「尋ねる」の敬語:謙譲語と尊敬語、ビジネスメール例文、使い方

さいごに「尋ねる」の謙譲語「お尋ねする・お尋ねいたす・伺う」と、尊敬語「お尋ねになる」を使ったビジネスメールの例文を紹介します。

例文①転職の内定後に質問・問い合わせする

メール件名: 処遇に関するお問い合わせ(氏名)

コンサルティング株式会社
人事部 採用ご担当
○○様

お世話になっております。〇〇と申します。
このたびは貴社営業職の内定をいただき、誠にありがとうございます。

さて標記の件、入社後の処遇に関して以下、伺いたい事項がございます。

  1. 勤務地
    募集要項には「転勤なし」と記載がございましたが、雇用契約書を確認しましたところ「原則として転勤なし」となっておりました。状況によっては転勤ありとの理解でよろしいでしょうか。
  2. 残業時間
    募集要項には「残業時間:平均30時間」との記載がございましたが、実際の細かな事例などありましたらご教示いただきたく存じます。
  3. 待遇
    募集要項には中途採用であっても同条件・同待遇との記載がございましたが、現役社員の方にお話を伺いましたところ「35歳:課長待遇」が一般的であり、募集要項の「35歳:係長待遇」とは違うとのことでした。誠に恐れ入りますが、ご開示いただける範囲で実情を伺いたく存じます。

不躾な質問にて誠に申し訳ありません。

お忙しいところ大変恐縮ではございますが、ご返事をいただければ幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

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転職のまど
〒xxx-xxxx
●●県●●市●●Δ-Δ-Δ
電話番号:00-0000-0000(090-0000-0000)
メールアドレス:nomad@gmail.com
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【敬語の補足】
・不躾な(ぶしつけな) は「しつけがなっていない・無礼な」の意味
・存じる は「思う」の謙譲語
・恐縮 は「申し訳なく思う気持ち」「恐れ入る気持ち」の意味
・いただく は「もらう」の謙譲語