わたしは転職エージェント信者です。
したがって本ブログでは転職エージェントをウザイくらいプッシュしてます。
でもでも。
周囲からは、
- 「転職エージェントにすすめられて転職したのに…ぜんぜん話が違う!だまされた!」
- 「エージェントからの電話やメールがウザすぎる!!」
- 「年収上がることを期待したのに…ロクな転職先を紹介されなかった」
といった意見や…ひどいものになると「転職エージェントってなんか胡散くさい」といった意見すらもあります。
そこで今回は。
転職エージェントをつかうことのデメリットなり、注意点を紹介し、その対処法まで語っていきます。
1.セールストークにより、自分の希望をねじ曲げられる
転職エージェントを使うデメリットその1
- 転職エージェントのセールストークにより、自分の希望をねじ曲げられる
実際あった事例(私の話)
どういう事かというと…
実際にあった事例としてたとえば。
30歳・化学メーカーの営業職で、未経験から外資コンサルを目指して転職活動していたとき(私の話です)
- エージェント「未経験から30歳で外資コンサル、かなり厳しいですね…書類選考すら通過するかどうか…(失笑)」
- 私「いや難しいことは分かります。でもチャレンジしたいんですよ!化学メーカー営業に飽きちゃって…」
- エージェント「20代ならまだしも、30歳からの未経験業種は大幅に年収下がりますよ…それにコンサルの未経験採用は20代ばかりです。後輩とおなじ給料・待遇ではたらくのは精神的にキツイと思いますけどねぇ。業種を変えたいのでしたら外資メーカーとかはどうですか?TOEICの点数も高いようですし、海外営業経験もあるので日系大手もふくめて今より高待遇の企業はいっぱいありますよ!」
- 私「まったく興味ないですねぇ~」
- エージェント「はぁ、そうですか…それではダメもとですがコンサルもエントリーしてみましょうか…くわえて現実的に待遇をあげられそうな先も紹介していきますね!!」
- 私「それなら、まぁいいか~」
このように。
本人の希望よりも、これまでの経歴から通過しやすい企業へ転職をすすめられるのです…。
エージェントも、より早く効率的に転職先を決めたいのでこうなるのは仕方ないかもしれませんが…
ところが一方で。
別のコンサル専門のエージェントに相談したところ。「未経験採用になりますけど、30歳ならチャンスありますよ!コンサル業界は人材不足ですし…とりあえず応募しまくりましょう。」
といった反応もありました。
つまり。
しょうもないアドバイザーにあたると、自分の希望をムリやり曲げさせられ、違う方向にもっていかれるのですよね。これは転職エージェントあるあるなので気をつけましょう。
エージェントは転職市場を熟知しているだけあって、転職トークにおいてはあなたより数段うわてです。
「自分の希望がいつの間にか変えられた」ときの対処法2つ
- 対処法① エージェントの話を鵜呑みにしないこと
対処法1としては…もう精神的な話になってしまいますが、とにかく転職エージェントを疑い、彼らのセールストークを鵜呑みにしないこと。転職エージェントのセールストークにのせられると、ロクなことになりません。絶対に後悔します。
あとは、
- 対処法② 複数の転職エージェントをつかい、それぞれの意見を聞いてみること
も対処法として機能します。
私の事例でも紹介しましたが、複数のエージェントをつかっていたので、最初のエージェントにだまされずに済みました。
複数のエージェントをつかう時のコツとして。
「リクルートエージェントにはコンサル無理って言われたのですけど、どう思いますか??」
のように具体的なエージェント名を出すことをオススメします。
同業者同士、やっぱりライバル意識があるもので、このように聞くとなにか違ったソリューションを出そうと必死に考えてくれます。
2.無難に内定しそうな企業ばかり紹介される
転職エージェントを使うデメリットその2
さきほどの「自分の希望を曲げさせられる」と似たようなことですが、希望をねじ曲げさせられた結果として、
- 現実的かつ無難に内定しそうな企業ばかり紹介される
こともおおきなデメリットです。
先ほど私の転職事例で紹介したとおり。
「30歳未経験でコンサル、はぁぁあ!?もっと現実を知れよ!!!」
みたいなヒドイことを言われ結局、外資メーカーやら日系大手メーカーやら、現実的にどこか内定しそうな先ばっかり紹介されてしまうのですよね。
