【当事者が語る】働かないおじさんから抜け出すための生存戦略

サイドFIRE

「いつからだろう、仕事に心が燃えなくなったのは…」
「昔はもっと、がむしゃらに働いていたはずなのに…」

もしあなたが今、会社のデスクでそんなことを考え、失われた情熱の行方を探しているなら、この記事はあなたのためのものです。

周囲からは「働かないおじさん」と揶揄され、自分でも「もうダメかもしれない」と自己嫌悪に陥る。その気持ち、痛いほどわかります。

なぜなら、つい最近までの僕が、まったく同じ場所にいたからです。

しかし、今なら断言できます。あなたがそうなったのは、決してあなたが怠け者になったからでも、能力が落ちたからでもありません。

この記事では、僕自身がどうやってその状況を「最強の戦略」に変えたのか、その思考法と具体的な生存戦略のすべてをお話しします。

  1. まず自分を責めるのをやめよう。あなたが「そうなった」本当の理由
    1. それは「諦め」や「怠慢」ではなく「合理的な判断」だった
    2. 日本の会社で消耗するゲームの「終わり」に、人より早く気づいただけ
    3. あなたは悪くない。その無気力は「会社の仕組み」と「いびつな環境」が生み出した
  2. 現状把握から始める。あなたは今、どのステージにいる?
    1. ステージ1:社内ニート型(出社するも、ただ無気力に時間が過ぎるのを待っている)
    2. ステージ2:現状維持・省エネ型(最低限の仕事はこなし、余力は投資や趣味に回している)
    3. ステージ3:脱出準備・模索型(会社への不満が明確で、次のキャリアを考え始めている)
  3. 私が「働かないおじさん」と言われても気にしない3つの理由
    1. 仕事は「利益」がすべて。無駄なプロセスや社内政治を捨てた結果、そう見られているだけ
    2. 資産1億円のサイドFIRE達成。会社に依存しない「無敵の人」になったから
    3. 評価の軸を社外に置いた。会社の評価より「市場価値」と「家族からの信頼」が重要
  4. キャリアの再起動。いきなり走るな、まずは「自分を取り戻す」3つのステップ
    1. ステップ1:情報のインプット先を変える(会社の愚痴ではなく、未来の知識に触れる)
    2. ステップ2:1日30分、会社のことを完全に忘れる「自分だけの時間」を作る
    3. ステップ3:「会社の評価」以外のモノサシを持つ(資産額、副業収入、健康など)
  5. 会社に依存しない未来を作る。40代からでも間に合う具体的な3つの選択肢
    1. 選択肢1:「社内の専門家」として再起する(今の会社で戦い方を変える戦略)
    2. 選択肢2:「副業→独立」で自分の城を築く(月5万円から始めるリスクゼロの挑戦)
    3. 選択肢3:「転職」で環境をリセットする(40代・50代のリアルな市場価値と狙い目)
  6. まとめ:新しい「目的」を創り出す

まず自分を責めるのをやめよう。あなたが「そうなった」本当の理由

今のあなたに必要なのは、反省や後悔ではありません。まず、自分を責めるのをやめることです。そして、なぜ自分がこうなったのか、その本質を客観的に理解することから始めましょう。

それは「諦め」や「怠慢」ではなく「合理的な判断」だった

あなたは、会社で身を粉にして働くことの「コストパフォーマンスの悪さ」に気づいてしまっただけなのです。責任だけが増え、給料はろくに上がらない昇進。人生を賭けても、たかが知れている報酬。その現実に直面したとき、無意識に心がブレーキを踏んだ。それは、あなたの心が正常に機能している証拠です。

日本の会社で消耗するゲームの「終わり」に、人より早く気づいただけ

多くの人が思考停止で乗り続けている「サラリーマンすごろく」という名の満員電車。あなたは、その先に広がる景色が大したものではないことに、誰よりも早く気づいてしまったのです。それは絶望ではありません。優秀だからこそ、このゲームの“バグ”や“限界”に気づけたのです。

あなたは悪くない。その無気力は「会社の仕組み」と「いびつな環境」が生み出した

そもそも、今の日本の会社は、真面目な中堅社員ほど心がすり減るようにできています。過剰なハラスメントへの配慮、矛盾だらけの若手教育、成果に繋がらない社内政治…。個人ではどうしようもない構造的な問題が、あなたのエネルギーを静かに奪っていったのです。

現状把握から始める。あなたは今、どのステージにいる?

自分を責めるのをやめられたら、次にやるべきは「現在地の確認」です。今のあなたは、おそらく以下の3つのステージのどこかにいるはずです。

ステージ1:社内ニート型(出社するも、ただ無気力に時間が過ぎるのを待っている)

朝出社し、メールをチェックし、ネットニュースを眺め、昼休みを待ち、午後は会議でやり過ごし、定時のチャイムを心待ちにする。具体的な目標もなく、ただ日々が過ぎていくのを「消化」している状態です。

ステージ2:現状維持・省エネ型(最低限の仕事はこなし、余力は投資や趣味に回している)

これはつい最近まで僕がいたステージです。クビにならない最低限の仕事はきっちりこなし、周囲との軋轢も避ける。しかし、思考とエネルギーの大部分は、会社の外の活動(僕の場合は資産運用)に注いでいる状態。会社を「給料をくれるスポンサー」と割り切っています。

ステージ3:脱出準備・模索型(会社への不満が明確で、次のキャリアを考え始めている)

このブログを読んでいるあなたは、すでにこのステージに足を踏み入れているのかもしれません。現状への不満をバネに、副業、転職、独立など、具体的な次のアクションをリサーチし始めている状態です。

