「お確かめいただければ幸いです」意味と使い方・ビジネスメール例文

「お確かめいただければ幸いです」は「確かめてもらえたら嬉しいです」という意味。

ようは「確かめてほしい!」「確かめてください!」と言いたいわけですが・・・丁寧な敬語にするとこんな風にややこしい表現になります。

使い方は何かしら確かめてほしいときのお願い・依頼ビジネスメール(催促もふくむ)。社内上司や目上にかぎらず社外取引先にもつかえる丁寧なフレーズです。

それでは本文にて、意味や敬語の種類、ビジネスシーンにふさわしい使い方、ビジネスメール例文、注意点を解説していきます。

※長文になりますので「見出し」より目的部分へどうぞ

意味と敬語

「お確かめいただければ幸いです」は「確かめてもらえたら嬉しいです」という意味。

ようするに「確かめてほしい!」「確かめてください!」と言いたいわけですが…

なぜこのような意味になるのか?

そもそもの意味と敬語について順をおって解説していきます。

“確かめる”の意味

確かめる(たしかめる)の意味は・・・

「調べたり人に聞いたりして、あいまいな物事をはっきりさせる。確認する。」

使い方はたとえば、

【例文】荷物の中身を確かめる。

【例文】パスポートを忘れていないかどうか、確かめた。

【例文】ご依頼の現金1,000万円です。お確かめください。

のようにして使います。

“お確かめ頂ければ”の意味は「確かめてもらえれば」

まずは前半部分。

「お確かめいただければ〜」の意味は…

「確かめてもらえれば〜」
「確かめてもらえたら〜」

のように解釈できます。

「お確かめ」のもととなる単語は「確かめる」であり、「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)~いただく」をつかって敬語にしています。

「いただければ」の部分は謙譲語「いただく」に仮定形「れば」をつかっています。

ここで「お確かめ」の「お(ご)」の部分は向かう先を立てるために使う敬語であり謙譲語の「お(ご)」です。余談ですが尊敬語にも「お(ご)」の使い方があり混同しがち。

難しく感じるかたは「お(ご)●●いただく」のセットで謙譲語とおぼえておきましょう。

なお表記は、

漢字表記「お確かめ頂ければ」vs. ひらがな表記「お確かめいただければ」の両方ともOK。どちらも正しい敬語です。

“幸いです”の意味は「嬉しいです、幸せです」

つづいて後半部分。

「幸いです」の意味は…

「嬉しいです」
「幸せです」

このように解釈できます。

もととなる単語は「幸い(さいわい)」であり、丁寧語「です」を使って敬語にしています。

あわせると意味は「確かめてもらえたら嬉しいです」

  1. お確かめ = 確かめること
  2. ご・お~いただければ = 「〜してもらえれば」の意味の敬語
  3. 幸いです= 「幸せです、嬉しいです」の意味

これらの単語を合体させて意味を考えます。

すると「お確かめいただければ幸いです」の意味は…

「確かめてもらえたら嬉しいです」

のように解釈できます。

ようは「確かめてほしい!」「確かめてください!」ということなのですが、このままではあまりにストレートすぎて目上や上司・取引先につかうにはイマイチです。

そこで「~してもらえたらと嬉しいです」というように遠回しにして、とてもやわらか~いお願いの敬語フレーズにしています。

そんなに丁寧にお願いする必要あるの?って思うくらい。

目上・上司にはもちろんのこと社外取引先にもつかえる丁寧な敬語フレーズですね。

敬語の解説

ややこしいので、これまでの敬語の解説をまとめておきます。

「お確かめいただければ幸いです」を敬語としてみていくと以下のとおりに成り立ちます。

  • もとになる単語「確かめる」
  • “〜してもらう”の謙譲語”お(ご)〜いただく”で「お確かめいただく
  • 可能形にして「お確かめいただける
  • 仮定「たら・れば」をくっつけて「お確かめいただければ
  • “嬉しい”の意味である”幸い”に丁寧語”です”をくっつけて「幸いです

→ すべてあわせると「お確かめいただければ幸いです」という敬語の完成

※漢字表記「お確かめ頂ければ」vs. ひらがな表記「お確かめいただければ」の両方OK。

このようにして元になる語「確かめる」を敬語にしています。つまり敬語としては何もおかしいところはありません。間違いではなく正しい敬語です。

相手に強制しない、とてもやわらか~いお願いの敬語フレーズになります。

なお「お確かめしていただければ幸いです」は間違い敬語となりますのでご注意を。「確かめていただければ幸いです」とすれば正しい敬語ではありますが…長くなるため理由は省略。

