現役営業マンが作成する2020年新卒用の就職偏差値ランキング。電機メーカー・電子部品メーカー総合職用。2018年卒用から2年ぶりのアップデートです。
注1) 理系・文系共通
注2) 対象業種:電機・電子部品・精密機器。なお「*インテル」のように社名の前に「*」の付いている企業は外資ふくむ非上場であることを示している。
注3) 2ch就職掲示板とは一切関係ありません。完全に独自で作ってます。
注4) 更新履歴 2019/6; 初版公開
就職偏差値2020卒:電機・電子部品メーカー
【70以上】該当なし
↑↑ プレミアムゴッド級 ↑↑
【69】キーエンス
【68】-
【67】任天堂
【66】-
【65】村田製作所
↑↑ スーパーゴッド級 ↑↑
【64】島津製作所 (液クロ)
【63】ソニー、東京エレクトロン、TDK、レーザーテック (レーザー顕微鏡)
【62】象印マホービン、オムロン、日立製作所
【61】ファナック、横河電機、浜松ホトニクス、安川電機 (産業用ロボ)
【60】ヤマハ、ブラザー工業、オリンパス、ダイキン工業 (エアコン)
【外資系】*インテル、*日本ナショナルインスツルメンツ、*キーサート・テクノロジー、*アジレントテクノロジー、*ASMLジャパン、*ラムリサーチ、*アナログデバイセズ、*マイクロメモリジャパン、*アプライド・マテリアルズ ジャパン、*モトローラソリューションズ、*クアルコムジャパン
↑↑ ゴッド級 ↑↑
【59】コニカノミルタ、カシオ、小糸製作所 (下位自動車より待遇良)
【58】パナソニック、GSユアサ、キャノン、ニコン、リコー、アズビル、富士電機 (発電プラント等)
【57】富士通、NEC、日本光電工業、シンフォニアテクノロジー、日置電機 (高収益)、セイコーエプソン、*日本サムソン(韓Samsung子会社)
【56】三菱電機、京セラ、シスメックス (医療機器)、SCREENホールディングス (半導体装置)、アドバンテスト(半導体テスト装置)、*デンソーテン (デンソー系・カーナビ) 、日新電機 (住友電工の子会社)、エスペック (環境試験機・世界シェアNo.1)、*三洋電機 (パナソニック子会社)、*🇺🇸ハネウェルジャパン (計測機器など大手)、*🇨🇭ABB (産業ロボ・重電など大手)
【55】マクニカ、テルモ、新電元工業、ローム、沖電気工業、アルプス電気、ウシオ電機、富士通フロンテック (富士通の子会社・ATM等)、東芝テック (東芝の子会社・POSシステムNo.1)、ミネベアミツミ (ベアリング大手)、*アピステ (冷却装置・成果給) 、*コダックジャパン(外資) 、*Appleジャパン(会社としては素晴らしいが…)、*🇫🇷シュナイダーエレクトリック (重電大手)
↑↑ 15枚役級 ↑↑
【54】ルネサスエレクトロニクス、シャープ、東芝、SEIKO、カシオ、フォスター電機 (音響)、太陽誘電、*パナソニックシステムネットワークス、*ソニーエナジー・デバイス
(外資だが待遇イマイチ)*ダイソン、*ボーズ、*日本HP
【53】ダイヘン、日本電産、日機装、日本信号、リオン、IMV (振動計測器)、アンリツ (5G関連)、明電舎 (電力設備)、日本航空電子工業 (NEC系・財務優良だが待遇イマイチ)、*パナソニックコンシューマーマーケティング他・主要子会社
【52】ワコム (ペンタブレット等・ほぼファブレス)、ブイ・テクノロジー (FPD用装置など)、堀場製作所 (財務健全だが待遇イマイチ)、イビデン、メイコー、松風、*HUAWEI、*🇸🇪アルファラバル (熱交換器などで世界No.1)
【51】ノーリツ鋼機 (今は多角化し通販なども)、JVCケンウッド、新光電気工業、サンケン電気、ジーエルサイエンス、芝浦電子 (ニッチ高収益)