※エージェントの言い方はもっと丁寧でマイルドでした。私にはこのように聞こえた、というだけ。
たしかにそれでも多少は年収UPする場合もあるのですけど…「おなじ業界だとすでに最高峰に近い待遇の企業にいるので、マイナーチェンジしても仕方ないだろ…」
となって結局、転職を思いとどまりました。
もし上司がポンコツとか、激務すぎてもう死にそうとか、今の会社の待遇に耐えきれない理由があればそれでも転職したのでしょうけど。
その当時はそんなこともまったくなく、たんに「業種・職種を変えて年収UPしたい、今の仕事に飽きてきた」といった軽いノリだったのでこうなりました。私にもそれなりの責任がありますね、ハイ。
「内定しそうな企業ばかり持ってくる」ときの対処法3つ
- 対処法① 「興味ありません」と強く言う勇気をもつ
対処法1としては…エージェントのペースに乗せられないこと、これにつきます。感じたこと思ったことは遠慮せずストレートに言いましょう。
そうでないと転職しても「なんか違うなぁ」と後悔し、また転職を繰り返すハメになります。
あとは、
- 対処法② 複数の転職エージェントをつかい、それぞれの意見を聞いてみること
先ほどとおなじですが…少しでも「なんか違うなぁ」と思ったら複数の転職エージェントをつかうのがオススメです。
求人の数自体がすくない転職エージェントでこういった状況に陥りやすいので、大手エージェントに意見を聞いてみることをオススメします。
また複数のエージェントをつかう時のコツとして。
「別のエージェントに、こんな求人紹介されたのですけど、ちょっとイメージと違うなぁと思ってて…現実的な転職先だとこういった感じになってしまうのですかねぇ??」
のようにライバル意識をくすぐる質問の仕方をするとよいでしょう。
同業者同士、やっぱりライバル意識があるもので、このように聞くとなにか違ったソリューションを出そうと必死に考えてくれます。
あとは、
- 対処法③ 担当者を変えてもらう
を最終手段としてつかいましょう。
おなじ転職エージェント内にもつかえるアドバイザー、つかえないアドバイザーがいます。最終手段として担当者を変えてもらうのもよいでしょう。
3.転職先がブラックな職場であっても教えてくれない
転職エージェントを使うデメリットその3
- たとえ転職先がブラックな職場であっても教えてくれないこと
これは本当におおきなデメリットです。
転職先について、良いことばっかり言って何とか転職させようとするエージェントがいます。
またエージェントは積極的に企業のブラック情報を提供するようなこともしません(採用側の企業からの信頼を損ねるからです)。
で、なんとな~くエージェントの話を鵜呑みにして実際に入社してみたら…とんでもなくブラックな職場だった…というのもよくある話。
実際にメガバンクに転職した友人の話
実際にあった事例として。
エージェントを使って某メガバンクへ転職した友人の話をしましょう。彼は大手生保会社の総合職から某メガバンクへ転職しました。
ところが入社してその体育会系&激務ブラックな職場を目の当たりにし、結局1年も経たずにまた転職してしまいました。
その友人は銀行が厳しいということはネットの情報から認識していて「激務耐性はあるほうだから大丈夫だろう」とタカをくくっていたようですが…。
実際には想像した以上に大変な仕事だったとのことでした。
彼が転職したのも30代でした。
待遇を維持するなら金融業界への転職がのぞましい、というように転職エージェントにいわれメガバンクや大手地銀をいくつか受けた中、最終的に某メガバンクの内定を得て転職したのですが…
- 「今よりも忙しくなりますよ、大丈夫ですか?」
- 「メガバンクの仕事は想像以上に大変ですよ~」
- 「軍隊式ですよ~」
みたいなネガティブ情報って、転職エージェントは決して言わないのですよね…少しでも言ってくれればこんな事にならなかったハズなのに…
余計なひと言で内定をしぶられたら、エージェントの今までの努力がすべて水の泡になることもありますし、何より採用側の企業の信頼を損ねてしまうから、彼らはダンマリしているのですね。
利用者のこともすこしは考えて欲しいものです。
対処法「転職しない勇気をもとう」
- 対処法① 転職しない勇気をもつ
あまり対処法といえるものでも無いのかもしれませんけど…
内定がでたら転職エージェントは営業トークによって、何とか転職させようとしてくるのですよね。でも立ち止まってよく考えましょう。頼れる友人や家族に相談するのも手です。
