「感心」の類語ランキングTOP10【ビジネス敬語】

「感心」の類語・言い換え表現をランキング形式(おすすめ度の高い順)で紹介する記事。

あなたが「感心」の類語を知りたい理由は「感心する」を目上の方へ使うと失礼だ!!というデマ情報を見てしまったからでしょう。※違ったらごめんなさい…。

「感心」の本来の意味は「何かに素晴らしく感服すること、感動すること」ですから、目上の人に使っても全く失礼じゃない、すばらしい表現です。

ところが、ゴミメディアのせいで「感心する・感心させられる=目上の人に失礼」みたいになっちゃってるのです。

確かに「感心する・感心させられる」は使い方によっては目上の人に失礼となります。なぜなら「感心」には「月100時間も残業するなんて、キミは感心だねぇ」「先輩のゴマすり根性には感心するねぇ」といった使い方もあるからです。

だからといって、「感心=失礼」みたいに曲解してしまうのはどうかと思うのですが…。

※こちらの記事(「感心する」が目上の人にNGなんて嘘!正しい意味と敬語・使い方 )にて詳しく解説をしています。

それでは、ゴミメディアのせいで「目上の人へ失礼な言葉」とレッテルを貼られた、かわいそうな「感心」を類語で言い換えしていきましょう。

「感心」の類語・言い換えランキング

なんとな〜くですが、ランキング形式にしてみました。丁寧でおすすめ度合いの高いものほど上位にいます。

※ここでは「感心」を「何かにすばらしく感服すること」の意味として考え、他2つの意味は無視しています。

No.1 感銘を受ける

読み方は「かんめい」で意味は「深く感動し、心に残る」。類語としては最も汎用的で、目上の人にも使えるすばらしい表現です。

これは原文ですので、目上の方へ使うときには丁寧語「です・ます調」にして、

  • 例文)部長のドライバーの飛距離に感銘を受けました

などと敬語にしましょう。

No.2 敬服する

読みは「けいふく」。尊敬・敬意を意味する「敬う(うやまう)」と、本心を意味する「服」を用いて単語にしていますので、「心から敬い、尊敬する」という意味になります。

目上の方へ使うときには「する」の謙譲語「いたします」「おります」を使い、

  • 例文)部長の努力を怠らない姿勢に敬服しております
  • 例文)部長の、部下への気遣いを忘れない姿勢に敬服いたします

などと敬語にしましょう。

No.3 感服する

読み方は「かんぷく」。

「心が動く」意味の「感ずる」に、「本心」を表す「服」を使っています。

したがって「本心から心が動く、感動する」の意味となります。

目上の方へ使うときには「する」の謙譲語「いたします」「おります」を使い、

  • 例文)部長の営業スキルには、いつも感服しております
  • 例文)部長の心温まるお言葉に、感服いたしました

などと敬語にしましょう。

No.4 心服する

読みは「しんぷく」。「心」と、本心を意味する「服」を用いて単語にしていますので、「心の底から尊敬する、心酔して従う」という意味になります。

目上の方へ使うときには「する」の謙譲語「いたします」「おります」を使い、

  • 例文)部長のかっこいいお姿に心服しております
  • 例文)部長の家族を大切にする姿勢に心服いたしました

などと敬語にしましょう。

No.5 素晴らしい

意味は「群を抜いて優れていること」です。こちらは動詞ではなく形容詞であるため「素晴らしいヘアスタイル」など、名詞を後ろに持ってきて使います。

  • 例文)素晴らしいスイングですね!
  • 例文)部長の素晴らしいスピーチに感動いたしました!
  • 例文)部長の素晴らしい交渉術に感銘を受けました!

※「素晴らしいですね!」というように、単体でも使えます。

No.6 感動する

感情の「感」に「動く」と書きますので、意味は「感銘をうけて、心を動かされる」となります。

これは原文ですので、目上の方へ使うときには丁寧語「です・ます調」にするか、もしくは「する」の謙譲語「いたします」を使い、

  • 例文)部長の素晴らしい交渉術に感動いたしました
  • 例文)部長の素晴らしい交渉術に感動しました

などと敬語にしましょう。

No.7 感激する

「激しく」「感ずる(心が動く)」と書きますので、意味は「強く心が動く」となります。

目上の方へ使うときには丁寧語「です・ます調」にするか、もしくは「する」の謙譲語「いたします」を使い、

  • 例文)部長からの心温まるプレゼントに感激いたしました!
  • 例文)部長からの心温まるプレゼントに感激しました!

などと敬語にしましょう。

No.8 心を打たれる

「感動」などと同じ意味です。

目上の方へ使うときには丁寧語「です・ます調」にするか、もしくは「する」の謙譲語「いたします」を使い、

  • 例文)部長の素晴らしいスピーチに心打たれました!

などと敬語にしましょう。

No.9 素敵(すてき)な

素晴らしいの類語としても使える「素敵(すてき)」。女性がよく使いそうな言葉なのですが、男性が使っても違和感はありません。

目上の方へ使うときには丁寧語「です・ます調」を使い、

  • 例文)部長のネクタイ、今日も素敵ですね!

※ただし何か魅力的なことに対して使うケースが多く、「感心」の類語として使うには無理やり感があります。

No.10 該当なし

すみません…。TOP10にしようと思ったものの、完全にネタ切れです。

目上の人に使うとしたらTOP1~8までが現実的なラインですね。

まとめ

ちまたにある、類語辞典と何が違うの?と思われる方もいらっしゃるでしょう(苦笑)。

類語辞典にある表現って本当に信憑性があるの?

という観点からチェックしてランキングにしています。

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参考 → 「感心する」が目上の人にNGなんて嘘!正しい意味と敬語・使い方

参考 → 「感銘」「感服」「敬服」「感心」の意味と違い、敬語での使い方