0~30%??)
・日本法人だと部長クラス、本国だと次長クラス - 大卒18-23年目40-45歳『年収3000万円??』
・ディレクター(役員クラス)
・日本法人だと役員 or 社長クラス、本国だと部長クラス
・日本法人にいる限りは極めてうすい昇格率
コンサルタントの年収まとめ
まとめると、
アクセンチュア・ITコンサルタント/ビジネスコンサルタントの年収は、パフォーマンスと役職次第。年齢はほとんど関係ない。
日系IT企業のように
「それなりの仕事をしていれば給料上がる」なんてことはあり得ない。
誰でも到達できるラインは「ない」
すべては上司のサジ加減ひとつで決まる。
年収1000万円に到達するには以下2つの方法がある。
① コンサルタント・ポジションで鬼のように残業するか、
② マネージャーに昇格するか
つまりほとんどの人は
年収1000万円に到達せずに「eleswhere組」になってしまうでしょう。
アクセンチュア『SE職の年収まとめ』
つづいて
アクセンチュア・SE職の年収についてシンプルにまとめ。SE職はコンサルタントと違う給与体系であり、年収低くなるためご注意ください。
※ どのポジションでも年棒制。SE職だけ年1回のボーナスあり。額はあなたの評価次第でおおむね「年棒÷12 x 0-5」の範囲におさまる
※ 住宅手当は別途: 首都圏max 3万円/月
※ 修士卒は手当あり: +2.5万円/月
※ 成果を上げれば出世する単純なシステム
※ スムーズに出世したときのケース
※ 3~4年おなじ役職にいて出世できないと異動させられる。up or eleswhere の文化。
- 学卒/院卒の初任給『年収330/360万円+ボーナス』
・見習い
・大学院卒は+2.5万円/月の手当ありだけど誤差の範囲
・学卒の初任給、大学院卒の初任給ともにほとんど同じ
・残業代は別途でる
・残業を月45時間とすると残業代込み年収は440万円※単価の高い深夜残業、土日出勤は加味してない - 大卒2-3年目23-25歳『年収350-400万円+ボーナス』
・見習い
・SE職はベース年収低いのに昇進もおそい
・残業代は別途。月45時間まではOKで残りはサービス残業?←上司とプロジェクト予算による。電通の過労死問題をうけて改善中。
・残業を月45時間とすると残業代込み年収460-540万円+ボーナス - 大卒4-8年目26-30歳『年収400-450万円+ボーナス』
・アナリスト
・残業を月45時間とすると残業代込み年収540-600万円+ボーナス - 大卒9-13年目31-35歳『年収450-550万円+ボーナス』
・シニア アナリスト
・それなりの成果をだせば新卒入社9年目くらいで昇格。ただし完全に目安であり年齢関係なく上がるひとは上がる。
・昇格できなければ、あきらめて20代のウチに転職したほうがいい
・残業を月45時間とすると残業代込み年収600-730万円+ボーナス - 大卒14-18年目36-40歳『年収800万円+ボーナス』
・マネージャー(課長クラス)
・昇格は非常に難しい。そもそもこの年齢まで残れるひとは尊敬に値する
・残業代ゼロになる
・SE職は出世が遅い。永遠に昇格しないひともいる - 大卒19-23年目41-45歳『年収1000万円+ボーナス』
・シニア マネージャー(部長クラス)
・SE職からの出世はほぼ不可能
・日本法人だと部長クラス、本国だと次長クラス - 大卒18-23年目40-45歳『年収3000万円??』
・ディレクター(役員クラス)
・SE職からの出世は不可能
SE職の年収まとめ
まとめると、
アクセンチュア・SE職の年収は低い。マネージャーになればまともになるものの昇格できる人はごくわずか(~3%)。
ほとんどの社員は「eleswhere」で
年収1000万円にすら到達できずにキャリアを終えます。
またボーナスは
人によって差がありすぎるためここでは考えていません。
普通にやっていれば「年棒÷12 × 2」はもらえるものと思います。つまりだいたい60-100万円くらいが期待値。とんでもなく活躍すれば「年棒÷12 × 6」を超えますが…
実際の年収を考えるときには
上記に100万円ほど追加しておきましょう。
ちなみに
ボーナスは会社の業績と個人の業績におうじて役員や上司が勝手に決めます。年による上下がものすごい。
アクセンチュア『役職・年齢ごと年収まとめ』
アクセンチュアの年収を、みやすいようにテーブルにてまとめておきます。マネージャー未満であれば残業代は別で支給されますが、他の企業と比べやすくするため含みません。
①コンサルタントの年収(残業代別途)
アクセンチュアの
ITコンサルタント・テクノロジーコンサルタント・戦略コンサルタントは同等の年収であり以下のとおり。
年 齢 | 役 職 | 年 収 | 基本給 万円/月 |
---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
見習い | 430万円 | 年棒制 |
初任給 院卒 |
見習い | 460万円 | 年棒制 |
入社2-4年目 24-26歳 |