最終的に転職先を決めるときは自分の頭で考え、自分で情報収集し、自分で決断する必要があるのですが「転職しないこと」もひとつのオプションであるハズです。
- 対処法② 内定承諾期日までに返答せず、じっくり考える
あとの対策としては、とにかく日を置くこと。
内定がそろったら転職エージェントは決めにかかります。内定承諾の返答期日を1週間とか、下手すると2~3日とか、短く区切ってきます。考えさせるヒマを与えないのですよね。
でも自分の中で答えがでていないのでしたら、返答を迷いなく保留しましょう。その間に内定取り消しになったとしても、それは仕方のないことです。
それよりもテキトーに決めてしまうことのほうが問題です。
「転職しない勇気」も必要です。
4.営業トークにのせられて、ムリに転職させられる
転職エージェントを使うデメリットその4
- 営業トークにのせられて、ムリに転職させられる(というリスクがある)
という点もデメリットとなります。すべてのエージェントが、という訳ではないのですが…
とくに「ノー」とはっきり言えない人や、押しに弱い人、今の仕事を辞めたくて仕方ない人など。転職エージェントは弱いところに付け込んできます。
最初のウチはそんな強引な素振りを一切みせず紳士に対応していた担当アドバイザーも、いざあなたが内定を得ると…。露骨なほど締めくくりにはいります。
転職するとまるでバラ色の未来が待っているかのような営業トークを繰り広げるのです。
あまりに分かりやすく転職させようという気が満々なので、営業トークとはわかっていても…これまでお世話になったという人情がどうしても邪魔をして、結構コレにやられちゃうのですよね。
コロッといって後悔してしまわないように、ご自身の頭でしっかりと考えましょう。
あなた自身の今後の人生に大きくかかわってくるのですから。
【事例】転職しなくていいのに、転職させられた感じだった…
ここでも実際の事例でみていきましょう。
デメリット3で例示した「大手生保会社の総合職 → 某メガバンク」へ転職した友人の話。
私は後でこの話を聞いて、ガクゼンとしました。
なぜなら友人の勤めていたのは大手生保の総合職で給料も高く、それほど激務でもなく、仕事内容もやりがいを持てるような内容で、ほんとうに素晴らしい職場だったから。
給料もほとんど変わらないのに、あえてより激務なメガバンクに転職する理由なんてどこにも無かったのです。
で、さらに話を聞くと…
どうやら転職エージェントが限られた情報しか友人にあたえてなかったのですよね。転職先とエージェント担当アドバイザーの名誉のために具体的なことは言いませんけど…
とにかく、
- 「今後のキャリアを考えるなら30代で一度は転職したほうがいいですよ!」
- 「やりがいある仕事ですよ!」
- 「年収は大きく変わりませんが、今より責任ある仕事ですよ!」
- 「将来的に経営幹部になることが期待できるポストです!」
- 「こんなチャンスは二度と無いですよ!」
みたいなテキトーなことをエージェントに吹き込まれていたのです。
いまは本人の満足できる職場で働いているので、まぁよかったと言えますけど。本当にこのように不幸な人が出てしまうのは残念で仕方ありません。
対処法「転職しない勇気をもとう」
で、このような状況になってしまったときの対処法としては。
デメリット3の対処法とおなじく
- 対処法① 転職しない勇気をもつこと
あまり対処法といえるものでも無いのかもしれませんけど…
内定がでたら転職エージェントは営業トークによって、何とか転職させようとしてくるのですよね。でも立ち止まってよく考えましょう。頼れる友人や家族に相談するのも手です。
最終的に転職先を決めるときは自分の頭で考え、自分で情報収集し、自分で決断する必要があるのですが「転職しないこと」もひとつのオプションであるハズです。
- 対処法② 内定承諾期日までに返答せず、じっくり考える
あとの対策としては、とにかく日を置くこと。
内定がそろったら転職エージェントは決めにかかります。内定承諾の返答期日を1週間とか、下手すると2~3日とか、短く区切ってきます。考えさせるヒマを与えないのですよね。
でも自分の中で答えがでていないのでしたら、返答を迷いなく保留しましょう。その間に内定取り消しになったとしても、それは仕方のないことです。
それよりもテキトーに決めてしまうことのほうが問題です。
