「ご記載のほど」意味・使い方のすべて「お願い申し上げます」他

あとは「ご記載の程よろしくお願い致します」だけでなく、いろいろ使える「ご記載」の例文を紹介しておきます。

どの例文も上司や目上・取引先などのビジネスメールに使える丁寧な敬語フレーズにしています。ご参考にどうぞ。

すでに登場した例文もありますが、いちおう全てをまとめておきます。

依頼・お願いビジネスメールに使う「ご記載」

ビジネスシーンにふさわしい「ご記載」の使い方

何かしら目上や上司・取引先に「記載してほしい」とお願い・依頼をするときのビジネスメール結び締めとして使います。

たとえば、

• 例文「ご記載くださいませ」
• 例文「ご記載をお願い致します」
• 例文「ご記載いただきたく、お願い致します」
  意味は「記載してもらいたい、お願いします」
• 例文「ご記載いただきたく存じます。何卒よろしくお願い致します」
  意味は「記載してもらいたいと思います」
• 例文「ご記載いただければと存じます。何卒よろしくお願い致します」
  意味は「記載してもらえたらと思います」
• 例文「ご記載の程お願い申し上げます」
  意味は「記載してくれるよう、お願いします」
• 例文「ご記載くださいますようお願い申し上げます」
  意味は「記載してくれるようお願いします」
• 例文「ご記載いただきますようお願い申し上げます」
  意味は「記載してもらうようお願いします」
• 例文「ご記載いただければ幸いです」「ご記載いただけましたら幸いです」
  意味は「記載してもらえたら嬉しいです」
• 例文「ご記載いただければ幸甚に存じます」「ご記載いただけましたら幸甚に存じます」
  意味は「記載してもらえたら、とても嬉しいです」
• 例文「ご記載賜りますようお願い申し上げます」
  意味は「記載してもらうようお願いします」
• 例文「ご記載賜れますと幸甚に存じます」
  意味は「記載してもらえたら、とても嬉しいです」

のようにお願いすると丁寧です。

下の例文ほど丁寧な（丁重な）敬語になります。

ざっくりとは「ご記載いただければ幸いです・幸甚に存じます」「ご記載（を）賜りますようお願い申し上げます」がもっとも丁寧な敬語であり、あとはほぼ等しいレベル。

まぁ、ようするにどれも「記載してね！よろしく」という意味なのですが…

お礼メールに使う「ご記載」

ビジネスシーンにふさわしい「ご記載」の使い方

あとは何かしらに記載してもらったときの、お礼ビジネスメールにも使えます。

たとえば、

のようにビジネスメール書き出しの挨拶にお礼として使うと丁寧です。

まぁ、ようするに「記載してくれてありがとう！」という意味なのです。

お願い申し上げます ＝ お願い致します

ところでビジネスシーンでは、

「ご記載くださいますようお願い申し上げます」としても丁寧ではありますが…

「ご記載くださいますようお願いいたします」「ご記載くださいますようお願い致します」と言い換えすることもできます。

また「どうか」という意味の「何卒（なにとぞ）」をつかい、

「ご記載くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます」

頭の片隅にいれておきましょう。

“ご記載いただく vs ご記載くださる”の使い方

ややこしいので「ご記載いただく vs ご記載くださる」の使い方について。

代表的なパターンを表にまとめておきます。

こまかく解説していくとそれだけで記事がおわってしまいますので、目的にあわせてお使いください。

“ご記載いただく”の使い方まとめ（すべて敬語）

※ ②+丁寧語”ます”をつかうとより丁寧な敬語になります。

※ 「頂く」「いただく」は漢字でも平仮名でもOK

※「×」としたのは一般的につかわない

“ご記載くださる”の使い方まとめ（すべて敬語）

※ ②+丁寧語”ます”をつかうとより丁寧な敬語になります

※ 「下さる」「くださる」は漢字でも平仮名でもOK

※「×」としたのは一般的につかわない