バイマ(BUYMA)のバイヤー活動にはこれだけあれば十分だという、無料マーケティングツール=3C分析の紹介です。いろいろなゴミツールが世の中にはあふれていますが、これだけ知っておけば問題ないでしょう。
サラリーマンであれば当たり前に使っている3C分析
私は何のビジネスライセンスも持っていないのでサラリーマンになってから初めて知りましたが、大学で学んだという方もいらっしゃるかと思います。
3C分析は最も基礎的なマーケティングツールで、バイマの分析だけでなく、どんなビジネスのマーケティングにも通用する分析手法です。
すなわち王道のマーケティングツール。知っておいて得しかないですし、これに勝る方法を私は知りません。
3C分析とはなにか
敵を知り己を知れば百戦危うからず
という孫子「兵法」の有名な格言ですが、3C分析はこれの現代バージョンというところでしょうか。以下、Wikipediaからの引用になります。
3C分析(-ぶんせき)とは、企業のマーケティングなどにおいて、顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の観点から市場環境を分析し、経営戦略上の課題を導く分析ツールのひとつである。
代理店などが重要な業界では、チャンネル(Channel)を加えて、4C分析と呼ばれることもある。出典:Wikipedia
バイヤー活動に3C分析を適用してみた
小難しいことはなく、慣れてきてクセになってくると頭の中だけで組み立てられるようになりますので、実践してみてくださいね。
それぞれの項目では、レベルを5段階評価、★の数で示します。★の数が多ければ多いほどおいしい状況と考えてください。
まずはバイマの全体像把握から
①顧客(Customer)★★☆☆☆
これはバイマ自体の流通金額と、バイマというアパレル通販ショップに登録しているお客様が何人いるのかというのを見ていけば良いでしょう。
- バイマの年間流通金額★★☆☆☆:200億円(2015年実績)
▽アマゾンの8300億円(2014年)、楽天の2兆100億円(2014年)、ヤフオクの4284億円と比べると弱小。でも、海外通販というマニアックな分野では1位なので、★2つの評価。
- バイマの登録会員数★★☆☆☆:300万人(2016年1月30日時点)
▽こちらも上記と同様の理由で★2つの評価。
②競合(Competitor)★★★★☆
どのくらいの競合パーソナルショッパーがいるか、また競合の厳しさや強さはどのくらいかを調べます。
- バイマのバイヤー登録数★★★★☆:7万人超え(2016年1月時点)
▽7万人のライバル出品者がいるといっても、実際に活動しているのは3000人くらいしかいません。
これは始めたばかりの頃に、バイマのマイページで自分の売上げランキングを見たらすぐに分かります。月の売上1万円でだいたい3000位前後にランキングされるのではないでしょうか
つまり、実質はたった3000人のライバルしかいないのです。これはおいしいでしょう。
- パーソナルショッパーの強さ★★★★☆:
▽ライバルはプレミアムパーソナルショッパーであろうと、もの凄く弱いです。理由は、零細企業もしくは個人ビジネスのオーナーばかりが参入しているから。
バイマには今のところ、巨大資本で薄利多売作戦をするバイヤーがゼロです。
アマゾンやヤフオク、楽天には年間売上1億円プレイヤーがごろごろいるのに対し、バイマではゼロ。戦い易い競合状況ですね。
③自社(Company)★☆☆☆☆~★★★★★
あなたの強みや弱みはなんですか?
バイヤー初心者のかたであれば、何も持っていない状態と考えてください。もちろん、欠けている部分はこれから鍛えればよいだけの話です。
バイヤー中級・上級者のかたであれば、特別な仕入ルートや過去の実績、ショップの評価などが強みですね。
- あなたの強み★☆☆☆☆から★★★★★:
▽特別なスキルや資格が必要なし、初期投資も必要なし。正しい戦略を身につければ、頑張りの分だけ確実に報われます。つまりはあなたの心がけ次第でどうにでもできるでしょう。
個別のブランドにも3C分析は適用できる
これはゆくゆく実施していこうと思います。ベーシックな部分は全てお伝えしましたので、あなたもブランドごとにこの3C分析を適用してみてくださいね。
今までモヤモヤとしていたものが、きちっと頭の中で整理されると思いますよ。
今日の気づき;
バイマは流通金額こそ少ないが、ライバルが弱く結果を出しやすいビジネス。
出品者としてバイヤーに参入しない理由はないでしょう。