ビジネスメールや上司との会話で使われる「いかがでしょうか」。
これに対する返事・返答はどうする?
という疑問を解消していく記事。
まずは基本として「いかがでしょうか」の意味は「どうでしょうか?」であり、使い方は大きく2つあります。
- 「相手に何かをすすめる」で例えば、「お飲み物はいかがでしょうか」といった使い方。
- 「相手からの感想・意見を求める」で例えば、「ご都合いかがでしょうか?」といった使い方。
したがって「いかがでしょうか」への返答は「質問の内容や状況によって異なる」が正しいです。
返答の例文を出したほうがわかりやすいため、状況別に例文でまとめていきます。
この記事の目次
【例文】「いかがでしょうか」に対する返答・返事
状況①相手から「何かをすすめられた」とき
あなたが相手(たとえば上司や先輩、店員)から「何かをすすられた」ときには、例文のとおりに返答します。目上の人(上司・先輩)や取引先にも使える表現にしています。
例文;
【質問】コーヒーはいかがでしょうか?
→返答:いいえ、結構です。/はい、お願いします。
※「いいえ、大丈夫です」という表現はNG。
【質問】部長、もう一軒いかがでしょうか?
→返答:そうだなぁ、次の店行こうか。/いや、もうお開きにしよう。
【質問】お飲み物はいかがでしょうか?
→返答:いえ、結構です。/はい、お願いします。どんな飲み物がありますか?
【質問】ご健康のためウォーキングをされてみては、いかがでしょうか?
→返答:いい考えですね!素晴らしいお考えですね!はじめてみます!/いえ、腰を痛めてまして・・・。
状況②相手から「感想・意見を求められた」とき
あなたが相手(たとえば上司や先輩、店員)から「どうだろうか?=いかがでしょうか」と意見や感想を求められたときには、例文のとおりに返答します。目上の人(上司・先輩)や取引先にも使える表現にしています。
例文;
【質問】○月△日もしくは×日に送別会開催を検討しておりますが、ご都合いかがでしょうか(ビジネスメール)
→返答①ポジティブ
ご調整いただきありがとうございます。小職、いずれの日程でも参加できます。
お取り計らいの程、どうぞよろしくお願い致します
→返答②ネガティブ
ご調整いただきありがとうございます。
大変申し訳ありません。あいにく、どちらも別件が入っておりまして。
~日ではいかがでしょうか?
たびたびお手数ではございますが、お取り計らいの程、よろしくお願い申し上げます。
【質問】その後、ご状況はいかがでしょうか?(ビジネスメール)
→返答①ポジティブ
ご連絡が遅くなり、誠に申し訳ありません。
さて頂いておりました件、社内で検討の結果、進めたく存じます。
つきまして、次のお打ち合わせ日程を調整いたしたく、候補を以下ご連絡いたします。
○月△日:終日
○月×日:終日
お忙しい中恐れ入りますが、ご連絡の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
→返答②ネガティブ
ご連絡が遅くなり、誠に申し訳ありません。
さて頂いておりました件、価格が合わなかったため、今回は見送りいたしたく存じます。
貴重なお時間をいただいておきながら、
このような結果となり、深くお詫び申し上げます。
ご理解と了承の程、何卒よろしくお願い致します。
【質問】他社買収の件につき、部長はいかがお考えでしょうか?(ビジネス会話)
→返答:価格が高すぎる。せめて100億円まで抑えないと交渉にならないな。
【質問】部長、先週の展示会はいかがでしたでしょうか?(ビジネス会話)
→返答:正直、期待はずれだったよ・・・。
【質問】部長、新しいオフィス物件はいかがでしたか?(ビジネス会話)
→返答:正直、期待はずれだったよ・・・。次の候補、探しといてくれない?
【質問】部長、先週の接待ゴルフいかがでしたか?(ビジネス会話)
→返答:いやぁ、あいにくの雨でねぇ。みんなスコアどころじゃなかったよ・・・。
状況③「いかがお過ごしでしょうか?」と尋ねられた時
最後に、「いかがお過ごしでしょうか」と尋ねられた時の返事・返答について。
例文;
【質問】大変ご無沙汰しております。いかがお過ごしでしょうか?(ビジネスメール)
→返答:
こちらこそ、ご無沙汰しております。
新天地での生活にも、ようやく慣れてきたところでございます。
○○様はお変わりないでしょうか。
まとめ
これでもかというくらい「いかがでしょうか?メール・ビジネス会話」への返答・返事のやり方について語ってみました。
ぜひ、ありとあらゆる場面を経験し、使い方をマスターしてください。頭でどうこうなるものではないので、ビジネスシーンで場数を踏んでくださいね。ではでは~~。