貯金1000万円を入社5年27歳で達成するまでにやったこと、辞めたこと

貯金1000万円を入社5年・27歳で達成するためにやった方法、辞めたことを公開。

給料高いだけだろ?

と言われないように…まずエクスキューズを。

わたしはメーカー勤務なので、どの業界よりも20代の給料が低い自信あります(明細は本文にて)。

ということは…

20代のあなたでも、

30代のあなたでも、

40代のあなたでも、

さすがにフツーの企業にお勤めであれば、メーカー新卒~入社5年時よりも年収は高いでしょうから貯金1000万円を達成するのに十分な条件をみたしているかと思います。

それでは、

実際にどのように新卒入社5年・27歳で貯金1000万円を達成したのか、貯金の方法論を語ります。

※ メーカー総合職勤務の女性への取材にもとづきます

貯金1000万円にするまでの年収事情

新卒5年で貯金1000万円!

というと、一体どれだけ給料もらってるの??

とよく聞かれるのですが…

なんの変哲もないメーカー勤務(いちおう大手)、総合職の女子(20代当時は)だったのですね。

とうことで、

まずは貯金1000万円に到達するまでの、わたしの年収事情をざっくりと公開しておきます。額面年収だとわかりにくいため手取り年収のみザックリ公開しておきます。

※ 残業代おおよそ30時間/月・他いろんな手当をふくみます

  • 新卒1年目初任給「手取り年収300万円」
  • 新卒2年目「手取り年収400万円」
  • 新卒3年目「手取り年収430万円」
  • 新卒4年目「手取り年収440万円」
  • 新卒5年目「手取り年収450万円」
  • 住宅手当(独身寮)家賃1万円/月のみ自己負担

給料とは別で大きかったのは住宅手当。

わたしの勤める会社では女子用の独身寮(マンション)があり、おおよそ1万円で住めたので、住宅にかかる費用の自己負担額は光熱費をふくめてもおおよそ20万円/年でした。

で、

これってものすご~くありふれたザ・メーカーの年収です。

でも、

貯金1000万円は、この程度の年収であってもぜんぜん達成できるのですね。まずは、貯金1000万円って実は誰にでもできるということを認識しておきましょう。

貯金1000万円するための手順5ステップ

貯金1000万円を達成するために必ずやるべきことがありますので、5ステップで詳しく紹介します。たんに貯金用口座と生活用の銀行口座をわける、というだけなのですけど…。

わたしの他にも、

20代で貯金1000万円とか2000万円あるヒトに聞いたら皆おなじことを実践していたので、まずは先人の知恵にしたがいましょう。

①貯金用の銀行口座をつくり、生活費口座とわける

貯金1000万円にするための具体的な手順ステップその一。

第一ステップとして、必ず貯金用の銀行口座をつくりましょう。

ひとつの銀行口座で生活費&貯金をしていると、絶対にお金は貯まりません。どんどん使ってしまいます。

ということで、

  1. 貯金用の銀行口座A
  2. 生活費用の銀行口座B

というように銀行口座はかならず2つにわけます。おそらく銀行口座はすでに2つ以上をお持ちでしょうから、どれかを貯金用の銀行口座にしましょう。

②貯金用口座に5‐10万円/月、生活費口座=残り にする

貯金1000万円にするための具体的な手順ステップその二。

つづいて、

必ず一定の額を貯金用口座に振りこまれるように設定し、残りの金額を生活費口座に振り込まれるようにします。

フツーの大企業サラリーマンであれば給料は銀行口座振込みで、どの銀行口座にいくら振り込む、というような設定ができるハズ。

それができなければ銀行の自動送金を使って、毎月かならず5-10万円が貯金用口座に振り込まれるようにしましょう。

わたしの場合は…27歳・積立貯金が490万円

毎月の給料のなかからあまりムリのない金額をと考え、以下のようにしました(給料は年々ふえますので貯金する額も年々ふやします)。

毎月の貯金
(自動送金)
年間の貯金額
新卒1年目
23歳
5万円/月 60万円/年
新卒2年目
24歳
7万円/月 84万円/年
新卒3年目
25歳
8万円/月 94万円/年
新卒4年目
26歳
10万円/月 120万円/年
新卒5年目
27歳
10万円/月 120万円/年
累計貯金額   478万円

上記の表のように5-10万円/月を自動的に貯金口座に振り込まれるようにしました(入社して数年、メーカーの年収はゴミのようなものです)。

あれっ!?