【50】シチズン時計、セイコー、フクダ電子(医療機器)、ヒロセ電機(コネクタ・ファズレス経営)、コンテック、トプコン、パイオニア、日本電子、ホシデン、日本ケミコン、ニプロ、日東工業、メガチップス、オプテックス、エー・アンド・デイ、トレックス・セミコンダクター、ヨコオ、エスケーエレクトロニクス、京三製作所、タムロン (光学レンズ)、イリソ電子工業 (ニッチ高収益)、古野電気 (中小スケールだが待遇は平均的)、キヤノン電子、KOA、EIZO、サクサ、*シキノハイテック
↑↑ リプレイ級 ↑↑
【45~49】ユニデン(完全な成果主義)、HOYA(成果主義)、東京精密 (ブラック臭あり)、アクセル(パチンコ・パチスロなどの半導体メーカー)、OBARAグループ、メディア・リンクス、インターアクション、ジャパンディスプレイ (いつ無くなってもおかしくない)、船井電機 (いつ潰れてもおかしくない)、芝浦メカトロニクス、クラリオン、能美防災 (セコム子会社)、東光高岳 (東電G)、UMCエレクトロニクス、市光工業、ニチコン、ユーシン、MCJ、ミツバ、エレコム、ホーチキ (ALSOK関連会社)、ズーム、エイアンドティー、図研、大井電気、スリー・ディー・マトリックス、ニレコ、ジェコー、アバールデータ、新コスモス電機、NF回路設計ブロック、タムラ製作所、大崎電気工業、ニューテック、ザインエレクトロニクス、IDEC、日本アビオニクス、ヘリオステクノ、コーセル、田淵電機、ローランド ディー・ジー、理研計器、山一電機、共和電業、オンキヨー、オーデリック、リーダー電子、クボテック、岩崎通信機、国際計測器、千代田インテグレ、TOA、小野測器、ヴィスコ・テクノロジーズ、アイホン、テラプローブ、SMK、富士通コンポーネント、原田工業、CYBERDYNE、メルコ、本多通信工業、日本タングステン、オリジン電気、双葉電子工業、大同信号、東亜ディーケーケー、朝日インテック、山洋電気、愛知電機、エンプラス、デンヨー、戸上電機製作所、古河電池(古川電工G)、メニコン、ナカニシ、長野計器、平山、テクノホライゾン、フェローテック、メルコ、アライドテレシス
↑↑ 外れ役級 ↑↑
【40】セルシード、岩崎電気、東京計器、アライドテレシス、正興電機製作所、電気興業、星和電機、インスペック、サン電子、テクノメディカ、東洋電機製造、NKKスイッチズ、精工技研、ミマキエンジニアリング、日本アンテナ、ホロン、名古屋電機工業、リズム時計工業、日本トリム、三井ハイテック、メディキット、ティアック、西芝電機、三相電機、ダブル・スコープ、菊水電子工業、C&Gシステムズ、ぷらっとホーム、ネクスグループ、中央製作所、北川工業、AKIBA、宮越、助川電気工業、オーバル、クリエートメディック、ウインテスト、澤藤電機、SEMITEC、帝国通信工業、大研医器、シンシア、サンテック、遠藤照明、池上通信機、指月電機製作所、ユビテック、鈴木、チノー、アイ・オー・データ機器、双信電機、東洋電機、岡谷電機産業、日本電波工業、愛知時計電機、ケル、大泉製作所、アイコム、マニー、ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング、不二電機工業、KI、協立電機、オプトエレクトロニクス、エルナー、パルステック工業、かわでん、東京コスモス電機、MUTOH、大真空、プレシジョン・システム・サイエンス、多摩川、日本シイエムケイ、日本精密、ピクセラ、ASTI、日本マイクロニクス、ヤーマン、明星電気、寺崎電気産業、シグマ光機、ツインバード工業、東京衡機、第一精工、Abalance、シード、FDK、アルチザネットワークス、三社電機製作所、エノモト、森尾電機、シライ電子工業、岡本硝子、キョウデン、トランザス、京写、サンコー、太洋工業、ジェイ・エム・エス、アドテックプラズマテクノロジー、北陸電気工業、アオイ電子、川澄化学工業、松尾電機、TBグループ、ナカヨ、日本電子材料、OSGコーポレーション、ミナト、ジオマテック、リバーエレテック、日本抵抗器製作所、大日光・エンジニアリング、日本セラミック、テクノ・セブン、トミタ電機