「転職しない勇気」も必要です。
5.転職者ではなく、採用側のニーズを優先させる
転職エージェントを使うデメリットその5
- 転職者のニーズではなく、採用側のニーズを最優先させるケースあり
あなたのニーズにまったく応えず、採用側のニーズばかりにこだわるエージェントも実際にいます。これは、とくに扱っている求人数がすくない弱小エージェントにありがちな対応ですね…。
よくある事例
極端ですが、たとえば「投資用マンション営業」という万年不人気の営業職があります。
激務ブラックなことが多く、したがって離職率が高く、業界はつねに人手不足です。
不人気かつ人材不足なのでこういった営業職に転職者を紹介すると、エージェントも通常より高い報酬が得られます。
で。
あなたが転職エージェントに登録し、キャリア相談を終えたあと。
コッチから望んでないにもかかわらず「不動産営業でこんな年収高い案件あります!!どうですか!?」みたいなことを押し付ける転職エージェント。
「はぁぁあ!?年収UPしたいとは言ったけど、投資用マンション営業はちょっと…」
ってなるやつ。
特にあなたが何のスキルも持ち合わせていないときに、よくあるパターンです。これは暗に「あなたに紹介できる案件はありません」と言われているようなものです。
それならそうと言ってくれれば良いのに…
対処法「あなたの考えをハッキリ言う」
このような転職エージェントにあたってしまった場合、ほんとうにダメダメです。つかわないほうがマシとすら思えますね。
なので「なんか違う」とおもったら、
- 対処法① 「興味ありません」と強く言う勇気をもつ
対処法1としては…エージェントのペースに乗せられないこと、これにつきます。感じたこと思ったことは遠慮せずストレートに言いましょう。
そうでないと転職しても「なんか違うなぁ」と後悔し、また転職を繰り返すハメになります。
あとは、
- 対処法② 複数の転職エージェントをつかい、それぞれの意見を聞いてみること
先ほどとおなじですが…少しでも「なんか違うなぁ」と思ったら複数の転職エージェントをつかうのがオススメです。
求人の数自体がすくない転職エージェントでこういった状況に陥りやすいので、大手エージェントに意見を聞いてみることをオススメします。
また複数のエージェントをつかう時のコツとして。
「別のエージェントに、こんな求人紹介されたのですけど、ちょっとイメージと違うなぁと思ってて…現実的な転職先だとこういった感じになってしまうのですかねぇ??」
のようにライバル意識をくすぐる質問の仕方をするとよいでしょう。
同業者同士、やっぱりライバル意識があるもので、このように聞くとなにか違ったソリューションを出そうと必死に考えてくれます。
あとは、
- 対処法③ 担当者を変えてもらう
を最終手段としてつかいましょう。
おなじ転職エージェント内にもつかえるアドバイザー、つかえないアドバイザーがいます。最終手段として担当者を変えてもらうのもよいでしょう。
6.対応が不親切なエージェントもいる
転職エージェントを使うデメリットその6
- すべてのエージェントが丁寧に対応してくれるとは限りません。
なかにはとんでもないエージェントもいます。
こればかりはあなたの感じ方次第ですので、転職成功するイメージが持てないと感じたら担当変更を要請するか、別の転職エージェントサイトを使いましょう。
一例として以下の項目にあてはまるエージェントは使うとかえって悪い結果を生みます。
十分に気をつけましょう。
- 履歴書・職務経歴書の書き方が下手で、自分で書いた方がマシ
- レスポンスが遅い(24時間以内に対応することがビジネスの基本です)
- 今の条件より悪い求人しか持ってこない
- とにかく「転職させる」ことが優先となって利用者の希望に応えない
- 弱小規模の転職エージェント
- 企業の採用担当からの心象が悪いエージェント
7.転職市場価値の低い利用者はサポートを断られる
転職エージェントを使うデメリットその7
- 「現時点でご紹介できる案件はありません!!」と言ってやんわりサポートを断られるケースあり
たとえば。
現職の経歴が年収200万円とか、派遣社員であったりとか、フリーターなり休職期間が長いとか…このような転職市場価値の低いと思われる人材であった場合、求人を紹介してもらえない可能性があります。
サポートを断られるケースすらもあります。
なぜサポートを断られるのか?