これじゃあ貯金1000万円どころか500万円にも到達しないよね?

とご心配のあなた、ちょっとお待ちを。

サラリーマンの強い味方、ボーナスの存在をわすれてますね?

③ボーナスは全額、貯金する

貯金1000万円にするための具体的な手順ステップその三。

つづいて、

年二回ないしは年一回のボーナス(賞与)はかならず全額を貯金へまわしてください。こちらもフツーの大企業であれば貯金用口座へ振り込まれるように設定できるハズ。

新卒であれば1年目は50%、入社2年目以降からは満額100%でもらえるのが一般的です。企業によりますがメーカーであれば「年間ボーナス=月給×4.5-7.0」となるでしょう。

したがって、

20代であろうとボーナスを全額貯金しているだけで年間100万円はゆうに超えます。

わたしの場合は…ボーナス貯金が27歳・530万円

以下のような感じで自動的に貯金がたまっていきました。

ボーナス手取り
(すべて貯金)
新卒1年目
23歳
50万円/年
新卒2年目
24歳
100万円/年
新卒3年目
25歳
120万円/年
新卒4年目
26歳
120万円/年
新卒5年目
27歳
140万円/年
累計貯金額 530 万円

ということで、

②③の足し算をすると…

  • 月々の貯金:5年間で478万円
  • ボーナスの貯金:5年間で530万円
  • Total 貯金:1008 万円
27歳・1008万円の貯金を達成!

わたしは幸い、ボーナスがそれなりによい会社に就職したので貯金1000万円を27歳になる年に達成できました。

で、

もしそうでなければ、もう少し月々の貯金をがんばらないといけませんね…。あるいは目標を20代後半で貯金1000万円!といった具合に調整しましょう。

④生活費口座にふりこまれる金額だけで生活

貯金1000万円にするための具体的な手順ステップその四。

つづいて、

どんなことがあろうと貯金用口座には手をつけないこと。完全に生活費用の銀行口座にあるお金だけで生活します。

たとえば、

クルマを買いたい!

海外旅行に行きたい!

ブランド品がほしい!

こんなときにも絶対に貯金を切りくずさないこと。できるだけ安く押さえる工夫を惜しまないことが大事です(節約術はのちほど紹介)。

クルマなら70万円もあれば中古車を買えますし、海外旅行だって正月やお盆をさけるか早くから予約しておけば安く行けます。ブランド品はホントに必要なのかをよく考えましょう。

我慢しすぎると長続きしませんが、上記の貯金目標は決してツライものではないと思います。実際にわたしはとくに何かを我慢することもなく、貯金をひいたお金だけでフツーに生活していました。

貯金用口座には一切手をつけることなく、クルマも買えましたし、毎年かならず海外旅行に行ってましたし、彼氏もいて遠距離恋愛してました。

リア充でも貯金1000万円を達成することは十分に可能です。引きこもればもっと貯金できますが、あまりオススメしません。

⑤貯金用口座の残高を毎月チェックしニヤニヤする

貯金1000万円にするための具体的な手順ステップその五。

最後に、

貯金のモチベーションを保つために、貯金用通帳の残高をみてビール片手にニヤニヤしましょう。

ヒトはモチベーションがなければ長続きしません。

ちゃくちゃくと目標の貯金1000万円にせまっていくのを楽しみにすれば、日々のちょっとした節約だってどうという事はありませんよ。

貯金1000万円を5年で達成するには…年間200万円の貯金が必要なのではなく給料もあがっていくのですから、初年度100万円・2年目150万円・3年目200万円・4年目250万円・5年目300万円みたいに傾斜をつけるべき。

