JR四国(四国旅客鉄道)の総合職(文系&理系)って年収高い?低い?一般的な年収ランキングからは分からない総合職の給料をまとめてみました。
JR四国の新卒採用は「プロフェッショナル職 = 現業職」「総合職」の2つの採用枠があります。
今回は「総合職」の年収について語ります。
また「プロフェッショナル職 = 現業職」の年収については別途まとめます。
それでは、新卒(学部卒/院卒)〜20歳代・30歳・35歳・40歳・50歳での目安年収と、各役職ごとの目安年収、福利厚生込み年収をまとめていきます。
転職・就活のご参考にどうぞ。
JR四国(四国旅客鉄道)の平均年収
まずは会社全体の年収を見ていきます(数字は2014年のデータより)。
JR四国(四国旅客鉄道)は分割民営化されているとはいえ、非上場企業(国の機関が株主)です。つまり年収・平均年齢・平均勤続年数データは公開されていません。
ということで、有価証券報告書ではなく別のソース(国土交通省)からデータを引っ張っています。
- 平均年収:544万円
- 平均年齢:NA
- 平均勤続年数:NA
- 参考|
2013年の平均年収|552万円
この平均年収は全従業員のものなので、現業職の数字も含みます。総合職には当てはまりません。そこで大卒・総合職の目安年収を見ていきましょう。
JR四国(四国旅客鉄道)の総合職の目安年収
①年齢ごとの年収目安(残業代・手当て別途)
※残業代、その他の手当て、福利厚生は含みません(後ろにまとめあり)。
- 新卒(学卒/院卒)~29歳|~年収450万円
▼手当ての過多、残業代の過多で年収が決まる。 - 30歳/主任|年収485万円~
▼30歳頃に全員が主任クラスへ昇格し、このくらいの年収となる。 - 35歳/係長|年収630万円~
▼35歳頃にほぼ全員が昇格する。昇格すると年収630万円くらいになり、その後も一定額の昇給がある。 - 40歳/助役|年収770万円~
▼部下なし管理職のこと。最速40歳〜で総合職であれば、遅かれ早かれ誰でも到達する。 - 40-45歳/課長|年収870万円~
▼最速40歳〜で、出世は同期入社の1/3人くらいのイメージ。 - 50歳/部長|N/A
▼神レベル
②プロフェッショナル職=現業職の年収目安
プロフェッショナル職と総合職は出世のスピードがまったく違います。
プロフェッショナル職の場合、以下のようなイメージ。40歳・係長まで到達することすら難しいでしょう。
※残業代・手当別途
- 30歳 (役なし)年収420万円
- 35歳 (主任)年収510万円
- 40歳 (主任)年収550万円
- 45歳 (主任)年収580万円 (係長)年収650万円
詳細は別の記事にまとめます。
③注意点
【注意①】年収はボーナスの額により変わる(ここではボーナス4.4ヶ月/年の想定)。鉄道業界は景気動向に左右されにくく、上下の幅は小さい。賞与4.0-5.0ヶ月/年の間でほぼ安定。JR四国は鉄道事業の赤字が慢性的であるため、賞与は低位安定。大きく上がることは想定できない。
【注意②】昇給は毎年、基本給+5,000円前後。役職の上がるタイミングでそれなりに上がる。しかし3年間おなじ等級にとどまると、4年目以降は昇給幅が段々と小さくなり、いずれほとんど昇給しなくなる。基本給+5000円、+4000円、+3200円、+2400円…みたいなイメージ。つまり、サボってヌクヌクやっていると給料もそれなりにしかならない。
【注意③】係長クラスまでは出世に差がつかない。差がつくのはそれ以降。
【注意④】残業代はちゃんと支給されサービス残業は(部署によるが)少ない。
【注意⑤】管理職になると残業代はゼロ。手当ても打ち切り。ただし首都圏手当てだけは、役職に関係なく支給される。
【注意⑥】年功序列。
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まとめると、JR四国の年収は地方公務員なみです。物価の低い四国圏で勤務することを考えると、生活するには困りませんがもう少し欲しいですね…。
JR四国(四国旅客鉄道)の福利厚生
- 独身寮|あり。
- 社宅|あり。
- 地域手当て|調査中
- 世帯手当|あり
- 住宅補助|調査中
- 残業代|
・係長クラスまでは残業代がでる。
・管理職以降は残業代ゼロ。 - J四国管轄内であれば乗り放題(普通のみ)。
- その他の福利厚生|通勤手当、出張手当、外勤手当など
- その他の注意事項|
まとめるとJR四国の福利厚生は、充実していると思われます。管轄内のJR乗り放題(普通列車)や、世帯手当てによって、足りない分を補っている感じ。一般的な大手メーカーのような福利厚生のイメージです。
JR四国の福利厚生こみ年収(残業月30時間とした)
上述したようにJR四国(四国旅客鉄道)の給与には、残業および各種手当がつきます。手当込みの年収にしておいたほうが他企業と比較し易いかと思われますので、目安としてまとめておきます。
※30歳で結婚(子なし)・住宅手当て3万円/月と仮定・残業月30時間としています。
(JR東日本と同じ福利厚生であると想定した)
大企業の平均的な残業時間・月30時間にて計算しております。実際には残業代の多い、少ない、勤務地(首都圏は物価が高いため手当て厚い)、世帯の構成(扶養家族持ちは手当てが厚い)で上下しますので、ご留意ください。
- 新卒(学卒/院卒)~29歳|~年収550万円
- 30歳/主任|年収610万円~
- 35歳/係長|年収750万円~
- 40歳/助役|年収770万円~
- 40-45歳/課長|年収870万円~
- 50歳/部長|N/A
※係長クラスで世帯手当て打ち切り想定
※40歳で住宅手当て打ち切り想定
※助役より上は残業代ゼロ
まとめ
まとめると若いうちの高年収は期待できず管理職になるころにようやく、まともな年収となります。また、どの大企業でもそうですが、ぺいぺい管理職よりも係長クラスで残業代を稼ぐほうが年収高くなります(苦笑)。
鉄道業界の中でどのくらい?