↑↑ アルバイト級 ↑↑
ランキングの理由
選定の根拠についてザックリと解説しておく。
全体の総括として、最近まで絶好調だった半導体関連 (長期的には必ず成長を続ける)、今後も成長を続けていくだろう電子部品関連、特定の分野でグローバルに存在感を発揮するニッチ企業を上位に持ってきた。
偏差値65以上
キーエンスは激務・高給企業。センサのファブレスメーカーであり、メーカー史上初の平均年収2000万円超え(2088万円・平均年齢35.9歳)。好調な業績を反映してボーナスがとんでもない額になっており、新卒2~3年目で1000万円を超える人がほとんどかと(今の業績を維持した場合)。
また。
財務健全性も日本一素晴らしい企業。明日から利益ゼロになっても今後20年は従業員全員に2000万円の給料を支払い続けられる(現金および短期長期保有株の期末価値が1兆4千億円に対し、年間の総人件費が700億円ほど)。
そんなことは決して起こらないだろうけど、とにかく経営が盤石すぎる。
なお注意点として。
営業は基本的にテレアポスタイルなので途中で飽きてしまう。あるいは業績に対するプレッシャーも相当に強いため、長く勤められる会社ではない。が、それでもこのランクにしたのはメーカー業界で一目置かれるべき存在であるため。キーエンスで3年経験しておけば転職先にもまったく困らないだろう。
村田製作所(MLCCなどスマホや家電に使う電子部品メーカー)、任天堂(言わずと知れたゲームメーカー)はどちらも京都に本社をおく優良企業。給料はどちらもそんなにズバ抜けて高い訳じゃなく、大手メーカー並みの水準。
村田製作所は末端ユーザーがアップル社など(ブラック取引先)であるため部署によっては決して楽じゃない可能性もあるが、どちらも総じて働き方に優れておりコスパ良い。また好不調の波が激しい電機・電子部品業界ではあるが、その中でも財務基盤が安定している点も高く評価した。
偏差値60~64
会社の規模、経営の安定性、就職難易度、年収などの観点から高い評価を得ている会社たち (筆者の独断と偏見)。
総合電機6社(ソニー、パナ、シャープ、富士通、NEC、東芝)からソニー、重電大手3社 (日立、三菱電機、東芝)から日立、電子部品大手のTDK、半導体装置大手の東京エレクトロン、分析装置大手の島津製作所などを入れた。
また。
外資電機・電子部品メーカーの中でも待遇に優れるいくつかの企業をこのランクに入れた。
20年前までなら総合電機6社と重電大手3社をすべて入れていただろうが、グローバル競争で勝ち残れる可能性が極めて低く、さらに事業リストラでしか利益を出せない企業ばかりになってしまった。
もはや日本を代表する企業とは言い難く、バブル期に大量採用した使えないおっさん達をまだ整理できていないため、このようなランクにした。
それよりは電子部品や装置メーカーのようにグローバルで戦える製品を有している企業のほうが圧倒的に存在価値は高い。
なお。
ソニーや日立などの総合電機メーカーは構造改革中であり、成功すればもう少し上にしようかと思うが現時点では結果がイマイチ見えないため、評価としてこうなる。
総合電機メーカーにおける事業リストラの方向性としては、事業をどんどん切り離して子会社化し、本体には新規開発や経営管理、その他間接部門などの必要最低限の機能しか残さないこと(小さな本社)。
そもそも事業スケールの大きすぎるメーカーはこうしないと本社が肥大化して経営が遅くなりすぎる。さらに本体にすべての事業を集めると給料の高い社員ばかりになってしまう。
そこで事業は基本的にすべて子会社化し、子会社化された事業は独立採算で経営され、給料ベースの見直し(要は実質的な給与削減)、人員削減、出向者の転籍(実質的な給与削減)の方向性で人件費を減らしていくことが容易に想像できる。逆に優良な子会社は待遇もよくなることが想定される。
そして独立採算で儲からない事業はどんどん売却されていくだろう。景気のよかったバブル期に採用した世代が未だに大量に残っているため何とかして老害を駆逐し、高コスト体質を何とかしなければどうにもならない。
これらの事業リストラは方向性としては正しい。若手の皆様には20年後「仕事をしない平成世代の老害が大量に残ってて~以下同文~」と言われないように頑張ってほしい。
【ピックアップ企業】
- ソニー
利益の大半はゲームと音楽、イメージセンサ、金融からくる。先に述べた小さな本社を目標に近年どんどん分社化し、ソニー本体にはほとんど何も残っていない。リーマンショック前の2008年3月期には単体売上4.5兆円の売上あるも、2019年3月期予想では単体売上3,700億円のみ。10分の1以下となっている。子会社も含めた連結売上にすると約8兆5000億円ほど。なおここ10年内に分社化されて子会社となったソニー・インタラクティブエンターテイメント/セミコンダクタソリュージョンズ/ビジュアルプロダクツ/セミコンダクタ/モバイルコミュニケーションズなどは、今のところソニー本体と同等ランク。ほぼ本体からの出向者のみで構成されているためである。が、今後もしプロパー採用に切り替えた場合には5ランクあるいはもっと下がるかもしれない(子会社のプロパー採用はどの大企業も本体の7~8割程度の年収になるのが通常である)。 - ファナック
メーカーでありながら年収の高い企業として昔から有名。アームロボットと、それを動かすシステムをセットで販売している会社。財務健全性は抜群。だが就職先として残念な点は激務なこと(20代でも残業代によって年収1000万円になるケースあり)、山梨のド田舎に本社があることの2点。それらを加味すると上位不動産ディベロッパーのほうが圧倒的にコスパ良いが、いちおうネタとしてこのランクにしておいた。 - 浜松ホトニクスや象印マホービン、レーザーテック、安川電機などの中~小規模メーカーも含む。これらの企業は財務体質が健全で経営が安定していること、仕事もそんなにハードじゃなく大手並みの年収水準にあることを評価した結果としてランクインした。
なお電機メーカーはリーマンショック後に潰れてもおかしくない状況になったことから、住宅手当など福利厚生部分をどんどん削り、さらに昇進も厳しくなり実質的な年収ダウンを実行した企業がほとんどである。その点は十分に注意しておかなければならない。それもあってどの企業もかなり辛口の採点となっている。
【年収・待遇】
年収は企業によってさまざま。
日系企業なら30歳500-700万円 (残業の過多による)、35歳700-900万円、30代後半~40代前半1000万円が見込まれる。
福利厚生の薄いソニーなどはこれに+100~150万円追加されるイメージとなるが、手当部分を考えると実際にはどこもそう変わらない。そして化学メーカーのようにほぼ横並びで管理職になれるという甘い環境ではない点にもご留意を。
外資はホントに人それぞれ。上は20代で年収1000万円を超え、普通ランクの評価しかもらえなくても同等の日系より2割ほど年収高くなるだろう。しかし外資はビジネスの風向きが悪くなるとすぐにリストラを実行するため、これ以上の偏差値は与えられない。したがって長居することはおススメしない。
外資で数年経験しておけば転職に有利に働くのでMax 5年である程度の見切りをつけること。
ファナックは激務高給、外資は自分次第、あとは仕事それなり給料それなりで、良くも悪くも給料に見合った仕事量となるだろう。
偏差値55~59