それでは次項より使い方についても見ておきましょう。

【使い方】確かめてほしい時のお願いビジネスメール

つづいて「お確かめいただければ幸いです」の使い方について。

ようは「確かめてほしい!」「確かめてください!」という意味なので、そのような催促ビジネスメールに使います。あるいは普通のお願い・依頼のときにもつかえます。

取引先など社外あてに限らず、上司や目上など社内あてのメールにも使える丁寧なフレーズですね。

たとえば、

  • 【例文】お確かめいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 【例文】お確かめいただければ幸いです。よろしくお願い致します。

※ 意味は「確かめてもらえたら嬉しいです。よろしく」

のようにして何かの依頼・お願いをともなうビジネス文書やビジネスメールで結び・締めくくりとして使われます。

もちろん結びでなく文章の途中でつかっても丁寧です。

ビジネスメール例文

こうして長々と読んでいてもイメージがつかみにくいかと思いますので、より実践的に。

ここでは「お確かめいただければ幸いです」の使い方をビジネスメール例文でご紹介。

どれも目上・上司・取引先にふさわしい丁寧な敬語にしています。ご参考にどうぞ。

なおビジネスメールにおいては以下の敬語もオススメです。

① それなりに丁寧「お確かめくださいませ」

② 丁寧「お確かめいただければと存じます」

③ かなり丁寧「お確かめいただければ幸いです」など

④ ↓とくにビジネスメール結び/文末につかう↓

「お確かめ頂きますようお願い申し上げます」

「お確かめくださいますようお願い致します」

ビジネスメール例文①前に送ったメールを確かめてほしい

to 社内・上司
日程調整メールで上司に「返事を催促する」ときのビジネスメール例文。新たにメールを作る必要はなく、もとのメールを転送して作る。

メール件名:転送Fw:【再送】打ち合わせ日程のご相談

○○ 部長(社内上司)

たびたび申し訳ありません。

さて、過日にメールにてお願いしておりました打合せ日程ご相談の件、その後いかがでしょうか。

大変失礼とは存じますが念のため先日お送りしましたメールを転送いたしますので、お確かめいただければ幸いです。

よろしくお願い致します。

**************
メール署名
**************

※「ご確認」に言い換えても丁寧です。

ビジネスメール例文②上司に返事の催促をする

【to社内・上司】
上司への催促メールで「仕事の依頼を催促する」ときのビジネスメール例文。メールで連絡をしていなければ、新たに催促メールを作る。

メール件名:人事評価面談の確認

●● 部長(社内上司)

お疲れさまです。人事部・ノマドです。

さて先般、2017年度・人事評価面談の実施依頼を社内掲示板にて掲載しておりましたが、貴部署の進捗がまだのようでしたので、確認までにご連絡いたしました。

その後いかがでしょうか。

なお、本メールと行き違いでご報告いただいておりましたらその旨お申し付けください。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、お確かめいただけますと幸いです。
よろしくお願い致します。

**************
メール署名
**************

※「ご確認」に言い換えても丁寧です。

ビジネスメール例文③何かしら確認してほしい(社外)

メール件名:品質保証期間のご確認

ビジネス株式会社
営業部 ○○ 様 (社外取引先)

いつもお世話になっております。
転職・ノマドです。

さて標記の件、現在購入しております貴社製品Aの品質保証期間につきご教示いただきたく連絡いたしました。

ご多忙のところ大変恐れ入りますがご確認の上、
ご回答いただければ幸いです。

宜しくお願い致します。

************
メール署名
************

“お確かめいただけましたら幸いです”としても丁寧

さらに「お確かめいただければ幸いです」と似たような敬語には、

「お確かめいただけましたら幸いです」もあります。

言いたいことは結局のところ「確かめてほしい」なのですが…

敬語の使い方に違いあり。

謙譲語「いただけたら」に丁寧語”ます”をくっつけると「いただけましたら」という敬語になります。

敬語としてはどちらも、これでもかというくらい丁寧なので使い分けする必要はありません。

お好みでお使いください。

なお「お確かめいただけましたら幸いです」というように「」を入れるケースもあります。どちらを使っても正しい敬語です。

敬語の解説

一応「お確かめいただけましたら」の敬語の成り立ちをまとめておきます。

  • もとになる単語「確かめる」
  • “〜してもらう”の謙譲語”お(ご)〜いただく”で「お確かめいただく」
  • 仮定「たら・れば」で「お確かめいただけたら」
  • 丁寧語”ます”で「お確かめいただけましたら」
  • “嬉しい”の意味である”幸い”に丁寧語”です”をくっつけて「幸いです」

