怖いものしらずだった学生の頃、たいした大学でもないのに私は就職活動で超大手と言われる素材、化学メーカー5社しかエントリーしていませんでした。
それ以外の業界は全く受けず、今思えばとんでもなくアホな就活生でした。ただ幸いなことに、どの大手メーカーにも東大・京大・一橋・阪大以外の旧帝大下位クラス枠が1枠あって、エントリーした5社中2社で最終面接まで到達し、そのうちの1社に内定をもらいました。
ちなみに、最終面接までいったもう一社は最終面接の日程を完全に忘れていて、すっぽかしました…社会をなめ過ぎです…すみませんww
そこで今回は、大手化学メーカーへの就活内定日記をみんしゅうチックに書いてみました。
この記事の目次
筆者の基本スペック
以前も記事にしましたが私の基本スペックは以下の通り、とてつもなく低いです。唯一の救いは部活をやっていたことぐらいで、根性しかアピールすることのできない典型的な「根性系の就職活動生」。
- 田舎の公立高校出身、東大に一人も行かない進学校(笑)
- 旧帝国大学の下位クラスの経済学部
- 体育会系◯◯部に所属していたが平部員
- 大学のゼミは楽なことしか取りえの無い「歴史経済系」
- 英語はTOEIC 300点
- 麻雀とパチンコとスロットに明け暮れる大学生活を送る
- 大学の単位は「代返」と「カンニング」で乗り切る
- 勤務態度が悪すぎてバイト先をクビになる
- 当時流行りのデイトレード株式投資で失敗する
- さらに大学での成績は留年すれすれ、下から数えた方が早い
私が考えた化学メーカー総合職文系の志望動機
化学メーカーは特に海外展開・グローバル化が進んでいる、もしくは海外展開を見据えている、ということを考えて海外アピールをしてみました。当時、海外で働くことには全く興味がなかったのですが、傾向と対策は必要でしょ、ということで大学生の浅知恵で作った志望動機をまとめると、以下のようになります。
(ちなみに、全て同じ内容で5社の企業に出しました)
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貴社を志望する理由は3つあります。
1、グローバルに活躍したい
私は海外勤務となってグローバルに活躍する人材を目指しています。
海外留学経験のない私にとって、グローバルに活躍する人材になることは、私自身に課したチャレンジです。←実際は海外勤務などしたくない
貴社は海外の売上げが◯◯%以上であり、業界の中でも積極的に海外展開をされているため、自身の成長が実現できると思い、志望しました。
2、若手のうちから大きな仕事にチャレンジしたい
私は大学時代、体育会系◯◯部の一員として、一人だけ素人の状態であったにも関わらず、経験者を主体とする高いレベルの相手にチャレンジする中で成長し最終的にレギュラーのポジションを獲得しました。←実際は素人でもなかったし、レギュラーでもなんでもない。完全に作り話でした。
このような経験から、自身の枠を超えてチャレンジすることが成長につながると確信しております。
そこで、貴社のような少数採用で若手のうちから大きな仕事にチャレンジできる社風の基で働き、自身の成長を実現したく志望しました。
3、裏方的な仕事に徹する自身の性格が活かせる
私は大学時代、体育会系◯◯部に所属しており裏方的な仕事に徹することにより、チームを支えてきました。
具体的には、◯◯というスポーツにおいて◯◯ではなく、◯◯が良い仕事をできるように、地味な◯◯といった仕事に専念し、その結果チームは◯◯という実績をあげることができました。←実際には大した実績を上げていない。そもそもレギュラーでもない。
貴社は化学メーカーの中でもより上流に位置し、産業に欠かせない素材を提供していることから、裏方的な仕事に徹してチームを勝利に導く私の性格を活かせると思い貴社を志望しました。
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改めて読んでみると、こんなしょうもない、ありふれた内容でよく通ったと思います…
でも、ありふれた志望動機を3つ並べてアピールすることで、その会社でしか成り立たないようなロジックを組むことができたのが最大の要因だったと分析しています。
これは面接で一番効果を発揮しました。
面接では皆さん、面白いくらい同じようなストーリーと、たったひとつの志望動機を説明していましたからね。
結局、志望動機がひとつしかないと面接官からツッコミを受けた時に無理やりな回答になってしまうのです。
エントリーシートにおいて私が意識したこと
たったひとつです。
膨大なエントリーシートに目を通さなければならない、忙しい人事採用担当者にも目に付きやすい文章構成を常に意識していました。与えられた書式など全く無視して、箇条書き形式に自分で勝手に変えていました。さらには文字数制限すらも無視していました(笑)
見やすくて内容がおもしろければベストですが、最悪は目に付くような構成であれば良いと思います。エントリーシートは通過することが目的であって、全力を尽くす部分ではないのです。
そこで編み出したのが、志望動機の箇条書き形式+3つのありふれた内容だったのです。詳細はこちらの記事にまとめています。
http://nomad-salaryman.com/reason-for-application
ちなみに自己PRやその他の項目においても、この箇条書きスタイルを適用しました。これはまた機会があれば解説していきますね。
化学メーカーの面接で対策したこと
実際に対策したことは4つだけです。
1、面接での定番質問集をネット上から引っ張り回答を用意
一回の面接で質問されることは多くて5つです。そして(意地悪な会社でなければ)定番質問集の中から出ます。従って、定番質問集をネットで検索し回答を用意しておきます。模範回答はネット上で考え方を学ぶだけで十分。
たった5つの質問のために100個も200個も回答を用意しておくのはバカらしかったので、本当に必要な、面接に良く出る質問30個だけ準備しました。
2、面接での話し方の訓練
私は声が小さい上にかつぜつも悪いので、政治家の演説動画からしゃべり方を学び、一人でよく練習しました。
3、面接マナーの習得
学生はマナーができていなくて当然。同じくネット上でマナーを学んでおくだけで十分です。
4、面接での逆質問は絶対にしない
1次・2次・最終面接すべて逆質問をしません。これは単に他の学生と差別化をするためにやったことです。「たまには逆質問しない就職活動生がいてもいいよねぇ~~。」という軽いノリでしたが結局、すべて上手くいきました。
はじめまして。18卒で化学メーカーを志望している就活生です。
投稿者さまにお聞きしたいことがあるのですが、お話に出てくる大手化学メーカーで適性検査を受けられたと思います。テストはどれくらいがボーダーだと考えられますか?
もしよろしければお返事いただきたいです。