【まとめ】貯金1000万円までの貯金目標テーブル

長くなってきたので、ここで中間まとめ。貯金1000万円までの道のりを貯金目標テーブルにしておきます。

手取り年収
(すべて込)
毎月の貯金
(年間貯金)
ボーナス貯金
(すべて)
生活費
イメージ
新卒1年目
23歳
300万円 5万円/月
(60万/年)
50万円/年 15万/月
新卒2年目
24歳
400万円 7万円/月
(84万/年)
100万円/年 18万/月
新卒3年目
25歳
430万円 8万円/月
(96万/年)
120万円/年 18万/月
新卒4年目
26歳
440万円 10万円/月
(120万/年)
120万円/年 16万/月
新卒5年目
27歳
450万円 10万円/月
(120万/年)
140万円/年 16万/月
累計貯金額 478 万円 530 万円
実は5年で1000万円以上を貯金しても生活費は使い切れないくらいあります。その分は貯めておき、クルマなど大きな買い物の際に使います。

27歳・貯金1000万円のためにやるべきこと5つ

つづいて27歳・貯金1000万円を達成するためにやるべきことのまとめ。

貯金1000万円を達成するためには家計簿をつけろ!

とか、

節約しろ!
支出を減らせ!
ランチを辞めて弁当にしろ!

とかとか。無茶苦茶なことをいうヒトが多いように思います。

でも、

ムリにいろんなことをしても本当にすぐ挫折して終わります。

だから、

あまりイロイロなことは考えずもっともシンプルな方法がおすすめ。唯一の貯金方法は先ほども述べたように、

「貯金用口座に固定の金額をふりわける」これだけ。ヒトってお金があればあるだけ使うし、なければ無いでなんとか生活できるのですよね。

よくよく考えてみると…

大学生のころなんて毎月5万円のバイト代だけでなんとかなっていたのですから(わたしだけかも?)。

住宅費用の大部分は会社がだすとしたとき、大学生の生活水準を維持していれば3年くらいでも貯金1000万円いっちゃいますね。

これだけでも十分に達成はできますが、

いちおう他にもある27歳・貯金1000万円するために「やるべきこと&辞めたこと」をまとめておきます。

◎還元率の高いクレジットカードを使う

貯金1000万円のためにやるべきこと。

マストじゃないのですが、やっておいて損はないというかポイント還元とかその他のメリットによって確実に節約できます。

  • 現金で100万円払ったら…
    100万円の支出!
    VS.
  • 1%ポイント還元されるクレカで100万円払ったら…
    実質99万円の支出!

ということで、

チリも積もれば山となります。

ちなみにですが…

わたしは定番の高還元率カード「年会費無料で1%~還元率の楽天カード」「年会費無料で還元率1%~のリクルートカード」の2種類を以下のように使い分けしています。

  1. 楽天カード(VISA か Master 推奨)
    ・光熱費、スーパーでの買い物、コンビニ代などすべて。普段使い用としてオススメ。ポイントの使いやすさが魅力で楽天市場はもちろんのこと、楽天証券で積立投信に変えることもできる。
    ・ホントは家賃の引き落としもクレカでやりたいのだけど…借り上げ社宅で足りない分は給料から天引きされているため不可っていう…
    ・デメリットとして、楽天カードは無料会員の利用上限が100万円までなので絶対にスペアカードが必要。電話で上限UPをお願いしても年会費2000円の楽天ゴールドカードにしてくれと言われます。
    ・年会費2000円の楽天ゴールドカードはめんどくさいから作ってないけど、楽天市場でのポイントが常に5%還元になったりと、ヘビーユーザーであれば年会費以上にメリットが受けられる。
  2. リクルートカード(VISA か Master 推奨)
    ・楽天カードと同じくポイントの使いやすさを重視。わたしは国内ホテル予約のときに「ホテル予約サイト:じゃらん」を使うためポイント消費しやすい。他にもホットペッパー系、ポンパレモールなどで使える。
    ・国内出張の多いヒトにおすすめ。楽天でもホテル予約できるけど…昔からの流れで使ってる感じ。