→ すべてあわせると「お確かめいただけましたら幸いです」という敬語の完成

謙譲語をうまくつかい、このうえなく丁寧な敬語フレーズとなっていることがわかります。

したがって上司・目上やビジネスメールで使うのにふさわしい表現、と言えるでしょう。

ほかにも使える丁寧な敬語

これまで紹介した例文のほかにも…

「お確かめいただければ幸いです」と似たようなフレーズには、

  • 【例文】お確かめいただければと存じます
    ※意味は「確かめてもらえたらと思います」
  • 【例文】お確かめいただければ幸甚に存じます
    ※意味は「確かめてもらえたら、とても嬉しく思います」
  • 【例文】お確かめいただけましたら幸甚に存じます
    ※意味は「確かめてもらえたら、とても嬉しく思います」

などもあり、とても丁寧な敬語です。

・幸甚(こうじん)の意味は「この上もない幸せ。大変ありがたいこと。また、そのさま」

・「存じる」は「思う」の謙譲語

・「いただきたく」は謙譲語「いただく」+希望「~したい」

・「いただければ」は謙譲語「いただく」+可能形+仮定「たら・れば」

・「いただけましたら」は謙譲語「いただく」+丁寧語「ます」+仮定「たら・れば」

“お確かめくださいますようお願い致します”もよく使う

ほかにもビジネスメールでよく使う敬語には、

  • 例文「お確かめくださいますようお願い致します」
  • 例文「お確かめいただきますようお願い申し上げます」
  • 例文「お確かめいただけますようお願い申し上げます」

もあります。

どちらも言いたいことは結局のところ同じで「確かめてほしい」という意味。とくにビジネスメール締め・結びにつかわれることの多いフレーズですね。

謙譲語「いただく」なのか尊敬語「くださる」をつかうかの違いはありますが、どちらを用いても丁寧です。

なお「お願い申し上げます」は「お願い致します」に言い換えOK。

“くださいますよう vs いただきますよう”の違い

せっかくの機会ですので敬語「いただきますよう vs くださいますよう」の違いを簡単に解説しておきます。

  • “お確かめいただきますよう~“だと意味は「確かめてもらうよう」
    →敬語は謙譲語「お(ご)〜いただく」

vs.

  • “お確かめくださいますよう~“だと意味は「確かめてくれるよう
    →敬語は尊敬語「お(ご)〜くださる」

※「いただますよう」は「いただきますよう」の可能形

というように意味と敬語の使い方が違います。

敬語の使い方には違いはあれど、どちらもひとしく丁寧な敬語であり目上・上司・社外取引先につかえるフレーズです。

ただ少しニュアンスの違いというか敬語の使い方が違うよ、ということですね。

ビジネスメール結びとして一般的なのは「お確かめくださいますよう〜」のほうですが、心底どちらでも差し支えありません。

ビジネス会話・電話では”お確かめいただけますか?”

ビジネスメールではなく会話や電話シーンであれば…

「お確かめいただければ幸いです」などは絶対につかいません。

長いうえに丁寧すぎて気持ち悪いですからね。

そこでビジネス会話・電話では…

  • 【例文】お確かめいただけますか?
  • 【例文】お確かめいただけますでしょうか?
  • 【例文】お確かめ願えますでしょうか?

※ もちろん「お確かめください」「お確かめくださいませ」でもOK

といった質問フレーズをつかいましょう。

意味としては「確かめてもらえますか?」であり、敬語をつかって丁寧な表現にしています。

「〜いただけますか?」サラッと言えるためビジネスシーンで重宝するフレーズです。

敬語の解説

お確かめいただけますか?」「お確かめいただけますでしょうか?

の敬語の成り立ちとしては…

  • “確かめる”に「〜してもらう」の謙譲語「お(ご)〜いただく」で「お確かめいただく」
  • 可能形にして「お確かめいただける」
  • さらに丁寧語”ます”で「お確かめいただけます」
  • 疑問形にして「お確かめいただけますか?」

