【Q&A】資産1億・配当300万を達成して思うこと、全部答えます

サイドFIRE

このままいけば、今年の年間配当金は300万円の大台を超える見込みです。

20代の借金生活をしていた頃には想像もしていなかった領域に、ようやく足を踏み入れることができました。

今回は、資産1億円・年間配当300万円というステージで見える世界や、これまでの道のりと比較して何が変わったのかについて、Q&A形式で赤裸々に答えていこうと思います。

実績と現在のポートフォリオ

Q1. 現在のポートフォリオを教えてください。

A. 日本の個別株100%です。現在、10銘柄ほどに分散(集中?)して保有しています。

Q2. 年間配当200万円→300万円の期間と、一番貢献した要因は?

A. ちょうど1年です。雪だるまが大きくなるスピードが上がっているのを実感しています。
この期間は、値上がりして利回りが下がった株を利益確定し、別の高配当株に乗り換える戦略がうまくハマりました。あと、塩漬け株を損切りして現金を捻出し、成長が見込める株に再投資することで、ポートフォリオ全体の資金効率を上げることを意識していました。

Q3. 月25万円の不労所得で、生活費の何割をカバーできますか?

A. 恥ずかしながら、25%ですね(笑)。まだまだ足りません。
そもそも、都内在住で子供3人の塾・習い事代などを含めると、生活費に年1000万円近くかかっていることが問題です。ぜいたくはしていないつもりですが、払うべきところにはしっかり払っています。
現状も、会社員の給料はすべて生活費に消え、ボーナスで帳尻を合わせている感じ。投資で稼いだお金には一切手を付けず、すべて再投資に回せる。これが会社員を続ける最大の魅力の一つです。

Q4. 資産1億円を達成した日、何を感じましたか?

A. 到達することは分かっていたので、感動はしないはずでした。が、実際に証券口座の数字を見たときは、これまで味わったことのない、とてつもない達成感がありました。
6年前に投資を始めたときの目標が1億円だったので、20代の借金生活や、睡眠時間を削って取り組んだ副業のことなどが走馬灯のように蘇り、思わず涙しましたね。

投資戦略とリスク管理

Q5. 資産1億円を達成し、投資戦略は「攻め」から「守り」に変わりましたか?

A. 僕のモットーは「損をしないこと」なので、もともと守りの姿勢です。本格的な売買は3ヶ月に一度程度と、非常に慎重です。そもそも普段はサラリーマンなので頻繁に売買する時間もないですし。

ただ信用取引でレバレッジをかけているので、攻めの姿勢とも言えますね。守りながら攻める、という感じです。

Q6. 資産1億円でも、まだ集中投資を続けますか?怖くないですか?

A. 続けます。むしろ、1億円で10銘柄は多すぎると感じていて、将来的には3銘柄ほどにさらに集中させたいです。
暴落はもちろん怖いですが、それは予想できないので、いったんは食らうしかありません。大切なのは、その後にどうチャンスをものにするか、臨機応変に対処することだと考えています。(実際にその時が来たら、できないかもしれませんが…)

Q7. 信用取引(レバレッジ)との付き合い方に変化はありましたか?

A. 今も変わらず使っています。常時3000万円くらいのポジションです。
ただし、無期限信用なので頻繁に売買するわけではなく、あくまで中長期目線でのレバレッジ活用です。

Q8. 暴落への備えは?

A. ディフェンシブ株など、景気に左右されにくいとされる株も一部保有しています。
でも結局、本当の暴落が来たらすべての株は下がります。ディフェンシブ銘柄も「相対的にマシ」というだけで、気休め程度。暴落からは誰も逃げられないと心得ています。

Q9. NISAの使い方は?

A. 変化なく、成長投資枠はぜんぶ使い、積み立てはやっていません。
給料が生活費に消えるので、そもそも積み立てる余裕がない、というのも正直なところです(笑)。

サイドFIREのリアルと会社員という生き方

Q10. なぜ、まだサラリーマンを続けているのですか?