何かしらのネックがありこのランクに留めた大手企業および、規模では劣るが待遇面で優れているためこのランクに入れたメーカーたち。
- カメラ大手 (キャノン・ニコン)はスマホにシェアを奪われ需要がジワジワと減って苦しい、今後も明るい未来はそんなに描けないことからだいぶ下げた。
- プリンタ大手 (キャノン・リコー・コニカ・セイコーエプソン・ブラザー他)はペーパーレス化の影響をジワジワと受けておりビジネスの永続性があるとはとても思えない。
- GSユアサは、いつまでも蓄電池一本で稼ぎ続けられるのか疑問。
- 富士通やNECはSE採用が多くそれなりの給料になるが激務(30歳700万円、35歳800万円、40歳900万円が目安で残業が多ければもっとある)。三菱電機はBtoBメインであるため安定感は抜群だが、仕事量と年収のバランスを考えたときには上位陣におとる。
- 三菱電機 (重電大手)、京セラ (電子部品大手)はどちらも財務健全で会社としては優良。だが就職先としてみたときには色々ビミョーな点が多くこのランクにとどめた。とくに三菱電機は大量採用・使い捨て疑惑が高い (あくまで就職した友人の話なので全体としてはわからないが…)。
また一般的に長く勤めるにはそれなりに優れる電機・電子部品業界ではあるが、上司によってブラックな労働環境となる。長時間労働がつづくようなら即刻転職したほうが良い。労働時間が短く年収もそれなりに高い(労働時間を考えると)ことがメーカー全体の魅力であるため、そのような環境じゃなければ即刻転職するべき。
その他。
聞きなれないメーカーも多いとは思うが、その他企業はBtoB(法人むけ)メインであるため表に出ないだけで、待遇などの面では同等ランクとなる。
偏差値50~54
ありとあらゆる観点からみて、きわめて平均的なメーカーたち。
大過なくサラリーマン人生を送りたいならそんなにヒドイという訳ではない。あくまで相対評価としてこうなった。30歳400-500万円、35歳500-600万円、40歳700万円が見込まれる(もちろん企業と出世速度による、残業の量にもよる)。
でも我慢して定年までしがみつくような企業ではない。
このランクにした大手企業は何かしらのネックあり。
- 電機大手のなかでも経営に不安が残るシャープ、東芝。
- 半導体大手だが産業革新機構の支援を受けて再建中のルネサスエレクトロニクスなども入れている。確かに給料は他と比べて高いかもしれないが、儲かっていなければいつリストラされるか分からない。
- 時計メーカー(セイコー・シチズン・カシオ等)は、スマートウォッチなどにシェアを奪われてジワジワと規模縮小していく姿しか想像できないため、ランクをだいぶ下げた。現状では年収は平均程度だが仕事マッタリであるため、それなりに満足できるかもしれない。が、20年後どうなっているか分からない。カシオだけ少し上位にしたのは待遇面で優れているため。
- パイオニア:年収はそれなりに高いがカーエレクトロニクス(具体的にはカーナビ)分野に経営資源を集中させた結果、売上は年々減少、純資産は年々減少、赤字決算が目立つなどまるで良いところがない。いつ潰れてもおかしくないためこのランクに置いた。当分野における競合が激しすぎて消耗戦に陥っていることが要因。そもそも誰でも作れるため独立系ではほとんど成り立たない。自動車メーカーの資本が入っていなければ今後も苦しい。JVCケンウッドなどの独立系カーナビメーカーも同じ。
偏差値40~49
比較的どうでも良いと思われる企業たちを入れた。
【ピックアップ企業】
- HOYA
眼鏡レンズ国内No.1のほか、アイシティなどコンタクト小売事業、内視鏡 (医療機器)なども手掛けている。高収益ニッチ企業であり企業としては素晴らしい。が、就職先として見たときにはイマイチな点が多いためこのランクとした。メーカーは総じてマッタリそれなりの給料であることが多いが、成果主義かつ給料もそれほど高くないためあまりオススメしない。
