上司にお礼メールするときの書き方について、例文つきで誰よりも正しく解説する記事。
上司にたいする以下のお礼メールにつき例文とともに書き方を紹介します。
- 飲み会・食事のお礼メール
- 贈り物をもらったときのお礼メール
- お土産をもらったときのお礼メール
- 仕事の依頼をしたときのお礼返信メール
- 歓迎会のお礼メール
- 送別会のお礼メール(異動する人→上司)
- ゴルフのお礼メール
- 金品・お祝い金・お見舞金をもらったときのお礼メール
まずは基本として「上司へのお礼メール」の書き方は5ステップあり、以下のような構成になっていると素晴らしいビジネスメールとなります。
- 「○○はありがとうございました」などと手短にお礼をのべる
↓ - さらに「…がとても勉強になりました/おいしく頂きました」など、お礼したいことに関する小ネタや感想、気の利いたひと言をのべる
↓
- 今後もよろしく的なことをのべる
↓ - ビジネスメール結び・締めくくり
↓
- これにて完了!
それでは具体的に『上司へのお礼メール書き方・例文』を紹介していきます。
※とくに上司への「飲み会お礼メール」についてはこちらの記事にて、より詳しく解説しています。→ 飲み会『お礼メール』の例文10選 – 対上司・社内むけ
※実際に営業マンの私が使っているメール例文、部下や取引先、後輩から受けたことのあるビジネスメール例文を使っています。
上司へのお礼メール『例文』
まずはわかりやすく、上司に飲み会や食事をご馳走になったときのお礼メールについて、例文を紹介します。
—ビジネスメール例文—
メール件名:昨晩のお礼
○○部長
昨晩はご馳走になり、誠にありがとうございました。
「営業はモノではなくヒトで売る」というお話を伺い、
私もそのような営業マンを目指していきたいと強く感じました。
至らない点も多々あるかと存じますが、
今後ともご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。
営業1課
就活
上司へのお礼メール『書き方』
つづいて上記の例文をもとに、上司へのお礼メールの書き方を解説。
メール件名の書き方
メール件名:昨晩のお礼
【メール件名の書き方】上司から飲み会や食事をご馳走になったときは単純に『昨晩のお礼』でよい。ほかにも『飲み会のお礼』『食事のお礼』などが使える。
上司に贈り物をもらったときは『お礼』だけでもよいし、『お品の御礼』『(御礼)お中元のお品』としてもよい。「お」は使いすぎると見づらくなるので、重複するときは漢字で『御礼』とする。
メール宛名の書き方
○○部長
【メール宛名の書き方】個人に送るときは「○○様」、団体に送るときは「○○御中」を使う。また相手が役職者であれば「○○部長」とする。「○○部長 様」はNGとなるのでご注意を。ちなみに「部長 ○○様」はOK。
また、社内の相手にたいしては役職者や上司であろうと「○○さん」でよい会社も増えているので、柔軟に対応する。お堅い業界だとNG…
上下関係のぬるいメーカーだと社内の相手は○○さんでOKだけど会社や部署の文化による違いあり、要確認。
メール冒頭の書き方
昨晩はご馳走になり、誠にありがとうございました。
【メール冒頭の書き方】まずは簡潔に上司にたいするお礼を述べる。上司への冒頭の挨拶「お疲れ様です」はあってもよいし、なくてもよい。
上司のオゴリじゃなくて割り勘だったときには「ご馳走になり・・・」だとおかしいので、「昨晩はありがとうございました」「昨晩はご一緒させていただき、ありがとうございました」などが使える。
割り勘になることは少ないとは思われるのだけど、経理部といったケチな部門の上司は割り勘を求める傾向にある…。
※注意)「昨晩はお疲れ様でした」とする例文もあるが、これは上司 → 部下など目下にたいして使うことが一般的である。したがって単純に「ありがとうございました」でよい。
メール本文の書き方
「営業はモノではなくヒトで売る」というお話を伺い、
私もそのような営業マンを目指していきたいと強く感じました。
【メール本文の書き方】まず簡単にお礼をし、飲み会で学んだこと、感想、その他なんでもいいので、気の利いたひと言をそえる。
とくに印象に残る会話がなければ「○○部長の貴重なお話を伺うことができ、とても勉強になりました」「○○部長の普段伺うことのできないお話をいただき、とても勉強になりました」などが無難。
メール結びの書き方
至らない点も多々あるかと存じますが、
今後ともご指導・ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。
営業1課
就活
【メール結びの書き方】上司に対する飲み会お礼メールでは、今後も指導よろしく、というひと言を丁寧な敬語にして使う。存じるは「思う」の謙譲語(敬語)。
「至らない点・至らぬ点」という謙遜の表現を使うとメールがより素晴らしくなるので積極的に使おう。
→「至らない点も多々あるかと思いますが」意味と敬語での正しい使い方
コレだけは気をつけよう!注意点まとめ
上司にお願いメールを書くときの注意点、気をつけるべきポイントを整理します。上司との関係が悪くならないよう、丁寧なメールを心がけましょう。
【注意】翌日に会って直接お礼するのが基本
上司への飲み会お礼の基本マナーは『会って直接お礼する』です。翌日、会社で顔を合わせるのにわざわざお礼メールをすることに意味はありません。
ところが上司が飲み会の翌日に出張であったり、あなた自身が出張したりで会う機会のないとき。こんなときにだけお礼メールを使います。
【注意】早ければ早いほどよい
お礼メールはできるだけ早く送るのがビジネスマナーの鉄則です。
とくに飲み会のお礼メールは必ず翌営業日の朝イチに送りましょう。もし金曜日にご馳走になったのであれば、翌週の月曜日でかまいません。
ときが経てば経つほど、お礼メールを送るのがめんどくさくなりますし、受け手である上司からの心象も悪くなります。
【注意】お礼メールはダラダラと書く必要はない
ところで飲み会お礼メールの例文をネットで調べてみると、あまりにかしこまり過ぎというか、ダラダラと書いている例文が多いです。たとえば「料理がおいしくて感動しました」とか。明らかに不要な文章です。
もし本当にすばらしいレストランや料亭、気の利いたお店でご馳走になったのであれば、それでも構いませんが…。
せめて「お店の蕎麦がこれまで食べたことのない味わいで、感銘を受けました。すばらしいお店をご紹介いただきありがとうございます」というように、具体的にほめるべきです。
本文の感想というか、ひと言を添える部分は1~3文くらいで十分です。