JR四国(四国旅客鉄道)の年収は鉄道・インフラ業界の中では「中の下」です。JR東日本・JR東海・JR西日本よりもだいぶ劣り、JR九州にも劣り、JR北海道といい勝負。
赤字会社なのでまぁ、年収低くても当然といえば当然ですが…。
現時点では、どちらかというと地方公務員の年収によく似ています。
ある程度まとまったら年収ランキングを作りますね(準備中)。
JR四国(四国旅客鉄道)に転職・就職するあなたへ
鉄道業界の今後の動向
まず鉄道業界の流れと、今後の動向をざっくりと解説します(日本国内限定)。
- 旧国鉄、私鉄時代
↓ - 国鉄=殿様商売、私鉄=まとも
↓ - JR各社が民営化、鉄道事業だけでは限界に…
↓ - 現業を維持しながら駅ナカ開発、不動産開発に力を入れる(今ココ!!)
↓ - 人口減少しても現状維持はできる
今後の課題は人口が減っていく中で、どうビジネスを拡大していくか、という点につきます。まぁ誰にでも思いつくアイディアとしては「不採算路線の統廃合、不動産開発」になります。
人口の集中する地域にどれだけ多くのドル箱路線・ドル箱不動産を持っているかで、各社の将来性が決まるでしょう。
JR四国(四国旅客鉄道)の将来性
JR四国(四国旅客鉄道)は潰れることはないものの、ドル箱路線を要しているJR東日本(山手線、新幹線)、JR東海(東海道新幹線)、JR西日本(大阪駅・京都駅)に比べると大きく見劣りします。給料も大きく見劣りしますww
大赤字の原因は、いうまでもなく田舎のローカル線にあるのですが、廃線も含めてこれから考えていくでしょう。
いろいろとネガティブになりましたが結論としては、大赤字を抱えながらも潰れることは想定できません。でも今後、何が起こるかわからないため極力なら就職・転職先に選ばない方がよい。
JR四国(四国旅客鉄道)は激務?激務じゃない?
職種によって激務度は違いますので、一般論として述べておきます。
JR四国(四国旅客鉄道)は
「現業職 = 一般職〜地域総合職|鉄道フィールド職」
「本社・支社 = 総合職」みたいな人材の使い方になります。
現業職の中でもいろいろとありますが、運転手であれば24時間体制、勤務はシフト制。まったく激務じゃないものの、プライベートの調整は難しい(自分の希望通りにできない)。
本社・支社の総合職は、他企業と同じく部署と上司によります。忙しい人は会社に張り付いて残業しているし、そうでない人は定時退社。
技術系(機械系・電気系)ですが現場担当になった場合、イレギュラーな仕事が増えます。たとえば信号機が故障したとか、電線に何か引っかかって故障したとか…。現場でのトラブルで実際に動くのは工事業者であっても、指示をだすのは大卒の仕事。これは電気系・機械系職種の宿命だと思ってください。どんな企業でも共通です。
またJRは古くからある業界であるため組合の力が強く、イベント(休祝日・平日の勤務時間外)に強制参加させられる恐れがあります(苦笑)。これは何か適当な理由をつけて断ればいいのですが他人に迷惑かかるため、半ば強制的。多少のことは我慢しましょう。
ダラダラと書きましたが、結論としては「激務じゃない」です。
仮に激務だったとしても、22時からグローバル会議が始まったりする(私のこと)訳じゃないので、たかだか知れています。ご安心ください。
大卒は総合職でなければ行く価値なし
総合職は自分のスペック的に無理そうだから、プロ職にエントリーしようかなぁ…。
と、迷っている就活生へ。
プロ職は本命ではなく、滑り止めに受けるだけにしておきなさい。
なぜなら、総合職に比べると年収(=出世スピード)で劣るから。仕事内容も年収も、高卒と総合職の間みたいでイマイチ、高学歴には適さない。ただし低学歴であれば、この上なく素晴らしい就職先。
JR四国(四国旅客鉄道)のプロ職として勤めるくらいなら、食品業界、化学業界、非鉄金属業界、自動車業界、その他メーカーでそれなりの企業を志望するのがオススメです。
《筆者の個人的な見解です》
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JR四国(四国旅客鉄道)の社員クチコミ・評判
JR四国(四国旅客鉄道)の「①激務度・ブラック度」「②年収事例」「③キャリアパス(出世の難易度)」「④その他」「⑤福利厚生」に関して情報をお持ちの方へ。「コメント欄」にてご教示いただければ幸いです。
転職者・就活生の役に立つようなコメントでしたら何でも構いません。事実に基づく批判もウェルカムです。
またデータには万全を期しておりますが、2017年公開時点での情報ですのでご了承ください。
それでは読者様からのご協力お待ちしておりますm(_ _)m
内部の人間ですが、あまりにもデタラメな内容ですので、敢えて書いておきます。
係長だのと言う職名自体ありませんし、助役は管理職でもありません。
給料も、あなたが描いている額よりもずっと低いですよ。