A. 色々ありますが、最大の理由はコストパフォーマンスの良さですね。
仕事の強度がそこまで高くなく、プレッシャーも少ない。その割に給料は良く、30代後半で年収1000万円を超えています。この「化学メーカーのコスパの良さ」については、当ブログでも詳しく解説しています。

Q11. 会社での精神状態は、どう変わりましたか?

A. 出世欲は完全になくなりました。日本の会社では、社長になっても報酬はたかが知れていますからね。
それよりも大きな変化は、社長であれ役員であれ上司であれ、相手が誰であれ言いたいことが言えるようになったこと。Yesマンにならなくてよいことです。「最悪クビになっても何とかなる」という自信が、そうさせてくれます。「嫌になったら辞めればいい」と、心から思えるようになりました。

Q12. このステージで感じる「サイドFIRE」の最大のメリットは?

A. 投資のお金に手を付けずに、全額再投資に回せることです。これがなかったら、1億円達成はもっと遅かったでしょう。
そして、暴落した時の精神的なセーフティネットとしても会社員という身分は最強です。「最悪、資産がゼロになっても仕事は残る」と思えるので、大胆な投資判断ができます。

Q13. お金の使い方は変わりましたか?

A. 少し使うようになりました。と言っても、10年以上使っていたMacBookを数万円のLenovoのPCに買い替えたのが、ここ数ヶ月で一番大きな出費です(笑)。
あとは、100均で買っていたものを、少しちゃんとした物に買い替えるようになったくらいですね。

Q14. 3人のお子さんの教育方針に影響は?

A. 教育はリターンが不確実な投資だと考えていますが、お金はしっかり使っています。
考え方が変わったのは、「お金の教育は、親が責任を持ってやるべきだ」と強く思うようになったこと。学校は「お金のために働く人」を育てる場所です。そうでない生き方があることを教えないと、高学歴でも、かつての僕のように借金まみれの大人になってしまう可能性がありますからね。

Q15. 自分が「億り人」であることは、誰かに話しましたか?

A. たまに口を滑らせてしまうことがあるので、できるだけ会社での付き合いは減らし、同僚とは適切な距離を保つように努めています。話す機会自体をなくすのが一番です。

今後の目標と哲学

Q16. 最終目標「年間配当1000万円」への道筋は?

A. 変わりません。そして、うっすらとですが達成への道筋が見えてきました。来年あたりに、また良いご報告ができたらいいなと思っています。

Q17. 配当1000万円達成への、今一番の課題は?

A. 圧倒的に自己資金が足りないことです。
資産1億円で配当1000万円は、利回り10%なのでほぼ不可能です。次の目標は「資産3億円・配当1000万円」ですね。ここを目指すべき場所だと考えています。

Q18. もし今、知識を持ったままゼロからやり直すなら?

A. はい、もちろん目指します。そして、もっと効率的に、もっと速く達成できる自信があります。

Q19. これから資産1億円(配当300万円)を目指す人へ、一番伝えたいことは?

A. こつこつ、あせらず。これに尽きます。
あせりが雑なトレードを生み、失敗の原因になります。常に冷静に、一攫千金は狙わないほうが良いです。

Q20. 資産1億円を達成して人生における「幸せ」の定義は変わりましたか?

A. お金に困らない人生、不労所得だけで生活できるレベルまでもう一歩のところまで来ている。そう思うと圧倒的な心のゆとりができました。これは何物にも代えがたい、最高の報酬だと思っています。

この記事を書いた人

大手化学メーカー営業。純資産1億円のサイドFIRE投資家。

20代借金300万から副業と資産運用で人生を逆転。30代で資産1億円を達成し会社に縛られないサイドFIRE生活に。

自身の経験を元にサラリーマンが自由を手に入れるための戦略を語ります。

※SNS無し。ご連絡は「お問い合わせ」からお気軽にどうぞ。

のまどサラリーマンをフォローする
サイドFIRE
スポンサーリンク
のまどサラリーマンをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました