パルプ製紙業界の世界ランキング2016年|日系メーカーはトップ20に何社?

前回に引き続き、製紙・パルプ業界の世界メーカー売上ランキング2016年、まとめです。

就職活動や転職のご参考になりましたら嬉しい限りです。

製紙・パルプ業界の世界メーカーランキング2016年版

2016
順位
社名売上営業利益利益率
1International Paper米国22,3652,36110.6%
2Kimberly-Clark米国18,5911,6138.7%
3王子ホールディングス日本14,3367375.1%
4West Rock米国11,3818807.7%
5UPM - Kymmeneフィンランド11,2531,26811.3%
6Stora Ensoフィンランド11,1441,18710.7%
7日本製紙日本10,0702262.2%
8Smurfit Kappaアイルランド9,0017898.8%
9Mondi Group英国7,5691,06214.0%
10Weyerhaeuser米国7,08291913.0%
11Metsa Groupフィンランド5,56859610.7%
12Sappi南アフリカ5,3904117.6%
13レンゴー日本5,3251573.0%
14Araucoチリ5,308--
15Domtarカナダ5,2642885.5%
16Sonoco米国4,9644138.3%
17CMPCチリ4,84167513.9%
18Nine Dragons Paper Holdings中国4,78551510.8%
19大王製紙日本4,7412435.1%
20Graphic Packaging米国4,160--

①日系メーカー=2016年3月期決算数字、外資系メーカー=2015年12月期決算数字
③世界TOP20社まで
④単位は百万$
⑤為替1USD=0.9009ユーロ、6.283627人民元、100円
⑥テーブルはヘッダーをクリックすると並べ替え可能。世界売上ランキング・営業利益ランキング・営業利益率ランキングが把握できます。

1位;International Paper(インターナショナル・ペーパー)

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100年以上の歴史を誇る、米国の世界No.1製紙会社。従業員約65,000人。印刷用紙からダンボール・コーヒーカップに至るまで幅広く展開。家庭用最終製品よりは、産業用の板紙・梱包材料がメイン。2011年には印大手製紙会社のAPPMの過半数を取得。M&Aにより更なる成長を継続中。

2位;Kimberly-Clark(キンバリー・クラーク)

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こちらも米国に籍を置くグローバル企業。従業員約43,000人。製品はトイレットペーパー・紙おむつ・生理用品・フェイスティッシュ・家庭用クリーニングワイプなどの消費者向け家庭用紙がメインで、日本の製紙メーカーに例えると大王製紙的なポジションで、海外に行くと必ず目にするでしょう。米Fortune500社。

3位;王子ホールディングス

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なんと王子グループが世界No.3。従業員約34,000人。パルプの無い日本にありながらも健闘していると言ってよいでしょう。ただしUSドルの為替次第でドル換算売上げが変わる。円高になるとドル換算売上が増え、ランキングが変動する。

説明不要ですが、海外展開に注力し拡大する戦略をとっている。

4位;West Rock(ウェスト・ロック)

米国に本社を置く製紙大手メーカー。Rock TennとMWVが経営統合をしWest Rock社が誕生。一気に世界No.4の座を手にした。製品はダンボールやその他梱包材料がメイン。レンゴーの海外バージョン。

5位;UPM – Kymmene(ユー・ピー・エム)

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世界No.5でようやく北欧、フィンランドの欧州最大製紙メーカーの登場。1996年にKymmene Corporation、Repola Ltd、United Paper Mills Ltdの3社が統合しUPMが発足。従業員約21,000人。製品は紙ラベル(剥離紙という)が主力。もちろん、汎用的な印刷用紙・ティッシュなども手がける。少々乱暴ですが、リンテックのグローバル企業バージョンです。

6位;Stora Enso(ストラ・エンソ)

フィンランドの大手製紙メーカー。1998年にスウェーデンのStora社とフィンランドのEnso社の合併により誕生。従業員約27,000人。木材製品、梱包材料、ティッシュ、印刷用紙などの汎用製品主体。

7位;日本製紙

僅差で世界7位の日本製紙。ドル対ユーロ・円の為替により変動するのですが、一応は世界大手の一角を占めていますね。売上がUS$ベースで100億$(日本円で約1兆円)を超えるのはここまで。

王子と比べると海外展開が遅く結果的に現在の差に至るが、これからの巻き返しに期待。

除外メーカー

Unilever(ユニリーバ)やP&G(ピー・アンド・ジー)といった日用品メーカーは、紙おむつや生理用品も製造しているため製紙メーカーの括りにも入る。ただし、それではあまりにも分野が広くなり過ぎるので除外。

意外にも健闘している王子HD・日本製紙

製紙・パルプ業界は規模が小さいこともあり、売上100億$(約1兆円)を超える企業は7社だけでした。日系メーカーは世界的に見ると弱小かと思いきや、王子HDが3位、日本製紙が7位と健闘しています。

ただし営業利益率は他海外メーカーと比べると低い。日本が針葉樹の原産国でないことが主要因かと思われますが、もう少し頑張って欲しいですね。