2018卒用から上げた企業、下げた企業
前回のは2018卒用であり2019卒用は作成し忘れていました…今回2年ぶりにアップデートしましたが大きくランキングを変えた企業もあります。
そこで、とくに上位ランキングに位置する電機・電子部品メーカーにおいてランキングを上げた企業・下げた企業について理由を解説しておきます。筆者の独断と偏見なのであくまでも参考程度にお考えを。
- キーエンス【70→69】
他企業との比較で若干下げた。確かに給料は高いが毎日同じことの繰り返しで働くモチベーションを早くから失いやすい点が問題。明らかに総合商社のほうが優れている。 - 任天堂【NA→67】
プログラマ・デザイナを除く総合職としての評価はこうなる。ただしあまりに保守的すぎるので、ラクしてそこそこの給料をもらいたいヒトにだけオススメする。 - ファナック【65→61】
過大評価しすぎていたため修正した。ここ数年で経営者が交代したりと、変革の最中にある。FA (工場の工程における自動化)の需要は確実にあり、今後とも伸びていくかもしれないが… - キャノン【65→58】
過大評価のため是正。確かに企業としては優良だが就職先としては?におもう点が多々ある。手当がほとんど無いことを考えると決して好待遇の企業とは言えない。さらにカメラ・プリンターは長期的にみてジワジワと需要が減ることは目に見えている。数年前がピークだったかもしれない。 - 村田製作所【65据え置き】
今後も成長を続ける、疑いようが無い。強いて言うならもう少し年収高ければなぁという感じ。 - 三菱電機【64→56】
先に説明のとおり企業としては優良だが、就職先にはオススメしない。大量採用・使い捨て疑惑あるため。前回はこの点を認識しておらず今回ランキングを大幅に下げた。 - 日立【63→62】
- リコー【61→58】複写機プリンターの将来性が無いことから事業縮小を余儀なくされる。年収や待遇は決して悪く無い。
- コニカ【62→59】リコーのコメントと重複するため省略。
- 富士電機【62→58】そんなに悪くないが、過大評価だったため下げた。就職先として三菱電機よりは良いと思われる。
- パナソニック【61→58】経営が迷走気味であることを考慮してランキングを大幅に下げた。ひょっとしたら将来的に何かの事業で大爆発するかもしれないが…あくまで現時点での評価。
- 前回60から変更;
NEC【57】ある程度の学歴さえあれば誰でも入れることから評価を下げた、ソニー【63】最近の事業構造改革による成果を多少なりとも評価した、京セラ【56】企業としては素晴らしいが従業員にはケチ臭い、TDK【63】リーマンショック後の事業リストラによる成果を評価。待遇もメーカーの中では上位、セイコーエプソン【57】リコーと重複するが長期的な成長ビジョンが見えない、オムロン【62】マッタリそれなりの給料である点を評価。 - 横河電機【59→61】、安川電機【59→61】どちらもBtoB (法人相手のビジネス)主体の電機メーカーで安定している、仕事量の割に給料も悪くない、といった点を評価した。
- 東京エレクトロン【58→63】大手半導体装置メーカー。半導体の需要増により近年絶好調、ボーナスがとんでもないことになっており、これらを考え評価を見直した。景気のサイクルに応じて上下激しいが長期的に見ると成長し続けるだろう。
こんばんは、いつも読ませていただいております。私は電子部品業界への就職を考えておりますが、少し質問があります。京セラとオムロンを四季報で比較してみると、月残業時間や総合職平均年収はほぼ同じでした。この2社に偏差値が6の差があるのは、どのような理由でしょうか?よろしくお願いします。