なぜ転職市場価値の低いと思われる人材はサポートを断られるのでしょうか?
理由は大きく2つ。
- 理由①転職者の年収が低いとエージェントの報酬もすくなくなるため、労力に対して報われないから。はなからサポートしないほうがマシだという判断になることがある。
どのくらいの報酬を企業から受け取っているかは、転職エージェントによりますし、採用する企業によっても違います。
一般的に転職した人の年収 x 30%が相場と言われています。これは採用した企業から転職エージェントに支払われるお金(成功報酬)です。
たとえば。
転職先の年収が1000万円になったとしたら、転職エージェントは300万円を成功報酬として採用先の企業から受け取ることになります。
ところが。
転職先の年収が300万円になったとしたら、転職エージェントはたったの90万円しか受け取れません。
このように年収300万円の転職者を3人サポートするよりも、年収1000万円の転職者を1人サポートするほうが実入りがいいのですよね。
あとは、
- 理由②そもそも市場価値が低すぎて紹介できる非公開求人が無い
ということもあります。これはシンプルに本当にお手上げということです。転職エージェントも神ではありません。出来ること・出来ないことがあることはご理解ください。
ただし20代であれば関係ない!
ただし若さはそれだけで武器になります。
20代のウチであれば、既卒フリーターであろうとニートであろうとサポートしてくれる転職エージェントはあります。
20代の方はあまり気にせず、まず転職活動してみましょう。
以下、確実にサポートしてくれるであろうエージェントまとめです。我こそは市場価値ゼロに近い自信あり!という方はどうぞ。
8.マイペースで転職活動できない
転職エージェントを使うデメリットその4
- ひと通りの選考書類が整うと次から次へと面接案内がきて、自分のペースで転職活動できない
という点もデメリットかと。仕事で忙しい方はとくにご注意を。
エージェントの対応があまりにスピーディー過ぎた(汗)
履歴書・職務経歴書などの書類がととのうと、自分の転職先にたいする希望をエージェントにつたえた次の瞬間から、彼らは企業へのエントリー代行をやってくれます。
ところが…
そのエントリースピードがあまりに早すぎて、私には付いていけませんでした…
なんと面接案内が週に3−4件のペースで発生したため結果的に、すべての面接日程をかなり後ろにずらしてもらいました。
転職活動した時はほんとうに気の休まるヒマがありませんでした(汗)。「ちょいちょい、こっちはフツーに仕事もあるんだし待ってくれよ…」と心底思いましたね。
対処法「覚悟を決める」
さすがに対処法がありません。
- これは転職エージェントの宿命だと考えましょう。
早く転職を決めたい人には転職エージェントを使うのがおすすめですが、いっぽうでマイペースでじっくりやりたい方には向いていません。
あるいは。
「今の会社におおむね満足しているけど、なんとな~くチャンスがあれば転職しようかなぁ」という転職意欲の低い人にもむかないです。
繰り返しになりますが転職エージェントもビジネスなので「可能な限り早く最良な結果を出したい」と考えるのは仕方ないこと。
転職エージェントを使う際には短期間で、集中的に転職活動に取り組む必要があります。
そのために多少なりともプライベートの犠牲を伴います。
マイペースで転職先を探されている方は…
- 自分で求人を探すタイプの転職サイトNo.1
→ 【はたらいく】公式サイトへ - 転職者の8割が利用するスカウト型の転職サイト