“〜だろうか”の丁寧語「〜でしょうか」を使うと「お確かめいただけますでしょうか?」

どちらの表現も謙譲語をうまくつかい、このうえなく丁寧な敬語フレーズとなっていることがわかります。

したがって上司・目上・社外取引先につかえる素晴らしい敬語、と言えるでしょう。

どちらかというと「〜いただけますでしょうか?」のほうが丁寧なのですが…バカ丁寧だという意見もあるため「〜いただけますか?」を使うのをオススメします。

ビジネスメール結びをより丁寧にするコツ

あまり関係ないのかもしれませんが重要なので念のため。

ビジネスメールの文末・結び・締めとして使うことのおおい「お確かめ」

ここでは、

ビジネスメール結びをより丁寧にするためのコツをご紹介します。

①メール結びに使うときは「よろしく!」を加えると丁寧

ビジネスメール結びをより丁寧にするためのコツ。

「お確かめいただければ幸いです」はそれだけではビジネスメール結び締めとしてイマイチ。

そこで、

うしろに「よろしく!」的なフレーズを組み合わせて、セットで使うとより丁寧なメール結びになります。

すでに例文にはしましたが…

  • 【例文】お確かめいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 【例文】お確かめいただければ幸いです。よろしくお願い致します。
  • 【例文】お確かめいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。

ビジネスメールの結び締めに使うときにはこんな感じにするとよいでしょう。

②+前置きに添えるフレーズを!

ビジネスメールの文末・結び・締めをより丁寧にするためのコツ。

「お確かめ」の前置きに添える丁寧なお願いフレーズ「どうか」「何卒(なにとぞ)」を使うとより丁寧な印象のメールとなります。

たとえば以下のようなフレーズがあります。

  • どうか
    例文「どうかお確かめくださいますようお願い申し上げます」
    例文「どうかお確かめくださいますようお願い致します」
    例文「どうかお確かめいただければ幸いです」
    例文「どうかお確かめいただければと存じます。何卒よろしくお願い申し上げます」
  • 何卒=どうか
    例文「何卒お確かめくださいますようお願い申し上げます」
    例文「何卒お確かめくださいますようお願い致します」
    例文「何卒お確かめいただければ幸いです」
    例文「何卒お確かめいただければと存じます。よろしくお願い申し上げます」

③+気づかいの敬語フレーズもGood

ビジネスメールの文末・結び・締めをより丁寧にするためのコツ。

「お確かめ」の前置きには強調するフレーズ「どうか」「何卒(なにとぞ)」だけでなく、申し訳なく思う気持ちや、相手を気づかうフレーズをもってきても丁寧です。

たとえば「誠に勝手を申し上げますが」などと組み合わせ、以下例文のようにすると好感がもてますね。上司や目上にはもちろんのこと、取引先のメールにも使える丁寧な例文にしています。

  • 恐縮=申し訳なく思うこと
    「お忙しいところ恐縮ではございますがお確かめ〜」
    「大変恐縮ではございますがお確かめ〜」
    「たびたび恐縮ではございますがお確かめ〜」
  • 恐れ入る=申し訳なく思う
    「お忙しいところ恐れ入りますがお確かめ〜」
    「大変恐れ入りますがお確かめ〜」
    「たびたび恐れ入りますがお確かめ〜」
  • お手数=お手間
    「お忙しいところお手数お掛けしますがお確かめ〜」
    「大変お手数ではございますがお確かめ〜」
  • 勝手を申し上げる=自分勝手を言う
    「誠に勝手を申し上げますがお確かめ〜」
  • ご無理申し上げる = 無理を言う
    「ご無理申し上げますが、何卒お確かめのほどお願い申し上げます」
  • ご多忙とは存じますが=忙しいとは思うけど
    「ご多忙とは存じますがお確かめ〜」

【まとめ】結局どれがもっとも丁寧?

あまりにも言い換え敬語フレーズがおおいので、どれを使うべきか迷ってしまうというあなたのために。

ここまで紹介した言い換え例文の丁寧レベルを整理しておきます。

※ あくまでも目安としてお考えください。

①会話・電話対応につかえる丁寧レベル

下になればなるほど丁寧な敬語になります。また、おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お確かめください
  2. お確かめくださいませ
  3. お確かめいただけますか?
  4. お確かめいただけますでしょうか?

