前回までバイマで在庫をするメリットとデメリットについて解説してきました。もうあなたも十分にご理解を頂けたかと思います。
そこで今回は、バイマで在庫をする場合に気をつけたいことを解説します。
投資のやり方と在庫のやり方はほとんど同じ
まずバイマで在庫をするということは、株に投資するのと同じ意味を持ちます。
どちらも将来のリターンを狙ってお金を使うからです。
つまり投資が得意な人は、在庫の最適化も得意だし、在庫の最適化が苦手な人は株やビジネスへの投資も苦手…ということが言えると思います。
そこで、バイマのバイヤー活動で在庫のやり方を身につけておけば、ビジネスの投資にも役に立つので一石二鳥の学習効果を得ることができます。
在庫をする場合に気をつけたい3つのこと
長期的に売れるものしか在庫しない
オールシーズンで確実な売上を期待できる商品のみ在庫します。
従って、以下のようなものは在庫するのを避けます。
在庫の悪い例:
- 単発の流行りもの
- 芸能人や著名人が身につけて瞬間ヒット
- シーズンが限定されてしまう商品
- 買い付け先の在庫が多すぎる商品
こんなものを在庫してしまうと、のちのち処分するのに苦労することになります。←経験あり。適正量であれば問題ないですが、旬を逃すと不良在庫が決定する商品たちです。
在庫の良い例:
- オールシーズン需要があるバッグ、アクセサリー、ブライダル、バカンス関連商品
- 必ず需要のある定番商品
- サイズがいらない商品
- 買い付け先の在庫が少ない商品
一方でこういった商品であれば、仮に不良在庫になってしまったとしても、値段を下げれば必ず処分できます。
在庫する場合のルールを必ず決める
自分なりのルールを決めて、時と場合に応じて損切りをする必要があります。これがルーズになってしまう人は黒字倒産してしまう可能性があるので、要注意です。
例えばこんな感じでルールを明確にしておきます。
在庫をする場合の参考ルール(最大3つまで):
- 6ヶ月売れなかったら処分販売をする
- 在庫金額の上限は100万円
- 在庫商品の累計利益が10万円を超えたら値下げして処分する
こんな具合のシンプルなルールで良いでしょう。
あまりにルールが複雑すぎると今度は在庫することに臆病になってしまいますので、ルールは最大3つにしましょう。
在庫でも投資活動でも損切りが勝負の決め手。ルールを必ず決めておきましょう。
売れていても調子に乗らない
これが最もやってしまいがちな失敗です。私自身、飛ぶように売れるからといって調子に乗って、ひとつの商品で100万円分の在庫をしたことがあります。ところがある時を境に全く売れなくなって、ほとんど不良在庫に…これを処分するのに半年くらいかかりました…泣
在庫は足りないくらいがちょうど良いのです。冷静になりましょう。