→ 【リクナビNEXT】公式サイトへ
転職エージェントではなくスカウト型の転職サイトなどを使うとよいでしょう。
9.転職エージェント選びに失敗すると今より悪い結果になる
転職エージェントを使うデメリットその5
ほかにも転職エージェントをつかうデメリットとしては・・・
- 転職エージェントによっては得意な業界・不得意な業界あり。
まちがったエージェントに登録すると今よりよい条件での転職がむずかしくなります。
極端な話ですがたとえば。
ミドル~ハイクラスの転職を売りにしている転職エージェントに登録した場合。
もしあなたがミドル~ハイクラスにふさわしい人材でなかったら・・・
「あなたにマッチする求人はありません」となってしまいます。
あるいは20代の転職を売りにしているエージェントに35歳のヒトが登録したら・・・
不得意分野なのでどうしても紹介される求人が限られてしまいますよね。
ということで。
あなたの状況や現職のタイプにあった転職エージェントを選ぶ必要あり。※タイプ別おすすめの転職エージェントは後ほど紹介します。
よくある転職エージェントの5大勘違い
あとは転職エージェントにかんするよくある勘違いについて。
一般的に転職エージェントのデメリットとして言われていることが、ちょっと現実と違うので誤解をといておきます。
勘違い1.転職エージェントを使うと内定率が下がる!?
A. そんなことは決してありません。
むしろほとんどのケースで転職エージェントをつかうほうが選考の通過率・内定率UPします。
転職エージェント経由で採用すると企業はエージェントにお金をはらいます。これってとくに中小やベンチャー企業にとってはバカにならない金額です。
ところがハローワークから採用したら?企業は費用ゼロで転職者を採用できます。
したがって。
おなじ実力のひとがいたら費用ゼロのハローワーク経由の応募者を採用する!!
というのが「転職エージェントを使うと通過率/内定率が下がる!」と主張するロジック。
しかしこの主張は99%間違い。
書類選考を通過して面接までスムーズにすすんだあと、転職エージェントはとくにそのメリットを発揮します。
なんと事前に面接官の情報やクセ、質問内容などを教えてくれるのです。※ちゃんとした転職エージェントをつかえば…という話ですが…
さらに希望すれば面接練習にも付き合ってくれます。
これだけで内定率が格段にUPすると思いませんか?
面接官によっては転職の動機を重要視する人もいます。はたまた将来どうしたいか?キャリア展望について深く突っ込まれるケースもあります。あるいはカルチャーフィットを最重視している面接官もいます。
このような情報って内定率を上げるためには必ず必要なのですけど、自力で転職活動していたら誰も教えてくれませんよね!?転職活動は就活と違ってOB/OGや同僚に「どうだった?」なんて聞くことはできないのです。
ということで。
転職エージェントは、あなたの強い味方になってくれること間違いありません。
もうひとつ重要な点を。
採用にコストをかけたくない企業にはそもそも入社しないほうがいい、という話。
採用にコストをかけたくない企業は大量に採用し、大量に離職するような業界に多く見られます。どことは言いませんが・・・企業からすればどうせほとんど辞めてくのだから、採用にお金をかけることがバカらしいのです。
そんな会社は「人材の使い捨て企業」の可能性たかし。採用にコストをちゃんとかける企業(≒転職エージェントにお金を払う企業)に入社するほうがより素晴らしいキャリアを描けると思いますよ。
勘違い2.中卒/高卒などの低学歴は断られる!?