②ビジネスメール対上司・対社内につかえる丁寧レベル

おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お確かめください
  2. お確かめくださいませ
  3. お確かめいただけますか
  4. お確かめいただけますでしょうか
  5. お確かめいただきたく、お願い致します
  6. お確かめいただきたく存じます
  7. お確かめいただければと存じます
  8. お確かめくださいますようお願い申し上げます
  9. お確かめいただきますようお願い申し上げます
  10. お確かめいただけますようお願い申し上げます

注)上下関係に厳しい上司や、社内でも相当のポジションにいる人にたいしては例文⑤以降あるいは次項のフレーズをつかいましょう。

・「存じる」は「思う」の謙譲語

・「いただきたく」は謙譲語「いただく」+希望”~したい”

・「いただければ」は謙譲語「いただく」+可能形+仮定”たら・れば”

・「いただけましたら」は謙譲語「いただく」+丁寧語”ます”+仮定”たら”

③ビジネスメール対取引先・対顧客につかえる丁寧レベル

おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お確かめくださいませ
  2. お確かめをお願い致します
  3. お確かめいただきたく、お願い致します
  4. お確かめいただきたく存じます
  5. お確かめいただければと存じます
  6. お確かめいただきますようお願い申し上げます
  7. お確かめいただけますようお願い申し上げます
  8. お確かめくださいますようお願い申し上げます
  9. お確かめいただければ幸いです
  10. お確かめいただければ幸甚に存じます
  11. お確かめいただけましたら幸いです
  12. お確かめいただけますと幸いです
  13. お確かめいただけますと幸甚に存じます
  14. お確かめいただけましたら幸甚でございます
  15. お確かめいただけましたら幸甚に存じます

補)「お願い申し上げます=お願い致します」に言い換えOK

補)幸甚(こうじん)の意味は「この上もない幸せ。大変ありがたいこと。また、そのさま」

なお「お確かめいただけましたら幸いです」というように「」を入れるケースもあります。どちらを使っても正しい敬語です。

・「存じる」は「思う」の謙譲語

・「いただきたく」は謙譲語「いただく」+希望”~したい”

・「いただければ」は謙譲語「いただく」+可能形+仮定”たら・れば”

・「いただけましたら」は謙譲語「いただく」+丁寧語”ます”+仮定”たら”

④最上級の丁寧レベル

おすすめの敬語フレーズは青文字にしておきます。

  1. お確かめいただければ幸いです
  2. お確かめいただければ幸甚に存じます
  3. お確かめいただけましたら幸いです
  4. お確かめいただけましたら幸甚でございます
  5. お確かめいただけましたら幸甚に存じます

・「お願い申し上げます=お願い致します」に言い換えOK

・幸甚(こうじん)の意味は「この上もない幸せ。大変ありがたいこと。また、そのさま」

“お確かめいただく vs お確かめくださる”の使い方

ややこしいので「お確かめいただく vs お確かめくださる」の使い方について。

代表的なパターンを表にまとめておきます。

こまかく解説していくとそれだけで記事がおわってしまいますので、目的にあわせてお使いください。

“お確かめいただく”の使い方まとめ(すべて敬語)

①基本 ②+丁寧語”ます” ③その他
現 在 お確かめいただく お確かめいただきます -頂くよう
-頂きますよう
過 去 お確かめいただいた お確かめいただきました ×
進行形 お確かめいただいている お確かめいただいています -頂いております
過去~現在 お確かめいただいていた お確かめいただいていました -頂いておりました
希 望
依 頼
お確かめいただきたい
お確かめいただきたく
お確かめいただくよう
お確かめいただきたいです
お確かめいただきますよう
お確かめいただけますよう
-頂きたく思います
-頂きたく存じます
-頂ければと存じます
可 能 お確かめいただける お確かめいただけます -頂けるよう
-頂けますよう
仮 定 お確かめいただければ お確かめいただけましたら ×
疑 問 お確かめいただけるか? お確かめいただけますか? -頂けますでしょうか
禁 止 お確かめいただけない お確かめいただけません ×
命 令 × × ×

※ ②+丁寧語”ます”をつかうとより丁寧な敬語になります。

※ 「頂く」「いただく」は漢字でも平仮名でもOK

※「×」としたのは一般的につかわない

“お確かめくださる”の使い方まとめ(すべて敬語)

①基本 ②+丁寧語”ます” ③その他
現 在 お確かめくださる お確かめくださいます -くださるよう
-くださいますよう
過 去 お確かめくださった お確かめくださいました ×
進行形 お確かめくださっている お確かめくださっています -くださっております
過去~現在 お確かめくださっていた お確かめくださっていました -くださっておりました
希 望
お確かめくださるよう お確かめくださいますよう ×
可 能 × × ×
仮 定 × × ×
疑 問 お確かめくださるか? お確かめくださいますか? ×
否 定 お確かめくださらない お確かめくださいません ×
命 令 お確かめください お確かめくださいませ ×

※ ②+丁寧語”ます”をつかうとより丁寧な敬語になります

※ 「下さる」「くださる」は漢字でも平仮名でもOK

※「×」としたのは一般的につかわない