「受け取る」を敬語にし、ビジネスメールで使う方法

ビジネス敬語
jarmoluk / Pixabay

これまで解説したとおり、「受け取る」はビジネスメールには使いません。そこで「受領」「拝受」に言い換えたメール例文をまとめておきます。

【例文】メール返信(就活メール)

メール件名: Re: 会社案内送付のお願い(就活大学・就活)

転職株式会社
人事部
転職 様

お世話になっております。就活大学の就活です。

さて昨日、会社案内パンフレットを拝受いたしました。
お忙しいところ早々にご対応いただき、誠にありがとうございます。

大変略儀ではございますが、
まずは資料拝受のご報告をいたします。
*************
メール署名
*************

【例文】受け取ったことを伝えるメール返信

メール件名: Re: お見積送付のお願い(就活株式会社・就活)

転職株式会社
営業部
転職 様

お世話になっております。就活株式会社の就活です。

先ほど、お見積書を確かに拝受いたしました。
お忙しいところ早々にご対応いただき、誠にありがとうございます。

甚だ略儀ではございますが、
まずはお見積書拝受のご連絡をいたします。
*************
メール署名
*************

【例文】返事を催促するメール

メール件名: FW: 履歴書送付の件(就活大学・就活)

転職株式会社
営業部
転職 様

たびたび申し訳ありません。
就活大学の就活です。

さて先日、履歴書を添付ファイルにて送付しておりましたが、
お受け取りになりましたでしょうか。
当方の手違いにより送付できていない可能性があり、
確認のため連絡いたしました。

お忙しいところ大変恐れ入りますが、
ご確認いただければ幸いです。

何卒よろしくお願い申し上げます。
*************
メール署名
*************

※「こちらの手違いでお送りできていない可能性がございますので、再度送付いたします」と言い換えしたほうがよいかも。

→面接辞退メールに“返信がこない”ときの対処法4つ 

「拝受いたしました」は二重敬語ではない!

「拝受いたしました」という敬語について、「拝受」は謙譲表現であるから、さらに謙譲語「いたす」を使っては二重敬語になるのでは?という質問があります。

結論からのべると「拝受いたしました」は二重敬語ではありません。なぜなら「拝受」は「拝む(おがむ)」という謙譲表現を使ってはいるものの「謙譲語」ではないからです。

「二重敬語とは同じ種類の謙譲語を、同じ単語に2回つかうこと」

ですから、これは問題ありません。二重敬語となる表現にはたとえば「お伺いいたします」があります。

これは「伺う(行く・聞くの謙譲語)」に「お~いたす(する・の謙譲語)」となっています。伺うはすでに謙譲語なのに、さらに謙譲語「いたす」を使っていますよね?

これが二重敬語の例です。

ビジネスメールでは丁寧語よりも尊敬語・謙譲語を使う!

ビジネスメールでは丁寧語はあまり使わず、尊敬語・謙譲語を使います。

これは丁寧レベルの問題で、

丁寧語 < 尊敬語・謙譲語 となるからです。

丁寧語は「です・ます」のことですが、ビジネスメールで使うとかっこ悪くなるのでご注意ください。たとえばメールの締めに丁寧語「よろしくお願いします」ではおかしいわけで、謙譲語「よろしくお願い致します」「よろしくお願い申し上げます」とします。

ちなみに「いたします」は「する」の謙譲語+丁寧語「ます」、

「申し上げます」は「言う」の謙譲語+丁寧語「ます」です。

他にもたとえば丁寧語「お礼します」はおかしい訳で、謙譲語「お礼申し上げます」とか、

丁寧語「訪問したいです」ではなく、謙譲語「伺いたいです」「伺いたく存じます」を使いますね。

それと同じくビジネスメールでは謙譲語の「拝受いたしました」を使うのが普通。でもまぁ「拝受」はすでに謙譲表現となっているため、「拝受しました」でも全く失礼ではないですけど…。

目上の人に使える?間違いやすい敬語10選

目上の人やビジネスメールで使うかどうか、よく迷う表現としてはたとえば以下のようなものがあります。

  1. ご活躍を期待しております
    →「ご活躍」「ご活躍を期待しております」目上の方への正しい使い方
  2. お疲れ様です・ご苦労様です
    →目上の人に「お疲れ様・ご苦労様」は失礼?言い換えと正しい使い方
  3. 感心する
    →「感心する」が目上の人にNGなんて嘘!意味と正しい敬語の使い方
  4. 取り急ぎお礼まで
    →「取り急ぎお礼まで、ご連絡まで」意味と目上の方への正しい使い方
  5. お大事に
    →目上の人に「お大事に」は失礼?丁寧な言い換えと正しい使い方
  6. ご査収願います・ご査収ください
    →「ご査収願います」「ご査収下さい」は上司に使える?目上への使い方
  7. 頑張ってください
    →「頑張ってください」の代わりに使える7つの敬語
  8. お取り計らい
    →「お取り計らい」意味と目上の方への正しい使い方【例文あり】
  9. 感銘・感服・敬服・感心
    →「感銘」「感服」「敬服」「感心」の意味と違い、敬語での使い方
  10. いただくことは可能でしょうか?
    →「いただくことは可能でしょうか?」の敬語、目上の人への使い方

上の例で示した敬語の中には、目上の人に失礼となる使い方もあります。ぜひ、この機会にそれぞれの敬語の正しい使い方をマスターしておきましょう。

この記事を書いた人

大手化学メーカー営業。純資産1億円のサイドFIRE投資家。

20代借金300万から副業と資産運用で人生を逆転。30代で資産1億円を達成し会社に縛られないサイドFIRE生活に。

自身の経験を元にサラリーマンが自由を手に入れるための戦略を語ります。

※SNS無し。ご連絡は「お問い合わせ」からお気軽にどうぞ。

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