アナリスト | 450-500万円 | 年棒制 |
入社5-8年目 27-30歳 |
コンサルタント | 500-600万円 | 年棒制 |
入社9-18年目 31-40歳 |
マネージャー 課長 |
1000万円 | 年棒制 |
入社16-23年目 37-45歳 |
シニア マネージャー 部長 |
1200万円 | 年棒制 |
目安なし | ディレクター 役員 |
3000万円? | 年棒制 |
※他社と比較しやすくするため残業代はいれてない
※成果に応じてインセンティブあり: +年収の0~15%
※マネージャー以上になれるのはごくわずか。
残りは「eleswhere組」となり転職する
※どのポジションでも年棒制
※住宅手当は別途あり: 首都圏max 3万円/月
(年収例には含まれていない)
※修士卒は手当あり: +2.5万円/月
(年収例には含まれていない)
※成果を上げれば出世する単純なシステム
※スムーズに出世したときのケース
※3~4年おなじ役職にいて出世できないと異動させられる。up or eleswhere の文化。
②SE職の年収(残業代別途)
アクセンチュアのSE職は
年収低い代わりにボーナスつきますが、あまりに振れ幅が大きすぎるため年収にカウントしてません。普通にやっていれば60-100万円/年くらいは貰えるものと推測。
年 齢 | 役 職 | 年 収 | 基本給 万円/月 |
賞与 月数/年 |
---|---|---|---|---|
初任給 学部卒 |
見習い | 330万円 | 年棒制 | 0-6 |
初任給 院卒 |
見習い | 360万円 | 年棒制 | 0-6 |
入社2-3年目 24-26歳 |
見習い | 350-400万円 | 年棒制 | 0-6 |
入社4-8年目 26-30歳 |
アナリスト | 400-450万円 | 年棒制 | 0-6 |
入社9-13年目 31-35歳 |
シニア アナリスト | 450-550万円 | 年棒制 | 0-6 |
入社14-18年目 36-40歳 |
マネージャー 課長 |
800万円 | 年棒制 | 0-6 |
入社18年目 40歳 |
シニア マネージャー 部長 |
1000万円 | 年棒制 | 0-6 |
※他社と比較しやすくするため残業代はいれてない
※ボーナスは普通にやってれば「年棒÷12 × 2」。つまりだいたい60-100万円くらいが期待値。振れ幅が大きすぎるため加算せず。
※成果に応じてインセンティブあり: +年収の0~15%
※マネージャー以上になれるのはごくわずか。
残りは「eleswhere組」となり転職する
※どのポジションでも年棒制
※住宅手当は別途あり: 首都圏max 3万円/月
(年収例には含まれていない)
※修士卒は手当あり: +2.5万円/月
(年収例には含まれていない)
※成果を上げれば出世する単純なシステム
※スムーズに出世したときのケース
※3~4年おなじ役職にいて出世できないと異動させられる。up or eleswhere の文化。
アクセンチュアの福利厚生
アクセンチュアの福利厚生まとめ。
- 独身寮
・なし - 社宅
・なし - 世帯手当
・なし - 住宅補助
・首都圏でmax3万円/月 - 残業代
・月45時間までは申請可能。超過分はサービス残業だが上司やプロジェクトによる - その他の福利厚生
・不明 - その他
・ストックオプションあり
・退職金あり
外資系/日系IT企業の中でどのくらい?
アクセンチュアの年収は…
SE職であれば
日系大手よりも低い。福利厚生やプレッシャーを考えると日系大手のが圧倒的に恵まれています…
コンサルタント職であれば
外資コンサルファームの中では低いレベル。
30歳でマネージャーに昇格できなければ
サクッと見切りをつけて転職しましょう。
30歳を過ぎて会社にしがみついても
何のメリットもない会社です。
そして40歳までには多くの社員が転職しているうえ、マネージャーにならないと年収1000万円超えないので生涯賃金ベースではひくい。
高給だとおもって就職・転職すると確実にギャップに苦しむことになります。
また
もし激務な部署に配属となってしまったら…転職をご検討ください。
激務でも我慢できるような年収レベルではありません。
他業界との比較では…
日系大手銀行・証券・総合商社・大手専門商社や大手損保に劣ります。福利厚生の少なさを考えると大手メーカーにすらも劣ります。
生涯賃金ベースでは…
そもそも生涯はたらく人がいなさそうなので算出不能。
業界研究記事
・外資系化学メーカーに就職・転職ってどうよ?年収とかいろいろ
管理人さんへ、戦略と非戦略では、年棒が違いますよ。ネットで調べて下さい。
あと、最近のベース給与改定やら福利厚生でもうちょい、給与はいいです。
ACの名誉のために、メリットを言っておけば、若い30代に同世代と比較して高収入と高い市場価値が得られます。
が、確かに30以降では賃金メリットは日系企業に追い越されてなくなりますね!
いずれにせよ、万人受けする企業ではなく、何がしたいかはっきりしている人にしかお勧め出来ない企業です。