「お心遣い」意味と目上・ビジネスメールにふさわしい使い方、例文

さいごに「お心遣い」を使ったビジネスメールの例文を紹介します。

繰り返しにはなりますが、お礼を伴うビジネスシーン(目上・手紙・メール・上司など)でよく使われる表現となります。

お心遣い を お気遣い としてもいいのですが…

贈り物やお土産は、
相手からの厚意であることを考えると「お心遣い」のほうがよさそうです。

【例文】お土産のお礼メール(社外メール)

件名:お品の御礼

就活株式会社
営業部 ○○様

お世話になっております。

転職株式会社の転職です。
昨日はお忙しい中、ご足労いただきありがとうございました。

また、たいそうなお品までいただき、お心遣い痛み入ります。

別件の打ち合わせのため
ご挨拶もできず大変失礼いたしました。

お土産の和菓子、
社内でおいしくいただきました。
同僚女子社員にも好評で
いつもながらお心遣いに感謝しております。

大変略儀ではございますが、
まずはお礼かたがたメールにてご挨拶申し上げます。

メール署名

【敬語の補足】
・略儀ではございますが の意味は「礼儀を省略して申し訳ありませんが~」
・まずは の意味は「まずはじめに」
・言う の謙譲語「申す」
・たいそうな=結構な で言い換えできる

【例文】お中元のお礼(社外メール)

メール件名:お中元の御礼

就活株式会社
営業部 ○○様

お世話になっております。

転職株式会社の転職です。

この度は、ご丁寧なお中元をいただき、
誠にありがとうございました。

○○様には、いつも何かとお世話になり、
その上このようなお心遣いまでいただきまして、
大変恐縮いたしております。

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

甚だ略儀ではございますが、
まずはメールにてお礼申し上げます。

メール署名

【敬語の補足】
・略儀ではございますが の意味は「礼儀を省略して申し訳ありませんが~」
・まずは の意味は「まずはじめに」
・言う の謙譲語「申す」
・たいそうな=結構な で言い換えできる

【例文】金品の辞退をする(社外メール)

メール件名:お中元の御礼

就活株式会社
営業部 ○○様

お世話になっております。

転職株式会社の転職です。

この度は、たいそうなお品をただき、
誠にありがとうございました。

いつもお心遣いを頂き大変恐縮でございます。

せっかくのご好意を無にするようで心苦しいのですが
弊社ではお取引先様からの贈り物は
お受けできないことになっております。

お心遣いだけありがたく頂戴し、
誠に勝手ながらお品は別便にて返送させていただきました。

無礼なこととは存じますが
ご理解の上、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

甚だ略儀ではございますが、
まずはメールにてお礼ならびにお詫びを申し上げます。

メール署名

【敬語の補足】
・略儀ではございますが の意味は「礼儀を省略して申し訳ありませんが~」
・まずは の意味は「まずはじめに」
・言う の謙譲語「申す」
・たいそうな=結構な で言い換えできる
・甚だ(はなはだ)の意味は「とても、大変」
・ご容赦くださいますよう の意味は「お許しくださいますよう」