私が「働かないおじさん」と言われても気にしない3つの理由

僕は今、客観的に見れば「ステージ2」の働き方を続けています。しかし、かつてのような無気力さや罪悪感は一切ありません。なぜなら、明確な戦略と強固なマインドセットを手に入れたからです。

仕事は「利益」がすべて。無駄なプロセスや社内政治を捨てた結果、そう見られているだけ

会社の「頑張っているフリ」文化に付き合うのをやめました。忖度だらけの資料作成、アリバイ作りのためだけの会議、無意味な飲み会。これらが会社の利益にどれだけ貢献するのか? 答えはゼロです。僕は、利益に直結する最低限の仕事にのみコミットし、それ以外のノイズをすべて遮断しています。

資産1億円のサイドFIRE達成。会社に依存しない「無敵の人」になったから

正直に言います。僕がここまで割り切れる最大の理由は、経済的なセーフティネットがあるからです。長年の徹底した資産運用により、資産1億円を達成し、いつでも会社を辞められるサイドFIRE状態を確立しました。この「経済的自立」こそが、何物にも代えがたい精神的な安定をもたらしてくれます。

評価の軸を社外に置いた。会社の評価より「市場価値」と「家族からの信頼」が重要

かつては上司の顔色を伺っていましたが、今は全く気にしません。僕の評価軸は、社内ではなく社外にあります。「自分のスキルは、市場でいくらの価値があるか?」「今の働き方を、家族は尊敬してくれるか?」そして何より「自分自身が納得できるか?」。このモノサシを持てば、社内の評価など、驚くほどちっぽけに見えてきます。

キャリアの再起動。いきなり走るな、まずは「自分を取り戻す」3つのステップ

では、どうすればその境地に至れるのか。焦る必要はありません。今の無気力な状態から、いきなり全力疾走は不可能です。まずは、心のリハビリから始めましょう。

ステップ1:情報のインプット先を変える(会社の愚痴ではなく、未来の知識に触れる)

会社の同僚との飲み会で愚痴を言い合う時間を、本やYouTubeなどでビジネスや投資の最新情報をインプットする時間に変えてみてください。触れる情報が変われば、思考が変わり、未来が変わります。

ステップ2:1日30分、会社のことを完全に忘れる「自分だけの時間」を作る

通勤電車の中、昼休み、寝る前。どんな時間でも構いません。スマホを置いて、純粋に自分のキャリアや人生、資産についてだけ考える時間を作ってください。この時間は、誰にも邪魔されない、あなたの未来のための作戦会議です。

ステップ3:「会社の評価」以外のモノサシを持つ(資産額、副業収入、健康など)

まずは簡単なスプレッドシートで構いません。自分の総資産を書き出し、毎月更新してみましょう。会社での評価が停滞していても、あなたの資産が着実に増えていくのを見れば、「自分は前に進んでいる」という確かな実感を得られます。

会社に依存しない未来を作る。40代からでも間に合う具体的な3つの選択肢

心のリハビリが進み、少しずつエネルギーが戻ってきたら、いよいよ具体的な未来の選択肢を検討します。40代からでも、道は決して一つではありません。

選択肢1:「社内の専門家」として再起する(今の会社で戦い方を変える戦略)

会社を辞めるだけが能ではありません。あえて出世競争から降り、「この領域なら、あの人に聞かなければ分からない」と言われるような、ニッチな専門性を磨き上げる道です。社内政治とは無縁のポジションを確立できれば、ストレスなく働き続けることが可能です。

選択肢2:「副業→独立」で自分の城を築く(月5万円から始めるリスクゼロの挑戦)

僕が選んだ道でもあります。資産運用、投資、ブログ、スポットコンサルなど、今の時代、PC一つで始められる副業は無数にあります。まずは月5万円を稼ぐことを目標にしましょう。その「自分の力で稼いだ5万円」は、会社から貰う給料の何倍もの価値と自信をあなたに与えてくれます。

選択肢3:「転職」で環境をリセットする(40代・50代のリアルな市場価値と狙い目)

「この年齢で転職なんて無理だ」と思っていませんか? それは大きな間違いです。あなたのマネジメント経験や業界知識を求めている企業は必ず存在します。特に、成長中のベンチャー企業や、事業承継に悩む中小企業などは、経験豊富な人材の宝庫です。

まとめ:新しい「目的」を創り出す

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

最後に、一番大切なことをお伝えします。

かつてのような、会社のためにがむしゃらに働くモチベーションは、もう二度と戻ってこないかもしれません。それでいいんです。過去の情熱の幻影を追いかける必要はありません。

探すべきは、過去の「モチベーション」ではなく、未来の「目的」です。

「サイドFIREを達成して、会社に縛られずに生きる」
「家族と過ごす時間を、今よりもっと増やす」
「自分の名前で稼ぐ力を身につけ、社会に貢献する」

何でもいい。

会社の外に、あなた自身の新しい目的を見つけたとき、あなたの人生はもう一度、静かに、しかし力強く動き出します。

この記事が、その最初の一歩を踏み出すきっかけになることを、心から願っています。

この記事を書いた人

大手化学メーカー営業。純資産1億円のサイドFIRE投資家。

20代借金300万から副業と資産運用で人生を逆転。30代で資産1億円を達成し会社に縛られないサイドFIRE生活に。

自身の経験を元にサラリーマンが自由を手に入れるための戦略を語ります。

※SNS無し。ご連絡は「お問い合わせ」からお気軽にどうぞ。

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