A. 転職エージェントによっては断られます。フリーター/既卒/ニートも断られるケースあり。
ただし。
10代20代であればサポートしてくれる転職エージェントもあります。10代20代でなければハローワークや一般の転職サイトでの活動をオススメします。
繰り返しにはなりますが「若さはそれだけで武器になる」ということを思いだしてください。
たとえ10代・20代で既卒や第二新卒・フリーターであったとしても。
転職価値が低いということは決してありません。
若いということはそれだけで転職市場価値UPになります。
もちろん学歴も不問です。中卒であろうと高卒であろうと無問題。そんなこんなで10代20代でフリーターでも何の心配もいりません。
ただし注意点として。
転職エージェント選びがとても重要です。一般的にオススメされている転職エージェントではサポートを断られるケースおおし。
そこで以下のような転職エージェントをつかえば手厚く親身にサポートしてくれるでしょう。
▼ 10代20代フリーター/既卒/第二新卒/中高卒にオススメの転職エージェント
- 内定率90%超、入社後の定着率95%超
→ 【ウズウズカレッジ】公式サイトへ - 就職後の定着率94.3%!フリーター・既卒就職なら
→ 【ジェイック】公式サイトへ - 第二新卒~20代に特化した就職・転職サービス
→ 【第二新卒エージェントneo】公式サイトへ
→ 【ウズキャリ】
勘違い3. 必ず転職しないといけない!?
A. そんなことはありません。
転職エージェントはたんなるキャリア相談であっても応じてくれます。内定を断っても無問題です。
キャリアの相談は転職エージェントのようなプロにしたほうがいい。圧倒的に。
どうせ同僚や身内に相談しても「仕事とはそんなものだ、頑張れ!!」とか「世の中転職して年収UPするほど甘くない」みたいなゴミのようなアドバイスしかしません。
その点。
転職エージェントはおおくの転職者をその目で日々みてきて、キャリア相談も受けてきています。だから親切にいろいろ教えてくれますし、アドバイスもしてくれます。
転職エージェントの使い方は人それぞれ。
キャリア相談をするもよし、ガチの転職活動をするもよし、自分の転職市場価値を知るために利用するもよし・・・
無料なのであなたに損になるようなことは、なにもないハズです。
勘違い4. かならず年収上がる!?
A. そんなことはありません。
年収が下がる場合もあります。
転職する理由として「どうせなら給料あげたい!」というのは当たり前。
でも転職エージェントをつかったからといって、かならず年収があがるというのは間違った認識。
たとえば。
転職エージェントのおおくは「利用者の70%が年収UP!!」というようにPRしています。
ということは残り30%は年収ステイかダウンってことです。
転職エージェントは神ではありません。
あなたの今ある転職市場価値をMAXに引き出す努力をしてくれるだけです。つまり、もともと転職市場価値がひくければ年収ダウンもありえます。
また年収UPといっても・・・
年収300万円が1000万円になることはほとんどあり得ません。せめて年収300万円が330万円になる、という程度のものです。もちろんあなたの経歴や現職の年収によりますけど・・・
過度の期待は禁物。ご留意ください。
面談とかめんどくさいし、営業メールや電話もウザい!それなら自分で活動したほうがいい!?
A. 確かに私も最初、そう考えていました。
そして自力で転職活動をはじめましたが、最初の1時間であきらめました。
これはもう論より証拠。
なぜ私が自力での転職活動をギブアップしたかを説明しましょう。
たとえば転職サイトから自力で求人を探して応募するとき。
求人が膨大にありすぎて、自分の希望に合致するような企業はなかなか見つかりません。大手の転職エージェントは常時10万件以上の求人をかかえているのですから。
もちろん検索条件でしぼればある程度まではいけますが・・・
ようやく希望条件にあった求人が見つかったとしても、そのあと応募条件を確認したり、最悪なのはすでに募集が終了した求人だったりもします。
ようは求人を探す段階からしてまず、非常にめんどくさいのです。
ためしに「営業職 年収600万円以上 勤務地東京」という条件で、求人検索サイトで検索してみましょう。
▼するとこんなにも膨大な数の求人が出てきます。その数なんと3,164件!!
ここからたとえばIT営業などと条件をしぼって仮に100件くらいになったとしても、まだ募集してるかどうかを一つ一つ確認しなければいけません…さらに応募するにしてもかなりの手間になります。こんなことを全て自力でやっていたら転職活動どころではなくなります。
効率的とはとても言えません。
いっぽう。
転職エージェントをつかえば希望条件をつたえる手間はありますが、いったん伝えたらあとはエージェントが求人を提案してくれます。
なにかと忙しいビジネスパーソンにはこれほど素晴らしいメリットはありません。
それでも自力でやるんだ!!という方はまぁ一度試してみてください。1時間であきらめがつくかと思います。
転職エージェントの全メリット
あまりに転職エージェントのダークサイドばかり見てきたので、なんとなく後ろめたい気持ちになってきました…
念のため「転職エージェントをつかうと一体なにがいいの?」というメリットについても簡単に整理しておきます。
- 非公開求人をメインに紹介してくれる(無料で!)
- 求人を探す手間がないから効率的!
- 誰にも話せないキャリアの悩みを相談できる
- 自力で活動するより選考の通過率・内定率があがる!
- 面接官の情報、クセや頻出質問を事前に教えてくれる
- めんどくさい事は基本なんでもやってくれる(無料で!)
- 普通に自分で転職活動するよりもよい条件で転職できる
- 職務経歴書・履歴書を添削してくれる
- あなたに合う求人を探してくれる
- 企業へのエントリーも代行してくれる
- 面接対策・練習もバッチリ
- 企業側との面接日程調整やその他、細かい調整
- 年収の交渉
- 待遇(ポジション・配属先・勤務地)の交渉
- 退職トラブル回避のやり方
- 入社に必要な手続き
- あなたの自己分析・PRポイントの整理
とにかく今あなたが転職活動をスタートしたい!となったとき。
「じゃあ何から始めたらいい?」「どうやって転職活動を進めるの?」
などのことを全面的にサポートしてくれるのですね。
しかも無料で!!!
私なら絶対につかいますけどね。
転職エージェントは使うべき?使わないほうがいい?
じゃあ結局。
転職エージェントはつかうべきなの?つかわない方がいいの?という話をすこし。
わたしの実体験にもとづく結論としては「転職エージェントはつかうべき」です。
ただし。
転職エージェントを使わないほうがむしろ、よい結果を生むヒトもいます。
たとえば。
あなたが45歳フリーターで何のスキルや資格も持っていなければ・・・そもそも転職市場価値がいちじるしく低いため転職エージェントにはサポートできません。
かれらは神ではなく、あなたの転職市場価値や魅力を最大限に引き出す努力をしてくれるだけです。
診断1. あなたの現職タイプ別
では一体どんなタイプが転職エージェントを使うべきか、はたまた使わないほうがいいのか?をまとめておきます。
①まずはあなたの現職タイプから診断 ※あくまでも目安としてお考えください。
▼あなたの現職タイプ | 使うべき?使わない方がいい? | 理由 |
---|---|---|
20~39歳 男女
現職が正社員以上 学歴不問 |
◎絶対に使うべき | 使わない理由がない
必ずマッチする求人あり 非公開求人が最大のメリット |
40~59歳 男女
現職が正社員以上 学歴不問 |
【▲現職による】
◎管理職以上→使う ◎特殊技能あり→使う ×管理職未満→使わない |
管理職は特殊技能があればヘッドハント
の転職成功率UP。 |
~29歳 男女
第二新卒/既卒/ 学歴不問 |
◎使うべき | 転職エージェント選びが重要。
支援するエージェント多数あり。 |
30~59歳 男女
派遣/フリーター |
×使わない方がいい | 転職市場価値が低いため、
サポートを断られるケース多し |
有資格者
※国家資格など |
○使うほうがベター | 転職活動は何かと大変。
サポートしてもらいましょう。 |
診断2. あなたの転職活動への意気込み別
②つづいてあなたの転職活動にたいする意欲から診断 ※あくまでも目安
▼あなたの意気込み | 使うべき?使わない方がいい? | 理由 |
---|---|---|
現職がつらい、
明日にでも仕事を辞めたい |
◎絶対に使うべき | 使わない理由がない。速く効率的に転職できる。
非公開求人のメリットも大きい。 |
現職に不満があり、
転職を検討している。 |
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