ちなみに、

クレカの国際ブランドは①VISA ②Masterの2つあれば世界中どこでも使えます。2つとも持っておくことがオススメ。

③JCBはアジアの国々では使えるものの、米国・EU域で使えない場所あり。

④アメックスはダントツで使いにくいカード(欧米であれば問題なし、アジア圏が問題)。

くわえて③JCBと④アメックスは決済為替レートの面でも①VISA、②Masterよりも悪い印象。あまり海外に行かないヒトには関係ないのですけど…

◎飲み会の幹事&クレジットカード払い

貯金1000万円のためにやるべきこと。

つづいて飲み会の幹事を積極的にやり、会計をクレジットカードで払うこと。とくに忘年会・新年会など大人数となるシーズンだけでも幹事をやっているとバカにならない節約になります。

(さらには幹事特権で自己負担を軽くすることもできます)

  • 5000円x20人=10万円でポイント1000円ゲット
  • さらにお店のポイント1000円分もゲット

みたいな感じ。

本来であれば、

こういった飲み会には出席しないことがベストですが、サラリーマンやOLには避けられないときもありますね。

すこしでも負担をへらすために、幹事役をひきうけて高還元率のクレジットカードでまとめて支払いましょう。そうするとバカにならない節約になります。

◎細かい出費は気にしない、大きな出費のときこそ節約する

貯金1000万円のためにやるべきこと。

日々のささいなランチ代とか、飲み代とか、ジュース代とか…基本は節約しません。

それよりもクルマを買ったり、海外旅行に行ったりといった大きな出費をともなうシーンで節約します。

クルマや旅行はヤル気になるかどうかで10万円以上、へたをすると数十万円単位で出費がかわってきます。

そんなときはテキトーにほいほいと決めてしまわず、できるだけ安くすむ方法を研究しましょう。

わたしのオススメは、

クルマなら日本車の中古を買うこと(日本車は性能よすぎて中古といえども劣化がすくない)。

海外旅行ならHISやJTBなどの旅行代理店はつかわず、Expedia(エクスペディア)をつかって自力でホテルとフライトを予約することですが…

めんどくさければHISやJTBを使ってもOK。ただ、お盆・正月などのピーク時期をはずすことだけは最低限の心得です。

◎会社で得られるものは全てもらう

貯金1000万円のためにやるべきこと。

残業代・出張手当・ホテル代の差額(営業マンはとくに)など、サラリーマンの権利としてもらえるものはあたり前ですが全てもらいましょう。

とくに残業代は新卒1年目からキッチリとつけて会社に請求しましょう。それだけで年収にして50-100万円は違ってきます。

◎その他

貯金1000万円のためにやるべきこと。
その他にもつかえる節約&収入を増やすアイディアです。

  1. ANA(JAL)マイレージカードをつくる
    → これは営業職とか出張のおおいヒトは必須ですね。出張が多いと年間のマイルだけで家族ハワイ往復旅行できます。
  2. 副業する
    → BUYMA初心者が副業で月30万円稼ぐ方法まとめ①バイマって何? 投資はオススメしませんが、こんな副業であればすぐにスタートできて、しかも稼げます。
  3. 給料の高い会社に転職する
    → 収入を増やすためにキャリアアップしてもよいでしょう。【仕事辞めたい!】20代の転職エージェントおすすめ厳選5サイト
  4. 通信費をみなおし安いものに乗り換える
    → たとえばマンションの固定WEB回線をなくして、モバイルWi-Fiだけにするなど。
  5. 携帯電話代をみなおし安いものに乗り換える
    → ムリして格安スマホを使う必要はありません。が、安いもので満足いくようなら乗り換えもあり。
  6. 引きこもる必要はない
    → あたり前ですが引きこもっていればお金を使うことがないので貯まる一方です。が、あまりオススメしません。貯金はあっても人生を楽しめなければ無意味です。
  7. 遠距離恋愛を止める
    → 遠距離恋愛にはバカにならない費用が発生します(経験あり)。相手にきてもらうか、結婚してパートナーの近くに職を探すか、別れるか、よく考えましょう。

27歳・貯金1000万円のために辞めたこと5選