つづいて使ってはいけない転職理由。
たとえ本音であったとしても面接官からの印象が悪くなります。
×自分が無能だとわかってしまう転職理由
転職の面接はあなたをアピールする場です。
あなたにとって不利になるような情報は、あえてクチにする必要はありません。
- リストラされそうなので、新たな仕事を探しています
・リストラされそうなくらい使えない人材との印象を与えてしまう - 懲戒免職になったからです
・犯罪者を雇いたい企業はありません - ある失敗が原因で上司にツメられているからです
・失敗する人材を雇いたい企業はありません - あるプロジェクトで大失態を犯し、居場所がなくなったからです
- 現在の仕事があまりに難しいからです
- 現職で昇進できなかったためです
- 現職において正当な人事評価を得られなかったためです
- ママに「転職しなさい」って言われたんです~
×根拠のない企業の悪口を転職理由にする
転職理由は現企業の悪くち大会ではありません。
明確に現企業のココが問題!!と具体性をもって語れるのであればいいのですが、根拠のない批判は面接官に「頭の悪い転職者」との印象をあたえてしまいます。
- 現企業が最悪のブラック企業だからです
・転職理由はあなたのグチ大会ではありません。
・せめて何がブラックなのか?どう変えたいのか?を明確に語りましょう - 会社のせいで現職に不満があるるからです
・せめて何が悪いのか?どう変えたいのか?を明確に語りましょう - 会社が合わなかったからです
- 仕事が合わなかったからです
- 今の会社がすべて悪いです
- 社風が最悪だからです
- 組織が最悪だからです
×人間関係や上司とのトラブルを転職理由にする
繰り返しにはなりますが、
人間関係のトラブル・上司とのトラブルを転職理由にするのは止めておきましょう。
面接官から「ちょっとしたトラブルですぐに辞めてしまう人材」と思われるリスクがあるためです。ウソでもいいので、もっとマトモな転職理由にしましょう。
- 人間関係のトラブルが原因です
・どんな企業にも人間関係のトラブルはつきものであり「ちょっとしたトラブルで辞めてしまう人材」との印象を与えてしまいます
・あえて転職理由にするほどのことではなく、ウソでもいいのでもっとマシな転職理由を考えましょう。
・あるいはもっと具体的にどんな人間関係トラブルなのか?どう変えたいのか?ハッキリと語りましょう。 - 上司と合わないからです
・人間関係のトラブル と同じ理由で却下。どんな企業にも上司とのトラブルはつきものであり「ちょっとしたことで辞めてしまう人材」との印象を与えてしまいます
・ウソでもいいので違う理由にしましょう。 - 上司からのパワハラが原因です
- 上司からのセクハラが原因です
- 口うるさい上司が嫌いだからです
- 上司がアホだからです
- マネージャーが使えないからです
- 経営層が使えないからです
×前向きじゃない転職理由
前向きじゃない転職理由を使うと、あなたの印象も「ネガティブな人」になってしまいます。
なにかしら不満があるから転職するのでしょうが、
ネガティブすぎる転職理由からは何も生まれません。
精神論になってしまいますが、なんとかポジティブな感情にもっていきましょう。
- キツイ営業ノルマに嫌気が差しました
- 退屈な現職に飽きたからです
- 現職が嫌いだからです
- 病気によって今の職場で働けなくなったからです
- 給料が安いからです
- 勤務地が田舎すぎて耐えられません
×具体性のない、はっきりしない転職理由
具体性のない、ハッキリしない転職理由は論外でNG。
なぜなら、転職する理由がないのと同じことだから。
面接官にとっては「なんとな~く転職します!」といっているように聞こえます。そういうテキトーで頭の悪そうな人は採用されません。
企業が求めているのは「マジメに仕事をする人」です。
肝に銘じておきましょう。
- 20代のウチに転職しておきたいからです
- いえ、なんとな〜くですね
転職理由は本音で語りすぎてもダメ
よく転職サイトでは
「転職理由にはウソをつく必要はない、本音で語ること」と書かれています。
これはこれでホントに素晴らしい心がけなのですが…
実は本音すぎることもまた問題です。
なので、わたしは必ずしも本音で語ることをオススメしません。
たとえば以下のような本音の転職理由って、どう思われますか?
あなたが面接官になったつもりで考えましょう。
- NG例文①人間関係トラブルからです!
- NG例文②職場環境が最悪だからです!
- NG例文③上司とケンカしたからです!
- NG例文④上司がクソみたいなヤツだからです!
- NG例文⑤不倫してしまい会社にいづらくなったためです!
- NG例文⑥残業時間が長すぎてツライからです…
- NG例文⑦給料が安すぎてモチベーションを保てなくなりました…
いかがでしょうか?
わたしが面接官であれば、このような転職理由を挙げるひとは採用しません。だって一緒に働きたいと思わないですからねぇ。
「面接官 = 将来の仕事パートナー」であるため、一緒に働きたいと思われない人は確実に落ちます。
転職する理由は志望動機との矛盾がないこと
転職する理由は志望動機とリンクしていることが理想的。
というより、
転職する理由と志望動機に矛盾のないことを心がけましょう。
極端な例えですが、
「転職理由:あらたな挑戦の機会を探すためです」
「志望動機:現在の職務の延長であり、自身の経験が活かせます」だと矛盾が生じます。
となると面接官にかならず、
「挑戦を求めてるのに、現在の職務の延長で転職先をさがすってどういうこと?」
と突っ込まれることでしょう。
これに対して論理的に返答ができればいいのですが、すくなくとも私には思いつきません。
そこで、
「転職理由:あらたな挑戦の機会を探すためです」
「志望動機:現職よりもチャレンジングな環境だからです」
というように矛盾のないようにしましょう。
必ずしもリンクしている必要はなく、矛盾やロジック破綻のないようにしておけばよいのです。
とはいえ転職する理由は人それぞれ
好印象と悪印象となる転職理由の例文を思いつくかぎり語ってみましたが…
NG例文に示したようなことに注意しておけば大丈夫。
変に固くなって思ってもいないような転職理由をあげるよりも、あなたの考えをしっかりと語るほうがいいのかもしれません。
転職する理由はひとそれぞれ、いろいろとあるかと思いますので。
わたしの例文にとらわれず柔軟な発想で考えましょう。
NG転職理由に
・上司がヤクザみたいな奴だからです。
・社員が野郎ばかりだからです。
・同僚のレベルがあまりに低すぎて耐えられません!!!
も追加してほしいです。どれも結構よくある本音なんですけどね。